エクスカリバー0730 15:30公演

配信見れなかったので一回こっきりの記憶で記録です。


全体の印象

日本語訳、特に歌詞のリズムへの当てはめ、言葉の選び方が気になってしまった。言葉、節の中の文字がフレーズからデロっとこぼれ落ちていったり、変に詰め込まれていたり。「父の罪」のサビ、あの音域、メロディで「ちちのつみ」って当ててきたのが聞いててあんまり気持ちよくなかった。(歌い手の問題じゃないです!)母音が「i」ばかりで5文字であること。6、入れたら7文字入るのに……。など色々気になったのは、スイス版を聞きまくっていて韓国版も耳にしていたせいかも。慣れてしまっていて、その音が一番快適になってしまってるのかも。
でも2幕のマーリンの一曲目のソロからは気にならない曲が増えたので、最初からそうやって訳して欲しかったな、と思った。この曲は、音符に対して文字の数が合っていたし、言葉選びもマーリンというキャラクターらしかった気がする。
あとは登場人物の口調。現実の人間は状況によって話し方を変えるけど、見やすいのは人物に合わせて一貫した口調であること。そこでキャラクターとして確立するし、あるシーンや特定の人物の前で話し方が変わることが映えると思う。「そなた」呼び、ちょっと面白かった。
演出での暗転の多さも感じられたけど、原作からそうだったし、舞台機構の関係で仕方ないのかもしれない。
なんせ曲が多いので、舞台上に歌手以外の人物が乗っていることが多かった。その時の歌手以外の制止は、もうちょっと自由にしてる芝居が見たいな、と思った。けどチョロチョロしてるのもあれかな……。演者の芝居心を活かしていい塩梅で上手く演出付けてほしかったかも。
2幕は物語が動くせいか、ノれた、と思ったけど1幕も物語は動いてましたよね。この違いは自分のテンションの持っていき方だったのかな。もう一回見たい!
やっぱり1回観劇で色々理解するのは大変。特に最近複数回見る機会が多くて、2回目の面白さも知ってしまったので……
曲はサブスクでスイス版を聞きまくっていたので、馴染んでいたこともあってテンションが上がった!2幕最初の曲が幕開きいきなり歌われると思ってなかったので(知っていたのは初演版)、「いきなりこれ〜〜〜〜!!!!?」ってわいちゃった。配信だったら手叩いて喜んでた。

いつも書こう書こうとして何も残せないまま終わるので、まず大好きな桜木さんのことから。

ランスロット(桜木みなと)について

エクスカリバーを上演することが決まり、目立つのはモーガンマーリンだけど絶対桜木さんはランスロットが良い! 男役としてカッコ良い役になるし、芹香さんの兄貴分であること、桜木さんの恋の芝居が見たい! と願っていたので、叶って嬉しかった。
やっぱりモーガンマーリンが凄かったけど(真白さん、すっごい……。りっつの表情と声色が好き)、このランスロットを見ることができて、ブリリアに来て良かったー! と思った。(本当にありがとうございます!)

毎回、桜木さんの新たな役を見る度に芝居が好きと思う。特に芝居相手がいる時にそう感じることが多かったけど、今回大曲2曲分一人しか舞台に出ていないシーンがあり、独り(登場人物的に)であるからこそ溢れ出る想いで舞台を満たしていて、この芝居心が好きだと思った。
ランスロットはあまり人の前で感情を露わにしない。冷静であろうとする、のも役作りであると思うけど、だからこそ心情を含ませたあの2つの大曲が印象的だった。あの場面、想いを隠すための森、それでも溢れて淡い光で照らし出されてしまう月、なのかと思ったけど考えすぎかも笑。こじつけです。何でもこじつけてサイコー……死……ってなるのが得意💪
歌に心情が乗ってる。感想にしてしまうのは簡単だけど、なんでそう感じるんだろう。強弱や緩急の付け方なのかな。
そういえば2幕のソロが訳詞と音符の数が合っていなかったと思うけど、桜木さんは本来次の音符に掛かってる(掛かってそう)タイミングまでたっぷり目に溜めていたり、フレーズとしてキュッと間隔を短くしつつそれが滑らかに聞こえるようにしていたり、かなりアレンジ、というより工夫して聞きやすくしていたように感じる。そんなに意識してなかったらごめんなさいだけど都合良く考えてしまってます笑 聞きやすいと歌詞や歌芝居の方に集中できるのでありがたい。

今回、芹香さんの兄貴分で、芹香さんも桜木さんもそれぞれの立場をきっちり演じていたので、違和感なく見れた。これまでのキキずんの関係性を思い出してニヤニヤはしていたけど笑 とはいえあまり作品上での絡みは無くて、異人たちのルネサンスの芹香さんお兄ちゃん桜木さん弟がしっかり関係性があったものな気がする。ご本人たちの気性も、上級生下級生の関係性が無かったらこっちかも? と勝手に感じているところもあり、芹香さんは愛らしい弟分、桜木さんは頼れる兄貴分として見ることができた。
1幕でしっかり関係性を見せてくれるので、2幕でその部分が効いてきて。二人がぶつかり合うところ、ランスロットがグィネヴィアへの想いを募らせて利用されてしまうところ、アーサーが黒魔術に掛かりながらもその魔法を断ち切り二人を処刑しないところ、アーサーを守りきって死んでしまうランスロットと縋り付くアーサー……。
芹香さんアーサーの話になりますが、アーサーはそれまでにエクターとマーリン(と憎まれていたとはいえ姉であるモーガン)を失い、戦いの後にはグィネヴィアも離れていってしまう。エクスカリバーはアーサーが自ら王になる話なんだな、と思った。うまく言えないので冷静な時の私が文章直してくれるのを期待しておきます。

脱線。FF16今回と兄弟逆転の似た感じの関係性になってしまうんですが絶対桜木さんジョシュアで見たいです。好きなものは何度味わってもいいので。宙P、小柳先生、どうぞよろしくお願いします。

桜木さんのランスロットは春乃さんグィネヴィアに恋心を抱いてしまうわけですが、私が見た回だと明確にここがきっかけ! というものはなく、過ごして行く中で想いが積み重なっていったような気がする。
グィネヴィアがまた魅力的で、これまで彼と関わってきた人たちとはちょっと変わった強い女という印象からどんどん彼女に惹かれていくのがわかるぐらいさーちゃんが素敵なグィネヴィアを作り上げてました。
2幕の滝のデュエットが好きです。同じ歌詞を歌っているのに、想っている人が違うのが切ない。二人の声の合い方、タイミングがぴったりで余計につらかった。モーガンの魔法で二人がキスしてしまって、アーサーに見つかった時の歌の掛け合いもう一度聞きたい。叫び声のような悲痛な歌声で、でもちゃんと「歌」だった。
ただ歌が上手いだけでは芝居ではないし、かと言って楽譜通りに歌えないと歌である意味がないと考えていて、二人はいいバランスでぶつけてくれるのですごく好き。

「やればできる」のキキさくずんのハーモニー大好き! 原曲だとサビのハモリが無かったような気がするけど、心地のいいアレンジになっていて声もあってて耳福だった。

やっぱりもう一回見たかったな〜! と思えるのが幸せだと思って、配信や円盤を楽しみにしておきます。

呟きまとめ

以下Twitter時代の呟きたちです。
すぐどっかやってしまうので残しておきます。

⚫初ブリリアの感想
短足胴長でよかった。良くない。
(追記:3階C)

⚫黒まりんさんすっごい

⚫真白さん……よかった
凄いというか、凄いんだけど、馴染んでて目立つ、自然で凄いというそんなこと成り立つんだ……みたいな

⚫私韓ミュのキムソヒャンさんのグィネヴィアが大好きで!あの活発キュートにどハマりしてしまったのでさーちゃんのグィネヴィア私ちゃんと好きになれるかしら……ってドギマギしてたんだけど、さーちゃんはさーちゃんのグィネヴィアで、カッコよくてグイグイ引っ張っていく感じで好きになれた!

⚫しゃら、一生好きだな、と思いました。
王妃良かったね。しゃらの印象的な言葉が「ダンスで表現したい」なんだけど、王妃のところまさに体で表現していて、その表現がそこで起こったことも感情も全部載ってた

⚫マーリンはね、マーリンは必要なんですよ、あの導きは
今回わたしから見えてるものはアーサーモーガン周りでなんでそんなことしたんやった思うこともあるけど合ってるんです!大正解!うそ間違った行為もあったよね!

⚫これは幕間にしそびれたツイートですが、人を超えた存在が間違い犯すの大好きなんですよね💕💕💕ねっマーリン!

⚫2幕は相変わらず真白っちと、さーちゃんのグィネヴィアにぐっと来た
すごいカッコよかったグィネヴィア ソロもちゃんとグィネヴィアのままで弱みが見えてすごい好き
あとずんさんとのデュエットとモーガンに操られてランスロットと被せあって歌うところ

⚫マーリンのこと全部許したし私は擁護派です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アーサーに「他人も自分も許せ」みたいなこと言ってたの、あの後モーガンにさされることでモーガンも自分も許したのかなって思った

⚫1幕わぁ……ってなっちゃったんですけど2幕は乗れました!!よかった!!!

⚫🍵レポでランスロットの最期の赦しの話を知った上で見ていたんだけど、アーサーからしたらそんなん関係ないのよ兄貴がいなきゃ!!!になっちゃってしんどかった
関係ない、というか真実を知りようがないので、何でだよ兄貴!になるんだぁ……
アーサーは全てを失って、背負って、受け入れてあのラストになるんだなぁ……って王冠とエクスカリバーとキキさんのアーサーの表情を見て思ったよ
王なんだな……

⚫桜木さんの話……桜木さん……あの……2幕……
どの場面っていう肝心なところ忘れてもうポンコツ!なんだけど、歌の途中想いが歌詞に乗る時桜木さんの瞳にハイライトが入る瞬間を見てしまった
1回限りなので比較は出来ないのですが、今日のずんさん凄くなかったですか?これ、いつもなんですか?そんなことある?

⚫モーガンの恋は少女なんだな、でも決して幼くないの
自分で何言ってるかわかんないけど真白くんのモーガンはそうだったのよ
知識、力、黒魔術、あの辺の言葉ぜーんぶマーリンって言ってた
声には出してなかったけどつまりマーリンってことだった

⚫アーサーの最初の対マーリンソングと2幕の殺陣対ランスロットソングの曲が一緒なの普通に一緒だ〜って思ってたけどアーサーの拒否ソングなのかもしれない

⚫アーサーの最初の歌、カテコで歌った時に最初から王の資質持ってたんだなって感じた

⚫配信を見れなかった身なんですが、2幕の黒アーサーキキさんかっこよすぎて配信だったらヒューヒューって言って手叩いてたなってなった

⚫そうだ、民衆の中のランスロットが1幕はじめの楽しい場面ではみんな励ましたりけしかけたりして輪の一員だったけど、グィネヴィアへの想いを封じた後では、仲間たちに声はかけるんだけど積極的ではなく誰かと目線が合う直前に元気なようにみせていた
似ている雰囲気の中で経過をきっちりみせてくるのありがたい〜好き

⚫特に最初らへん顔見てたら歌詞聴き逃してストーリーわからん状態になったので歌多いのは大変!私が笑

⚫「深く」の「か」で音が上がるところしっかり深み持たせて滑らかでいて持ち上げてくるの上手いなぁと思ったのを思い出した
1曲の中での強弱の付け方が言葉、音、文字とそれぞれ工夫してたよね多分

⚫ランスロット、まずビジュがド好みでおわり。
完!!!!
完!!!!は私の存在がの意味です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?