見出し画像

広島県立美術館に行ました!


ミサニャンこと版画家の積山ミサです!

先日は、広島県立美術館にて催されていた

「日常の光」写し出された広島 という、企画展に行ってきました~↓

画像1


写真展

私は、もともと写真の展示を見るのが好きで、
写真展には割と足を運んでおります。

写真の歴史などを紐解くのが好きなので
写真の初期の昔の作品を観るのがダイスキです💕

写真家では星野道夫氏と荒木経惟氏が、LOVEです!
それぞれ作品集や著書を持っているくらい興味があるのですが、
それぞれタイプが全然違う作風ですね~💖
大自然大都会って感じで、テーマが対極にありますね!


8月はどうしても広島の公の美術館では、
必ずこう言った「平和」がテーマの展示をする!


原爆投下から75年
広島の写真家たちが捉えた光
昭和20年(1945年)広島は原爆投下から焼け野原になりました。
その未曽有の状態を指して「75年間(70年間)は草木もはえぬ」と
語られましたが、生活の再建や街の復興に努めた多くの人たちの尽力により、今日の姿に至りました。
広島という街は、これまで国内外の写真家によって、様々な視点から撮影されてきました。そこには、原爆被害に迫る写真だけではなく、広島に住まう人々の何気ない、しかし、かけがいのない日常を捉えた写真も多く見られます。

〈展覧会リーフレットより抜粋〉


写真家

今回の展示に出品されていらっしゃる、

写真家の髙田静雄氏は、
いつも大変お世話になっております
知人の写真家の髙田トシアキ氏のご祖父様でいらっしゃいまして、
ほんとにアートと人と街が身近です。

ちなみに、髙田静雄氏は陸上競技選手で
1936年ベルリンオリンピックに砲丸投げで出場しています。

このベルリンオリンピックでは、日本人女性初の金メダリスト前畑秀子氏のラジオ実況でも有名です!

今となっては、ヒトラー率いるドイツナチスの統制下にあったオリンピック開催でしたので、ほんといろいろと考えさせられますね。
歴史って面白いけど、残酷です。


髙田静雄氏は戦後、写真家になれらまして、
写真家としても大変ご活躍をされていらっしゃいます。

被爆されていて、1963年に54歳で白血病で亡くなられているので
お元気でいらっしゃったら、もっと素敵な作品が見ることが出来たのにと
思いますし。残念でなりません。


ほんと、ヒロシマではこういう無念なことろもたいへん身近に感じます。


原爆の像のモデル


私の母は広島市立幟町小学校に実際に通っていたことがあり、
千羽鶴で有名な佐々木貞子さんとは1学年違い。

母の思い出として
『折り紙で千羽鶴を折った佐々木貞子さんを「お姉さま」と呼んでいた!』
という話を聞いてかなりびっくり!~( ゚Д゚)
(学校で、当時上級生は下級生から「お姉さま」呼ばれていたそうな~♡)

お話ししたこともあると聞いていましたので、
私としましては「えっ~~~~!」( ゚Д゚)ソウナノ~?
実際に会ってるの?
会話したの??
お姉さま???

もう、佐々木貞子さんはもはや教科書に載る歴史上の人物のようなイメージだったので、
母の学校の「お姉さま」だと聞かされ、楽しそうに語る。

そのことについては戦後の女学生の先輩後輩の明るいイメージの思い出なので、原爆の悲惨さは感じられない。

その後、佐々木貞子さんが白血病で亡くなられるのは
非常にこれもまた残念なことなのですが…

平和公園の原爆資料館にてサダコさんにお会いするたびに、
「母に、やさしくして頂いた楽しい思い出を、ありがとうございます!」って思います。

母は、号泣してしまうからといって、一緒に行っても私とは絶対に原爆資料館には入らない!
そういえば、私が見学する時はいつも外で待っていてくれたけど、
私は一番古い建物での展示もまだ覚えている。1970年代だ。

平和公園は家族と遊びに行った思い出が多い!
(平和公園の鳩に餌をやりに行く!当時はハトのエサが売店で販売されていた🕊今は糞の公害で禁止になってるけど…)

悲惨なんだけど、悲惨なことばかりでないことが嬉しいし、
希望にもつながる☆
なので、私としてはずいぶん感覚がいろいろと麻痺していると思う。

ちなみに、平和公園にある「原爆の子の像」のモデルは佐々木貞子さんで
制作者は彫刻家の菊池一雄氏です。
広島市内には実はすごい興味深い彫刻がたくさん設置されています。

戦後の名だたる彫刻家の彫刻作品がいたるところにあります。



アーチストとしての傲慢な部分

みんなが無念すぎて、感情にふたをしている部分が多分にあると思う。
その感情を開放させるって感覚も、
アーチストとしての傲慢な部分なんだろうな~と考える。

なので、空襲の被害も受けなかった、
文化的にも非常に伝統がある金沢に強く惹かれるのだと思う。

今は、広島⇔金沢をつなげる文化とは何かを模索中。

一つのキーワードは、国際社会。
どちらも、海外に向けて文化の発信をしている。

昨年から始めたばかりのテーマなので、まだまだ試行錯誤しています。


今回取り上げた、「日常の光」写真の展覧会は
ただいま開催中で2020年8月23日(日)までです。
あと、1週間ほどの会期ですね。

参考までに、広島県立美術館のWebサイトです。 ↓


この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

プロの画家です。現在は地方創生&地域の文化をアートで繋ぐ活動を進めています!ART-HIROSIMA『プレゼンツヒロシマ芸術祭』などの芸術文化活動にご支援をお願いします。誰もが参加できる多様なアートの営みを応援して頂けると嬉しいです!サポートはアートのために活用させて頂きます。