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VTS答え合わせ

私自身の腰の手術などで対応が遅くなりましたが、先日のお題の回答です!
(引き続き投稿はお待ちしていますよぅ)

※ ご紹介出来ていない方いたら、ただの見落としですのでコメントにてお知らせください!

タイトル、作者

タイトル:ステュクス川を渡るカロン
作 者 :ヨアヒム・パティニール(Joachim Patinir)1500年前後の画家


解説(from wikipedia)

ギリシア神話中の古典的な題材を扱ったもので、古代ローマの詩人ウェルギリウスの叙事詩『アエネイス(第6巻369行)』やダンテの叙事詩『神曲』の「地獄編(第3巻78行)」と関連が深い。

渡し舟に乗っている大きな人物が「死者の魂をハデスの門へと運ぶ」カロンで、小さすぎて表情がよく分からないもう一人が死者の魂で、船の進行方向に向かって右の天国か、あるいは左の地獄へ連れて行かれる場面を描いている。

上から下へと流れる、地下の冥府最下層を流れる4本の川の一つステュクス川が画面を左右に分割している。
① 分割された画面左側には天国の泉が描かれ、レテ川」から流れる温水が天国を巡り、「レテ川の水には過去を全て忘れ、永遠の若さを保障する力がある」とされている。

② 画面右側にはパティニールの考える地獄が描かれ、これはヒエロニムス・ボスから大きな影響を受けている。右へ流れる川の先にはハデスの門が描かれ、「地獄へのハデスの門のひとつはペロポネソス半島の南端にあり、その入口はマタパン岬に見ることができる」という古代ギリシアの作家パウサニアスの著作を翻案している。
③ ハデスの門の横には地獄の番犬で3つの首を持つケルベロスが描かれ、ハデスの門をくぐるすべての死者の魂をおびえさせている。

④ 左の川岸には手招きをして、天国への道を指し示している天使がいるが、渡し舟の死者の魂はそれを無視して地獄のほうを見つめている。

遠目だとわからないけど、まさかの船には2人いておじさんが渡人だったという…💦


挑戦いただいた勇者様

・Tomizawa Kanさん:記事にしていただきました!

・_sorachiyoさん フォームへの投稿、ありがとうございました!!
(遅くなってしまいすいません!)

初:絵を10秒だけみて感じたこと、気づいたことは何か
あーなんか神話系? 、、、ストーリー超展開なやつぽい←こりゃわかんないわーーーーー←
(創作前提の考えが出てしまった。。)

1--1.描かれている事実は?(客観的事実:Objective fact)
真ん中河。小舟と男性(ひと?神とか?)。裸。肩に白布一枚ひっかかってる。漕いでる。頭頂部の髪はない。髭。でかい。脇に小さい人型の何か。また裸。髪あった。色白。質感がつるんとしていて妖精系の何かかも?頭身的に子供ではなさそう。
右奥火事。ひと(?)死んでる。妖怪的なものに拷問を受けてる人もいる。空が黒い。動物の骨っぽいのが落ちてる。
右中不思議生物小屋。頭三つある。
右手前、緑が多い。樹木に花か果実があり鳥が飛んてで一見平和な気がするが、人物(じゃなくて猿かも?)がただ水を飲んでるのか死にかけなのかわからない。
左奥青っぽくて白い透明感がある建物が凍ってるみたいに見える。誰もいない。山のような感じに木がぽつぽつ。
左中天使的な背中に翼あるひとがちょっと高いとこにいて、翼あるひととない人のペアが2組、鹿か羊みたいな動物(角はない)、木々。果実か花のついた木。
左手前孔雀。ちょっとした岩場。
左側にも川があって、手前で真ん中のでかい河と合流してる?(不明)

1--2:上記から絵の中で何が起こっているか物語を作成せよ。
 船を漕いでる巨人の私は死んだ人の案内人、生の国から死後の国への渡し守である。なぜこのサイズかというと、地獄の扉を開けるのにはちょうどいい大きさに創造したのです(by神様)。逃げ出そうとするものが多いので、地獄の扉は大きく重く頑丈だから。地獄からうっかり逃げられても足長いからすぐ追いつくということで。

今日の彼は天国に行くのかそれとも地獄に行くのか。わー超びびってる迂闊に話しかけられない。。見えてる?地獄の方向いてるけど。。。


1--3:上記からこの後に何が起こると予測できるか?
死人、川へ身投げ。もう死んでるからこれ以上死ねないから!すぐに拾い上げる。
最後の審判はこれからだ。まだ君の未来は決まっていない。
ちょっと反対側も見てみるといいよ。反対側は天使がお世話してもらえる天国。ほら、ひと一人に一人天使ついてるでしょ。(それはそれでめっちゃ緊張しそう)

2:どのような感情、感覚(あれば教訓)が浮かんだか? 
もう地獄とか怖い。死後の世界ってなんで「ある」と思われているんだろう?日本でも西洋でも。ないかもしれないものがなんでこんな世界中の基本的概念みたいになってるんだろう不思議。
西洋画の世界って当時の政治とか宗教とか神話とかに詳しくないと、説明よまないとわけわかんないの多いよなーとたまたま最近美術館に行って思ってたところだった。
宗教画としてはこの世で悪いことしたら右側いっちゃうから左に行けるようにみんな清く正しく生きてね(国民を宗教で動かす政治…)みたいなところだろうか?

3:振り返り(最初の印象からの変化は?)
フリーコメントよくみるとかなり怖い絵。最初左側は人間ばかりかと思ってましたが、(なので一回人間の醜い争いを傍観する天使たち、の方向で話を作ったのですが…)拡大すると妖怪っぽいのがいっぱい…。
宗教がらみの絵って怖いの多い。キリスト誕生とか以外全部怖くないですか、、、
そして今回難しかった!!


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