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ミクFES2024駄文感想


2024! 何故か16歳の誕生日を引き摺り続ける初音ミクさんに導かれ、今年初のライブはミクFES2024! 何年ぶりかの武道館公演にやって参りました。
会場の熱気は十分。気のせいかファン層の年齢幅が広がっているような? 女性子供の比率が高いと感じたのは多分自分が年をとったからなのかもしれません。
何が待っているのかわからないまま、武道館の席に着席。席はだいぶ横からで初音ミク様のご神体が見えるか若干不安。
それでも久しぶりのライブです。気合い入れていくぞ! とペンライトを握る手にも力が入ります。
だが自分は忘れていた。コレはフェスなのだということを。ライブではないのだという事を。

0曲目パッケージ!
これでテンションが一気にマックス。コレから起こる事に期待感が増していくのがありありと分かりました。
そこからの
みんなみくみくにしてあげる、で驚く事この上なし。久しぶりに聞いたかのような感覚。あぁ、コレはボカロ老人会の予感。
多分古い世代には感涙だけど、新しい世代だとどうだろう…と若干の不安を覚えてしまう。
ラズベリー*モンスターと心臓デモクラシーの後にミクさんのMC。そこからのハロプラで完全に自分の為のライブなのかと思いました。
ゆうゆさん登場して深海少女。これも相当久しぶり。ボカロPとの共演、コレが見たかった!

と、ここまでは自分のテンションもマックスだったのです。以下、若干の毒が入ります。

ここからDJパート。piccoさんとR Soundさんが出てきてDJを行う訳ですが…DJパート、長くない…?
そう、ライブの感覚で飛び込んでいる自分にとって、フェスとしてのDJとの一体感は「なんか違う」のです。
決してDJが悪い訳じゃない。ただ、アレ? ミクさん出てこないの? みたいな感覚。盛り上がりたいのに盛り上がりに欠けるというか。
コレがDJブースで演られていて、全員ほろ酔い加減なら全然ノリノリで騒いでるだろう事は想像に難くない。でも、普通にライブ感覚フェス要素混ざるぐらいの感覚で来ていた自分にとって、DJパートの長さがだんだんしんどくなってくる。
繰り返すが、DJ自体に悪いところ無い。自分もDJイベントに出た事はあるし、その時も楽しんでいたし、それ自体に不満がある訳じゃ無い。でも、場の繋ぎ方が違うような…?

その後メルティさんが出てきて会場がどよめく。アレは想定外。ドリームレスドリームスの曲調で踊るメルティさんはシュールでしたw
炉心融解、脱法ロックと盛り上がりが繰り返された後、再度DJパート。

DJパートを挟んでjon-YAKITORYさんのサンダーボルトが熱い。まさかサンダーボルトもう一度聴けるとは思わなかった。
からくりピエロを弾く40mさん、番凩、カルチャ、ゴーストルールと少し前のヒットソングが続き、古参大満足セトリが続く。

DJパートを挟んでcosMo@暴走Pの文字が。コレはもうアレでしょう、と想定した通り、だいぶ久しぶりの消失。全員がミクササイズで鍛えた腕を披露してペンラを振りまくる。
アルビノ、ルカルカ★ナイトフィーバーと続けた後は、八王子PとKZさんによるDJパート。

流石にこのDJパートは盛り上がった。何というか、やはり伝説的ボカロPは違うな、という印象。場の空気と盛り上がりが全然違いました。
正直に言うと、実はここで暗転した時に一旦休憩かな? と思ったのは事実。ところが休ませねーと言わんばかりにロミシン、千本桜、メルトと畳み掛けて来ました。
ラストソング、ハジメテノオトの合唱では一部涙ぐむ人も。
アンコールはKZさん再登場によるTell Your World。そりゃ外せない!
そして本当に最後の曲は桜ノ雨。ここまでがミクフェスの全体としての流れでした。

さて、正直な感想を述べるなら。
ミクイベントとしては39万点。ただ、ライブとして見ても、フェスとして見ても、コレはどうか…? と思ってしまったのは事実。
誤解を恐れずに言うなら、楽しかったのは間違い無い。久しぶりに過去曲を見て聴いて、それに関わったボカロPへのリスペクトがあって、共演感があって、それは本当に最高だった。
ただ、チグハグじゃないか? と思ってしまった。
例えば、せめてDJパートでミクさんが後ろで共演してダンスで盛り上げるとか、そういう事があっても良かったんじゃ無いか? とか。
あるいは開始早々ミクさんに「DJさんと盛り上がろう!」とかMCして貰ってDJパートでガッツリ初めて休憩挟んでライブ始めるとか。

暴走Pとか40mpとかみきとさんとか、折角出てもらってるのに一曲だけなのに対してDJさん達は相当長い時間をDJパートに費やし、マイクパフォーマンスまで出来る訳で、ちょっと公平感が無いのでは? と思ったり。
KZさんと八王子Pに関してはDJパートが長くても問題無いと思わせるほどの存在感があるのがまた逆によく無い。同じだけの時間DJしてる他のDJさんが霞んでしまう。

何というかライブをやりたいの? それともライブの間にフェスを挟みたいの? みたいな感情。
ちょっと今回に関しては、自分は手放しで最高とは言えなかった。
勿論、悪い訳じゃ無い。お金払っただけの甲斐はある。けど、想定していた満足感には届かなかったかな、という残念感。
ディラッドボードを使用していない部分については思ったほど違和感なく、コレはアリだな、と思いました。
また次回、ミクフェスあるなら是非その辺りのチグハグ感というかその部分を上手く埋めて、それこそライブとフェスのDJミックスをキッチリ行って欲しいと思いました。

以上、駄文長文毒入りながら感想とさせて頂きます。
また次のミライで!
それでは!

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