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ご報告と私のはじめの一歩。

前の更新からだいぶと日が経ってしまいました。
そして、大変お待たせしてしまっていましたがやっと皆様にご報告です。INAC神戸のフロントスタッフになる決断をしました。サッカー選手として戻ってくることはできませんでしたが、こうしてお世話になったチームに戻ってこられることはすごく嬉しいです。

現役引退を決断し、そのことについて私の気持ちを最大限言葉にしたnoteを読んでない方はこちらから先に読んで頂けると嬉しいです。

私がフロントスタッフとして働こうと思った理由。

1つ目は "恩返しがしたい"ということ。

周りの人達がどう考えているかは分かりませんが、私自身は結果を残すこと、何かを残すことをサッカー選手としては何もできなかった。そう強く感じました。今まで支え、助けてもらった沢山の人達にサッカー選手として何も恩返しできなかったな、とも思いました。そして、どうしたらその恩返しができるのか。そう考えた時にフロントスタッフとして働くことでチームに何かを返せるのではないか、お世話になった人達とこれからも関わりながら何かを返せていけるのではないか。サッカーを通して学んだ大切なコトをサッカーを通して誰かに伝えていけるのではないかと考えたからです。

2つ目は”奥が深い”  ことを知り、学びたいと思ったこと。

2018年の1年間、INAC神戸のホームゲームやイベントの運営のお手伝いをしてフロントのお仕事、いわば裏方の仕事というのは本当にすごいんだなと改めて実感しました。いろんな人たちの表には出ることのない頑張りがあってチームが成り立っていて試合が開催されている。仕事だから当たり前なのかもしれないけれど、他の仕事でもそうなのかもしれないけれど、「誰かのために動ける」ということがすごく大切な仕事だなと私は感じました。選手だけでも、スタッフだけでも、ファン サポーターの方達だけでも、周りの人たちだけでも成り立たない。いろんな人達がいろんな形で関わり合ってやっと成り立つ場所だなと思いました。今まで知らなかった世界を見て、知って、ほんの少し経験して、驚いたりワクワクしました。まだまだ知らないことも沢山あり、もっと知ってみたい、学んでみたい。そう強く思うと同時に私にこの場所で何ができるのか。私にしかできない何かがあるのではないか。そう考えるようになりました。

3つ目は "自分としっかりと向き合う"こと。

今まで私の想像をはるかに超えて突きつけられた現実をどうやって受け入れていこうか、どうやって向き合っていこうかとずっと考えてはいたけれど、その現実に蓋をしてしまっていることが多く、サッカーがある世界から逃げ出したくなって、何もかも投げ捨ててしまおうかとも考えました。そうしたら、この今は楽になる。でも後から後悔する。時には逃げることも大事。だけど今は違う。そう気づいた私は今、自分の目の前にある現実をしっかりと目を背けることなく見て、感じることができる場所がチームと関わりが強く、でも挑戦する場所が違うこのフロントという所ではないかと考えました。「頑張ることも挑戦なら諦めることも挑戦だ。」って誰かが言ってた。だから私はこれからも挑戦していきたい。サッカー選手を諦めること、諦めざるおえない現実を逃げるための選択ではなく自分としっかりと向き合い今後につながる前向きな選択に変換するためにこの環境に身を置くことを選びました。

理由を書き出すときっとまだまだ出てくるのですが今回はこのへんで。

まだまだ未熟で半人前だけれど、自分で引いたスタートラインにしっかりと立ち沢山の人を巻き込みながら時に、支え、助けてもらいながらもこの選択に自分で責任を持って自分の手でしっかりとこれからのストーリーを描いていこうと思います。
そして、その覚悟と決断をしたこの時が私のはじめの一歩。




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