PNG Manager ほだかなさんへのインタビュー

Pro esports team Next Generation(PNG)のマネージャーでありながら様々なチームとコネクションを形成し、情報通としても知られるほだかな氏。今回は彼女のマネージャー活動への取り組みや選手への思いについて話を聞かせていただいた。

ほだかなさんプロフィール
生年月日 1984.8.5  女性
元々は様々な選手やストリーマーのPUBG(PLAYERUNKNOWN`S BATTLEGROUNDS)配信を見ていた、いわゆる観戦勢。
PUBG配信に出会うまではゲームには一切興味がなく、それまでの主な趣味はライブに行くこと。
2018年5月、マネージャーとしてPNGに正式加入。PUBG部門の個性的な選手を日々サポートしている。

現在のPNGでの活動内容を教えてください
 主な業務は、スケジュール管理、スクリムの申請や戦績データの入力、大会情報の収集、チーム公式のHPやTwitterでの情報発信、あとは選手のTwitter・配信での発言チェックです。基本的には、FairyとADELIAEに関する雑務は私がやっています。
 また、PUBG JAPAN SERIES(PJS) Grade 1に両チームが出場するにあたり、DMMからの連絡事項を選手に伝達することや必要書類の作成・提出も私の仕事です。Grade 1は試合がオフラインで開催されますので、会場に足を運んで選手達のサポートを行います。
 あとは、選手と運営会社の橋渡し的な役割を担っており、必要があれば選手の要望に沿って運営会社との交渉を私が行うこともあります。

どうして数あるチームからPNGを選んだのですか?
 2018年1~4月頃、色々な配信を観ているうちに親しい選手が増え、いくつかのチームからマネージャーに勧誘されることがありました。その頃からマネージャーの仕事に興味を持ちだしたのですが、冗談交じりに言っているのかが判断できず、本気の度合がわからなかったので踏み出せずにいたんですよね。そんな中、5月に入った頃、ある程度交流があった当時のPNG代表からきちんとした文面かつ敬語で書かれたDMでマネージャーに勧誘され、それとほぼ同時にADELIAE所属のおよ選手(IGN:dtds)からもマネージャーになってほしいという旨の連絡をもらいました。その姿勢に、他の誰でもなく"私を"必要としてくれていることが感じられたため、PNGへの加入を即決しました。
冗談っぽく言われてしまうと誰にでも言ってる感じがしますもんね
 例えば、チャラい男に「付き合ってよ~」と言われても本気だと思えないのと同じですね(笑)。もしかしたら本気なのかもしれないけれど、誰でも良いのかな?とも思ってしまうので。

マネージャーを本気でやれるチームというのがカギだったんですね
 そうですね。選手はやりたくてやっていることとはいえ、ほぼ毎日スクリムに参加していますし、その反省会が数時間に及ぶこともあります。もちろん、各々個人練習もしていますし、日々の中でかなりの時間をPUBGに費やしている訳です。大袈裟な言い方かもしれませんが、人生をかけて選手として活動をしているんですよね。マネージャーとはいえ生半可な気持ちでやるべきではないし、やるからには自分も全力でサポートしていきたいと思っていました。

マネージャーをしていて大変だったことはありますか?
 自分の仕事やプライベートの時間とチームのために割く時間のバランスをとることが難しい時はありますね。ただ、基本的には自分ができる範囲でやっていますし、私がどうしても忙しくて対応が出来ない時には選手が助けてくれますので、無理することなく続けられています。
活動時間は夜が多くなりますが、飲み会に行きたくなることは?
 もちろんありますし、行きたい時は行っていますよ(笑)。ただ、各チームの選手が集まった状態で直接話せるのはスクリムのインターバル中になりますし、その時間を使ってチームに関することの確認や伝達を済ませたりコミュニケーションをとりたいとも思っているので、出来るだけdiscordのVCに顔を出すようにはしています。毎日顔を出さなければいけない訳ではありませんし、むしろ選手からしたら「なんでスクリム中のVCに入ってくるのかな」って思われてそうですけども(笑)。
 PJS βリーグの期間中にも、週末には友人から飲み会に誘われることがありましたが、「ゲームの試合を観るから行けない」と伝え、ほぼ毎週誘いを断ってましたね。幸い、私の趣味を理解してくれる友人ばかりで、「夜が無理ならランチに行こう」と言ってくれたり、PUBG観戦をすることが私の友人関係において悪影響をもらしているということも今のところないです。

友人にはマネージャーをしていることを言っているんですね。
 はい。PUBGのチームのマネージャーをしているということは友人にも話しています。Twitterのフォロワーには、いわゆるリア友もいますしね。私が誘いを断ってまでチームの活動やPUBG観戦にのめりこんでいる現状に対しても「ほだかなが楽しめてるなら良いことだね!」と、ポジティブに受け取ってくれています。

マネージャーとして気を付けてることがありますか?
 チームに所属している以上、私のミスは直接的に選手の不利益になりうることが多々あるので気が抜けません。たとえば、私がスクリムの申請を失敗すれば、その日の選手の活動の場がなくなってしまうということですから。

責任もあるし、やることも多くて大変ですね。
 たまに大変だと感じることもありますが、やりがいがあってとても楽しいですよ。私自身がとても楽しくマネージャー業務をやれているので、周りにマネージャーに勧誘されて迷っている方が居たら引き受けることをオススメしています。
 選手が頑張っている姿を間近で見ることができるのは、マネージャーの特権ですね。日々の会話や活動状況を見ていれば選手が本気で取り組んでいることがわかりますし、自然とそれを応援したいという気持ちが湧いてきます。
 選手から日常的に言葉で感謝されることはないけれども(笑)、ふとした折や会話の中で感謝の気持ちが伝わってくることもありますので、自分が少しでも役に立てていると思えると苦労が報われますよ。

日々の業務や運営会社との中継をしっかりと行っていくことで選手との信頼関係を築いているんですね。
 選手が「ほだかなおばちゃん」なんていじってくることもありますが、私自身はそれを親しみの表れだと思っていますし、それくらいの冗談が言える程度には日頃から選手とコミュニケーションをとっているつもりです。選手のそれぞれの性格もありますので、全員とそんな距離感な訳でもないですが(笑)。
 Twitterでの選手と私のやりとりを見るのが好きだと言っていただけることもありますね。嬉しいです。

ほだかなさんは選手のことをとても大事にしていますね。
 PNGの選手達はとにかく皆可愛いので(笑)。マネージャーとして加入した当初は、正直なところ全員の選手と仲良くやっていけるか不安がありました。どんなに平等に接しようと思っていても私も人間である以上、選手の性格によっては合わないこともあるだろうし、コミュニケーションの取り方にも差が出てしまうかもしれない、と。ただ、それは杞憂でしたね。これは自分でも予想外のことだったのですが、ふたを開けてみれば、どの選手が一番好きだとか、どの選手に一番頑張ってほしいという感覚は一切ないです。全員同じくらい大切な選手です。母親が子どもに向ける愛情と同じなんじゃないかなって思うことすらあります(笑)。

理想のマネージャー像はありますか?
 選手に信頼されて、悩み事が出来た時には頼ってもらえるようなマネージャーになりたいです。チームに関することでも、それ以外のことでも。そのためにはまず日々の業務をしっかりとこなすことで、基本的な信頼関係を築く必要がありますが。
 もっと言えば、選手の求めていることを察してこちらから提案することができたり、PUBGに関する知識を深めて選手の会話に加われると尚良いですよね。

性別や年齢差等で何か感じることはありますか?
 私は、マネージャーになることに関しては性別や年齢は関係ないと思っています。一番大事なのは、マネージャーとしての業務をきちんと遂行する能力ですよね。女性だから細やかな配慮が出来る等のイメージはあるかもしれませんが、男性でもそれが出来る人はたくさん居ます。つまりは個人の能力によるところが大きいので、最初から男性だからこう、女性だからこう、と決めつけることは不毛だな、と。ただ、同じように仕事を果たしてくれるという前提であれば、現状選手は10代後半~20代前半の男子ですし、マネージャーは可愛くて若い女子が良いと思うのは自然なことだとも思います。まぁ、それはあくまで付加価値でしかないですよね。
 なかには、女性であるという事だけで、最初は穿った見方をする人がいるかもしれません。しかし、マネージャーとして業務をしっかりこなして、やるべきことをやっていたら自然と後から評価はついてきますし、「女性だから……」とか「年齢が……」と言われることも少なくなるものだと思います。結局は、周りの人を納得させられるだけの能力が自分にあれば良いだけの話ですよね。

チーム内での色恋沙汰がNGだから女性マネージャーはダメという話もありますね
 他のチームのことは分かりませんが、PNGでそのような問題が起こることはないでしょうね(笑)。年齢に関して言えば、私は一番年少の選手とは15歳の差、一番年長の選手でも10歳の差がありますので、いわゆる恋愛対象になりにくいでしょうし。それに加えて、私は可愛いタイプの女性でもなく男勝りでがさつなタイプなので、選手からしたらどちらかと言うと同性という感覚の方が近いんじゃないかな、と。まず、恋愛に発展するようなコミュニケーションをとっているつもりもないです。
 選手からマネージャーである私に求めていることは、第一に仕事をしてくれるということだと思いますし、そこさえきちんとしていれば性別はどちらでも構わないのではないでしょうか。少なくても、私が選手から年齢や性別に関して負い目を感じるような対応をされたことはないですね。

環境に恵まれているというか、チームのメンバーにとても恵まれているんですね。
 恵まれていますね(きっぱり)。個性が強い子ばかりで面白いですし、全員とても良い子だと思います。応援したいと思わせてくれる選手しかいないです。

これからも楽しい雰囲気のPNGマネージャーほだかなさんから目が離せませんね!今日はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。

◎インタビューを終えて◎
プロチームのマネージャーとして業務にプライドをもって取り組む一方で、SNSではいろいろな方とフランクに接していきたい、接してほしいとお話ししていたほだかなさん。
人見知りせずコミュニケーションを取り、責任感をもってやるべきことを確実にこなしていく。そしてそれを発信していくというマネージャーとして必要な特質を持っていました。
今回ほだかなさんにはインタビューを快く受けてくださいました。貴重なお話ありがとうございました。

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