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〜9〜 ここでの一期一会

しょっぱい事件もありましたが
ここ『 same sun 』では
印象深い一期一会な出会いもありました。

私の滞在した部屋は女性6人部屋で
満室になることはなかったのですが
常に4,5人は滞在しており
私以外は全員西洋系の若い女の子達でした。

2日目の午後、
新しい女の子が入って来ました。
その子は到着して早々に
ハンガーを探しているようでしたが
部屋には備え付けのハンガーはありません。

私は2段ベッドの上から
その様子に気づきました。

部屋の人たちはいつも寝る為だけに
帰ってくるような人たちばかりで
特に他の子と話す機会はなかったのと
英語できちんと伝えられないし
声かけるべきか一瞬悩みましたが

困ってる様子から日本から持って来てた
簡易的なハンガーを貸してあげるよと
勇気を出して伝えてみることにしました。

すると彼女はすごく喜んでくれて
でも大丈夫よありがとう!と
会話が出来ました。

力を貸すことにはならなかったけど
声かけてよかったなと思いました。

後から聞きましたが
彼女はスペイン出身のバックパッカーで
数日間バンクーバーに滞在するそうです。

翌日の夜、数人がベッドにいる中、
電気も消して就寝してると
ゴトッと何かを落とす
鈍い音が聞こえました。

2段ベットの上から下のベッドの隙間に
彼女のスマホが
落ちてしまったようです。

既に他に数人就寝しており
電気をつけるわけにも行かなかったので
私のスマホのライトで一緒に探して
あげることができました。

私が出発の最終日
朝の支度をしながら彼女に声をかけると
明日までここに滞在するとのことでした。

私はここでの一期一会に
『Thanks you for talking to me』
頑張って彼女に伝えることができました(笑)

すると彼女は私とハグをしてくれて
とても喜んでくれました。
つたない英語を伝えられたのと
彼女との出会いがあったこと
私自身かなり嬉しかったです!

最後に記念撮影できました

きっと今後出逢うこともない
ほんの数日のことでしたが
私にとって彼女との出逢いは
とても心に残り、
そしてまたどこかで出逢う人にも
自分が誰かの心に残る一瞬に
立ち会えることもあるのかもしれない。
そんな巡り合わせに
ちょっと心がじーんと、なりました。

カナダに到着して3日間での出来事。

振り返るとたくさんの刺激を
ここSAME SUN で
受けることができました。

色々な国の人が色々な目的で
ほんの数日ステイして色々な想いで
またこの宿を後にして旅立っていきます。

私もその1人として感慨深いものが
たくさん湧いてきました。

Vancouverでの滞在先として
是非お勧めしたい宿でもあり
想い出の場所として今後もあり続けます。

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