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鉄拳8 三島向けレバーセットアップ 三和電子 動作位置可変スイッチ採用レバー編 JLX-TPML-8YT-SK #鉄拳 #TEKKEN8

はじめに

鉄拳8向けに三和電子 動作位置可変スイッチ採用レバー (JLX-TPML-8YT-SK)のセットアップについて試行錯誤した結果をメモとして残しおきます。自作アケコンやすでに持ってるアケコンのレバーを別のものにしたい方、鉄拳8・三島向けのセットアップや山ステを安定させたい方のご参考にどうぞ。

原型を留めていないファイティングエッジ刃

※ゴールデンレバーを触っていたり、鉄拳の山ステ・風神ステップなど鉄拳の事が分かる人じゃないと難しい書き方になっていると思います。

目的

ステステや山ステを高速に行いたい。そのためにレバーのストロークを短くしつつ、反発力も適度にあり、手にフィットした設定を探りたい。

結論

  • 三和電子 動作位置可変スイッチ採用レバー (設定:UP ⑤ / DOWN ④ / LEFT ① / RIGHT ①)

  • P.Sパイプ(アクチュエーター)3Dプリント品 

  • JLFレバーカスタマイズ用スプリング赤

  • ガイドチップ青

  • ASI バットトップG ミドル

それぞれについて書いていきます。

三和電子 動作位置可変スイッチ採用レバー

JLX-TPML-8YT-SK

なぜ動作位置可変スイッチが良いのかから説明します。後述のP.Sパイプ(アクチュエーター)で限界近くストロークを短くした場合に問題が起こりました。

  • ステステやバックダッシュ〜前ダッシュ最風時のジャンプの誤入力

  • ステステ(6N236N…)した際にNが入りにくい

  • 山ステ(4N414N414N…)した際の414Nの二つ目の4が入力されない

一つ目は特に山ステから前ダッシュ最風を打とうとした場合にジャンプしてしまったり、他はステップが失敗してしまって止まってしまう・屈伸してしまうなどがあります。

そこで4つあるスイッチのうち、LEFT / RIGHTはそのままにUP / DOWNのスイッチアクチュエーションポイントを遠くにする事でジャンプの暴発や山ステの4から指を離した際に物理的に自動で1が入力されるようにします。(この辺の議論も厳密にするには図を書かなければならないのですが、またの機会に)とにかく左右と比較して上下方向はレバーを大きく傾けないと入力されないようにする事で改善させるイメージです。

これを出来るのは三和電子の動作位置可変スイッチレバーかゴールデンレバーになります。そう以前ゴールデンレバーの記事を書いたことがあるように、元々は三和電子のレバーにはあまり興味を持っていなかったのですが、この動作位置可変のスイッチは他のレバーではできない機能なので買ってみたらよかったという所です。

三和レバーの神機能

4つのスイッチの設定を UP ⑤ / DOWN ④ / LEFT ① / RIGHT ①とする事で上記の改善を設定します。数値は触ってみて好みの距離に調整すると良いと思います。

鉄拳8 一八のLKLP36N63LPRPなどの斜めをキャンセルするのって3Nと36Nになったりで安定しないだろう・・・・どうすんの・・・みたいな入力も斜めからNに戻る時に半自動的に6が入る設定になれば安定しそうな予感です。

※ゴールデンレバーはちょっとまだ自分の中で設定が詰めきれないというかスイッチ位置の調整が凄く曖昧(職人の手作業的な)になってしまって上手くできないので今回はパス。

※参考にATTASAさんの商品へのリンクを入れましたが特にアフィリエイトなどになっている訳ではないので気軽に押して大丈夫です。

P.Sパイプ(アクチュエーター)3Dプリント品 

こちらのツイートにあるように3Dプリントで自作しました。最新の設計ではガイド部 13.75mm / スイッチ部 17mm にしています。毎日鉄拳をやる前に3Dプリントでアクチュエーターを出力してから遊ぶなんてことをしました。ガイドを詰めすぎるとレバースイッチの5段階調整も出来なくなるのでギリギリ = スイッチ位置⑤でガイドに触ったらスイッチを押す設定にしています。

OTTO DIY V5. 改造用P.Sパイプも市販されているようですが、あちらに付属のP.Sパイプのスイッチ部は17mmらしいのですが、ガイドにあたる部分の大きさがネットで調べても分かりませんでした。もしかしたら代用できるのかもしれません。

P.S パイプの設計

ご自宅に3Dプリントがないという方で鉄拳を愛する方がいらっしゃったら試作&3Dプリント品で耐久性とかは怪しいですが送付しますのでご連絡ください。

オリジナル P.Sパイプ 3D

JLFレバーカスタマイズ用スプリング赤

上記のパイプによってレバーの傾斜を極端に減らすとレバーがNつまりニュートラルポジションに戻る力が弱くなります。ゴールデンレバーならシリコンで対応するところですが、三和レバーの場合はバネで調整します。バネの中で一番強い赤色のものをチョイスしました。実はそれでも戻りがしっくり来なくてP.Sパイプの設計にも少しバネの戻りを強くするような構造を取り入れています。バネの当たる箇所の高さを下げてバネに圧力をかけて反発力を産みだしています。

GTN-ガイドチップ青

かなりいいセッティングになってきたんですがそれでも一つ問題があります。先ほど書いた問題のうち、ジャンプの誤作動が結構起こったんですね。でもジャンプつまり上方向のスイッチ入力はガイドに当てるくらいしっかり入力しないと発生しない設定にしたはずです・・・・何故だろう

前ダッシュキャンセルバックダッシュ〜山ステ〜前ダッシュ最風などのようなLEFT/RIGHTに動かす操作をし続けていると、自分のスティックの位置が曖昧になってる感じがしました。それで後ろ入れから前入れした際にジャンプ入力するくらいズレて入れてしまっているようです。(ガイドを極端に狭く使うパイプのせいでもあります。)

前回のゴールデンレバーの記事でも同じように極端な設定で動かしていたので何故三和では起こるのだろうと思ったのですが、その問題の原因はたぶん"静音"です。ゴールデンレバーはスイッチが剥き出しでカチカチ音が鳴るためLEFT/RIGHTつまり前入れ・後ろ入れする度にスティックの絶対的な位置を音で確認していたようです。今回の動作位置可変スイッチ採用レバーは"静音"なためそれがなくなっていて、相対的な位置関係だけで動かし続けているとスティックが自分の中でドリフトしていて斜めに入ってしまうことがあるようでした。

改善案の一つとしてガイドを8角にしようかとも思ったのですが、8角ガイドは基本的に斜め入力をする範囲が狭くなり、山ステが苦手なガイドです。また極端なパイプセッティングに適していません。四角形が最強のガイドです。(厳密には図を書く必要があるのですが、要望があれば・・・)

調べていると三和からは四角ガイドのバリエーションとして青ガイドが出ていました。

青ガイド

この青ガイドは左右に若干凹みがあり、後ろ入れ前入れした時に少しレバーがハマる感覚が得られます。このおかげでスイッチの音の代わりにレバーの絶対位置を多少確認しやすくなった印象です。

ASI Golden Lever G Battop

ASI Golden Lever G Battop

トップは皆さん好きなの使ってください。自分はゴールデンレバーのナスレバーがお気に入りだったのですが、もう少し大きいものが欲しかったので鉄拳プロのGさんのアドバイスで開発されたというG Battop のミディアムサイズが手に合うので利用しています。

最後に

という形で三和電子 動作位置可変スイッチ採用レバー (JLX-TPML-8YT-SK)を鉄拳むけにセットアップした一例を紹介しました。特に山ステ・ステステのために上下方向のスイッチ入力位置をずらす方法論は余り議論されているのを見たことなかったので、この機会に有識者の方のご意見など伺えればと思っております。



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