AmazonBusiness登録迷走記(確定申告書類等の控えがないときの対処法)・H31・3・5更新

1 アカウントを作ったものの
 先日,AmazonBusinessに登録しようと思いたち,ビジネス用のアカウントを作ったのですが,なぜか確認書類が通りませんでした。受付印をもらった確定申告書・決算書を送ったはずなのに・・・

2 メールで問い合わせ
 とりあえずAmazonさんにメールで問い合わせてみるも,「担当部門に確認いたしましたところ、ご提出いただいた書類が、当サイトのご案内している書類とは異なっている状況であると回答がございました。」という回答だけで結局どこがダメなのかわかりません。「他の公的書類でもOKもらえるか」という質問については回答も貰えず・・・。

 とりあえず書類を取り込み直して送ってみましたが,やっぱりダメ。どこがダメなのか教えてくれたらこういう試行錯誤をしなくてすむのに・・・

3 決算書は独立した書類だった
 で,よくよく調べてみると,申告書だけでなく,青色申告決算書にも受付印が押してある画像がでてきました。あれって確定申告書の添付資料じゃなくて,独立した書類だったのか!でも,毎回申告会場に控えと一緒に持って行ってたのに,申告書以外に受付印押してもらったことないぞ・・・もしかして言わないと押してくれないの?

4 電話で問い合わせ
 結局どこがダメなのかわからなかったので,Amazonさんに今度は電話で問い合わせ。事情を説明すると,AmazonBusinessは,法人と青色申告をしている個人事業主向けのものなので(たしか「すべての法人・個人事業主様に」って書いてあった気がしたけど,「すべて」は法人にしかかかっていないようです。),青色申告をしていなくても使えちゃう確定申告書Bに税務署の受付印があっても確認書類として認められないとのこと。メールでもこう説明してくれれば取り込みなおしとかしなくて済んだのに・・・ 
 そして,どのような書類だったら認めてもらえるかについては,「専門部署で判断しているので,この電話では答えられない」とのこと。結局どの書類なら行けるのかはアップロードしてみないとわからないんですね・・・

5 調べて税務署へ
 送った確認書類がダメだった理由がわかったので,いろいろ調べて税務署に。調べた中で一番手っ取り早そうだったのが,Yahoo知恵袋に書いてあった「手元にある控えを持っていって提出日を確認して記入してもらい,それを記入した日の受付印をもらう」という方法だったのですが,お願いしてもダメでした(少なくとも長崎では。)。内容が具体的だったので,いけるかと思いましたが,やっぱりダメですね。

 で,次にお願いしたのはMFクラウドさんのホームページに書いてあった保有個人情報の開示請求という方法。こちらはできるということだったので,「1 開示を請求する保有個人情報」を,「平成29年分所得税青色申告決算書(一般用)」と特定して開示請求してみました(開示の実施方法は写しの送付です。)。さすがMFクラウドさん。
 ただ,よくよくお話をうかがうと,この請求をして開示されるのは,「受理された決算書」なので,受付のときに受付印が押されていないと,開示をしても受付印がない決算書しか出てこないということでした。そして,受付印については,「基本的には,受付したときには確定申告書Bにしか受付印は押さないので,決算書にも受付印が必要なときはひとこと言ってもらう必要がある」とのこと。今後は気をつけよう・・・

 「もし受付印が押されていなかったときは,この開示請求関連の書類と併せて提出してみるとか,再度「開業届」を提出して控えに受付印をもらうというのはどうか(開業届は何度でも出せるとのこと。そうなんだ。)」というアドバイスまでいただきました。税務署の方はなんてやさしいんだ。

6 思い出す
 だいたい請求から1週間くらいで連絡があるということだったのですが,ここでふと,最近「青色事業専従者給与に関する届出書」を提出していたのを思い出しました。
 あれ,これって青色申告していることの証明資料になるんじゃ・・・
 というわけで,さっそく取り込んでAmazonさんに提出してみました。

7 ぬかよろこび(2018.4.4追記)
 その後,「そこに所属していることが確認できませんでしたので,社員証等を送ってください」というメールが返ってきたので,手続きが進んだ!と思い,追加で弁護士会発行の証明書を送付しました。

 が,その3時間後,「メール間違えました。やっぱり決算書等を送ってください。」というメールが到着。手続きが進んだと思ったのはぬかよろこびでしたー。しかたないので開示請求の結果を待ってからまた動くことに。

8 開示請求の結果が届くもやっぱりダメ(2018.4.13)
 4月12日,家に帰ると開示された決算書が届いていました。1週間くらいでなんとかなっちゃうもんですね。

 というわけで,本日,さっそくこれらの書類をAmazonに提出してみました!税務署から開示された決算書だから青色申告してるのはわかると思うのですが,これまでの対応からなんとなく決算書自体に印鑑がないからダメとか言われそう・・・

 その後2時間くらいでAmazonさんから「決算書に押印がないからダメ」という回答がきました。税務署に開示請求して出てきたんだから,青色申告しているのは確実だと思うんですけど・・・
 お役所よりも硬直的な対応になんだかめんどくさくなってきたので,今後どうするかはまた検討したいと思います。

 もう一回無意味に開業届出そうかなー。

9 もう一回出してみる(H31.3.5更新)
 H30年度の確定申告をする際、昨年の反省を活かしてすべてのページに押印してもらいました!

 今度こそAmazonBusinessに登録できるかな・・・


今回のポイント

1 AmazonBusinessを使えるのは,法人と青色申告をしている個人事業主だけ。

2 確定申告をするときには,ひとこと言って決算書にも受付印をもらっておこう!

3 保有個人情報開示請求書の「1 開示を請求する保有個人情報(具体的に特定してください。)」の部分には,「平成29年分所得税青色申告決算書(一般用)」や,「平成29年分の所得税および復興特別所得税の確定申告書B」のように,必要な文書のタイトルを記入する。

4 請求をして開示されるのは,受理されたときの状態の書面。

5 開業届は何度でも出せる!

6 開示請求は意外と早く送ってもらえる。

 確定申告書の写しを紛失等の理由で,保有個人情報の開示を請求される際には,私のケースを参考に請求されてみてください。
 ちなみに,開示請求書に記載があったので,委任状等があれば,任意代理人でも保有個人情報の開示請求ができるようです(本人抜きでも)。まだためしたことはないので,機会があれば代理人による開示請求も試してみたいと思います。

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