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今日は何の日N0.3「野菜の日」

ごきげんさまでございます。

街なかナースのもときみさです。
産前産後ケア・子育て応援Labo主宰
こどもの権利を真ん中にして
親子の「食べる・出す・寝る・遊ぶ」の子育て伴走活動をしています。

今日の野菜の日にちなんで、私の想いを書いてみました。
補完食(離乳食)スタートした親御さんから
野菜嫌いで困るというご相談も多いので、
色んなお野菜を楽しめるようになると良いなと思って♪

8月31日「野菜の日」
8月24日「ドレッシングの日」
8月24日~31日「サラダウィーク」


1.この日にちなんだ、お楽しみ


えほん「やさいのおしゃべり」 泉 なほ:作 いもと ようこ:絵 / 金の星社

お楽しみは、この絵本。(写真が少しボケています💦💦)
「野菜の日」にちなんでお子さんと一緒にどうでしょうか!!
哺乳(母乳やミルク)から、食事に移行していく
補完食の時期のお子さんから
幼児さん、小学校低学年頃まで楽しめる絵本です。

お母さんがスーパーで買い物をしてきた野菜たち。
冷蔵庫に入れられた、野菜たちのおしゃべりが聞こえてくる・・・?
色んな野菜の色や形や、野菜の気持ちもわかり
きゅうりがきらいな主人公のちょっぴり成長のおはなし。

野菜の形や名前に出会えると、お子さんも色々吸収します。
お子さん連れてのお買い物で、知ってる野菜があると
指をさして教えてくれるようになりますね!
本物の野菜に触れて感触を楽しんだり
シンプルにフレッシュな時に生で「もぐっ」っとかじってみたり
ゆでて、焼いて食感や味覚の変化を感じたり
絵本の世界と「食べる」ということがつながる絵本です。

私の子どもが小さい頃の自宅でのお楽しみ。
週末の休みの日は、早朝から都内を脱出し
郊外の道の駅や無人野菜販売などで
とれたてお野菜や珍しいお野菜をたくさん買ってきて
一緒に洗って、葉野菜をちぎったり、根菜を切ったり
お家サラダバーレストランをしていました。
フレッシュサラダ、温野菜サラダ、
お肉と野菜グリル、野菜スープ、みどり野菜のスムージーなど
大皿に並べて、食べ放題、飲み放題。
子どもが食べたいだけ自分のお皿によそって、好きなように自由に食べる。

お友達のお子さんも招いて、準備から盛り付けまで一緒に楽しむと
補完食始めたばかりの赤ちゃんも、食べ物に興味を持ち手を伸ばしていたり
2歳から4歳の普段お野菜を食べない小食なお子さんもモリモリ食べていて
その姿を見て、親御さんがびっくりしていました!

2、野菜の日の由来や目的は?

「野菜の日」は、
1983年に全国青果物商業協同組合連合会(全青連)などの
9団体が制定しました。
もっと野菜のよさを知ってほしい、たくさん食べてほしい。
そんな願いで「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから
8月31日が記念日になったのですって!

「ドレッシングの日」の由来は、
カレンダーで8月24日が8月31日(野菜の日)の真上にくることから。
“野菜にドレッシングをかける様子”と結び付け、制定されました。

「サラダウイーク」とは、
マヨネーズのキユーピーさんが提案する「野菜を楽しむ1週間」。
期間は8月24日(ドレッシングの日)から8月31日(野菜の日)までの1週間。
慢性的な野菜摂取不足が気になる日本人ですが、
「サラダウィーク」を通じ改めて野菜に目を向け、
“楽しく・おいしく野菜を食べて、野菜摂取量を増やすきっかけ”を作りをされています。

そういえば、食品メーカーやJAグループなどは、
この時期に野菜関連のイベントやキャンペーンを行っていますね。


3、野菜どのくらい摂れていますか?

夏野菜もそろそろ終盤を迎えますが、
これからは秋に旬を迎える野菜を食べるのが楽しみですね。

にんじんや里芋、さつまいも、れんこんなどの根菜類、まいたけやしめじなどのきのこ類、ブロッコリーやチンゲン菜などの青菜や、
ぎんなんや栗などの木の実・・・

とはいえ、私も皆さんも毎日しっかり野菜を摂れているでしょうか?
今の日本人は野菜の摂取量が足りないと聞きますが
どのくらい野菜をとるといいのか調べてみました。

厚生労働省は「野菜を1日350g以上食べる」ことを推奨しています。

これは、厚生労働省による健康づくりの指標「健康日本21」で、目標として定められているものです。
ですが実際には、過去10年間以上、1度もこの目標は達成できていないそうです💦💦

また、厚生労働省の2019(令和1)年の「国民健康・栄養調査」によると、
野菜摂取量の平均値は280.5gで、男性288.3g、女性273.6gでした。年齢別にみると、男女ともに20~40代で少なく60歳以上で多い傾向と!!

ここ数日の私の食生活を振り返ると、気をつけたいと思いました。
日頃から好きなものばかり食べたり、
忙しいからとか、子どもが巣立ち親世帯だけだからと
簡単に食べられる偏った食事になりがち・・・
しかしそれでは、野菜不足を招いてしまうのですね。

男女ともに20~40代で少ないということは
特に授乳期や子育て真っ最中の女性は意識して野菜を摂りたいですね。
健康な食卓は、お子さんと一緒に食べられるとりわけ食も出来ますね。

4、「1日350グラム」って!???

厚生労働省が推奨する350gのうち、
約120gは緑黄色野菜から、
約230gは淡色野菜から摂取するのが望ましいとされています。

「え??どのくらい?何を?」なのですよね。

大雑把にいえば、
「大人の両手いっぱいに乗るくらいの量で、小鉢で約5杯分の量」なんて
私は保健室活動や食事の相談を受けた時に、
このように大雑把にお伝えしちゃってましたが、
あらためて分かり易いものがないか、調べてみました。

1日350グラムが分かり易いサイトがありましたのでご紹介しますね。
ケチャップで有名なカゴメさんご参考に!

5、大人が好きな野菜、子どもが好きな野菜

子供の頃って好き嫌いありましたか?
私は野菜はなんでも好きですが、年子の妹はシイタケが嫌いでした。

大手種苗メーカーのタキイ種苗(京都市)さんが毎年この「野菜の日に」合わせて発表する、野菜の調査をしています。
「生産者さんだけでなく、一般の方にも野菜の情報を伝えたい」と、
2009年から調査を始め、15回目になるそうです。
2023年7月7~9日に、全国の20歳以上の男女600人を対象にインターネットでアンケートを実施しています。

大人の9割近く、子どもの6割が、「野菜が好き」と答えていました。

子どもの野菜が好き6割は思ったより多い!と個人的な印象。

毎年調査・発表しているのは、「好きな野菜・嫌いな野菜」です。

好きな野菜トップ3をあげてみますと
2023年の大人が好きな野菜のトップ3は、
タマネギ(75.7%)、ジャガイモ(74.8%)、キャベツ(73.2%)

一方で、子どもが好きな野菜は、大人と少し違います。

0~12歳の子どもがいる人を対象に、子どもが好きな野菜を尋ねたところ、
1位はジャガイモ(59.6%)、2位はサツマイモ(54.6%)、3位はトマト(51.0%)でした。

https://www.jeinou.com/topics/2023/08/29/145000.html

6、野菜きらいの原因は?

お母さん・お父さん達が気になる子どもの好き嫌い。
栄養のバランスはきちんと取れているか、
大きくなっても食べられないままなのではないか、

補完食スタートし幼児食、しっかりと食事をとれるようになるまでの期間はそんな不安がつきまとうと思います。
私がサポートしているご家庭でも「野菜嫌い」についてのお悩みは多く
皆さんのお宅でも抱える悩みではないでしょうか。

先のサカタのタネの調査では野菜好きというお子さんは6割なので、
嫌いなお子さんは4割いるということです。
また、カゴメ株式会社の調査によれば、全国のおよそ6割の子どもに野菜嫌いがあるとされています。

大人にとっては美味しい野菜たちですが、
どうして子どもたちに野菜嫌いが多いのでしょうか?
原因はいくつか考えられます。

《遺伝的な本能》
人間は味覚(舌にある器官)によって甘味・塩味・酸味・
苦味・うま味を感じ取りますが、この中の酸味や苦味は
本能的に毒・腐敗物など、身体にとって良くないものと感じてしまいます。
野菜にはこういった酸味・苦味を持つものが少なくなく、そういった本能的なところからくる回避行動が抜け切れず、野菜が苦手ということが考えられます。

《不安や恐怖を伴った食経験》
子どもたちは母乳やミルクから離乳食へと、
徐々に大人の食事へと慣れさせていく必要があります。
初めて食べた時の経験がその後に大きな影響があると言われています。

例えば新しい食べ物に挑戦した時にとても苦かった思いをした、
お腹を下してしまったなどのネガティブな経験があると、
もうその食べ物は食べたくなくなってしまうのです。
またその逆、つまり美味しかった・楽しかったなど、満足したポジティブな経験が伴えば、その後はその食べ物への嗜好が増すとも言えるでしょう。

《大人の好き嫌いの影響》
食事を与える大人の好き嫌いは、少なからず子どもに影響があるのではと缶考えます。
母親に野菜嫌いがある場合の子どもに好き嫌いがある割合は7割以上という数字が出ていました。(カゴメ社調査)

子どもは生活の様々な場面で、大人のすることを真似します。
毎日の食事において、大人が野菜を嫌そうにしていたり、食べずに残す、
そもそも食卓にのぼらないということがあれば、
子どももその野菜を経験することが少なく
子ども自身が苦手になっていくのは自然なコトなのではないでしょうか。

7、野菜きらい?かなのお子さんにNGなこと

私の年子の妹は、今では食べられるようになりましたが
子供の頃はシイタケが嫌いで、食事に出ると除けて残していました。
母も必死になんとか食べさせたかったのですよね、「からだにイイから食べなさい」と。
妹は泣きながら「嫌だ!」を繰り返していました。

食べられるようになった今
秋のシイタケやキノコがおいしくなる時期に、兄弟家族が集まると
「シイタケ食べないから家から閉め出された」という話を毎年しています。

先の野菜嫌いの原因にある「不安や恐怖を伴った食経験」
野菜嫌いの原因と言われているので、
NGなことは、

無理やり食べさせない!!

一般的に、味覚は大人になるに連れて変化し、
野菜嫌いは薄れていくものです。
私の妹もそうであったように、
自身の成長や環境の変化、経験で嗜好が変わることは珍しくありません。

しかし、小さな頃に植え付けられた
ネガティブな経験や苦手意識によっては、大人になってもトラウマのようにつきまとい、好き嫌いの克服が出来ない場合もあるのです。

9、さいごに

補完食(離乳食)時のお子さんの表情や反応に
一喜一憂することがありますが・・・

補完食(離乳食)はじめたころに多い、ベーと出してしまい
「私の作った料理がまずいんだ」「この子はこれが嫌いなんだ」
と落ち込んだり、決めつけないでくださいね。
お母さんの作った食事が嫌いなのではないですよ!

味覚が敏感で哺乳から食べる機能を成長させている段階です。

補完食スタート時は、
食べる事に慣れることが大事なので、毎日同じものでもいいと思うし
映えるものでなくていいです。
ドロドロが苦手そうと思たら、
軟らかめに煮たかさの野菜のフィンガーフードをもたせても
おもちゃのようにぺろぺろ、カジカジしたり
お野菜の味に出会えると思います。

親の焦りから、無理やり食べさせることは逆効果であることを
大人が知っていると少し気が楽ですよね。

これからの実りの秋に、お子さんと大人が
まいにちのご飯時間が、おいしく、たのしくいただけますように。

最後まで、お読みくださりありがとうございます。

では、ごきげんよう!