健康が一番コスパがいい
元旦の昼下がり。
もはや15年の付き合いになろうかという友人と、不定期に開催される会合──というほど大げさではないけれど、会って、おしゃべりをした。
ふしぎと、彼女と会うたびに新しいトピックが上がって実りがあるときもあれば、双方ふわーっととりとめもない話をするだけで安心して解散することもある。
2019年、一発目の我々の会合におけるハイライトといえば、お金と健康の話。
27歳という年齢ゆえか、それともたまたまお互いに関心のあるトピックが重なったのか。
いずれにせよ、双方ともまあまあ切実さがはみ出ていて、あとから思い返してちょっと笑えた。
真剣な場というのは、マジであればあるほど、なぜちょっとおもしろくなっちゃうのだろうか。
わたしは昨年の健康診断で、ある数値に対してイエローカードが出た。
毎日の不摂生がたたった結果だったし、自分でも思い当たるところがあったから、生活を改めようと可能な限り、がんばりました2018。
その健康診断の結果をもって思うのは「健康が一番コスパがいいよね」ということ。
毎日、きちんきちんと適切な生活習慣を送っていれば、体のメンテナンスを行うのに特別な出費は必要ない。
適度な運動も、お金を払ってジムへ通うという選択肢もあれば、自分で走ったりストレッチをしたりする方法だってある。
一方、健康であることのコスパの良さを頭では理解しつつも「自己管理能力がないとそんなの三日坊主になる」という気持ちもなくはない。
だから「何をするか」を考えたらば次は「いかに楽しみながらできるか」を考えなくちゃあ、ならない。
「健康であることが楽しくてしょうがない」と思たら、しめたもの。
「バランスのとれた食事をしなくちゃいけない」とか「運動しなくちゃいけない」とか、〇〇せねばならない、という思考に陥った途端、健康が遠のく。
「健康であることが楽しくてしょうがない状態」って、つまりどういうことよ?!と、聞かれたところでわたしも答えがないけれど、でも女性の場合は特に、全身裸で毎日鏡の前に立ち続けると生活習慣改善に効果アリ、と聞いたことがある。
「鏡よ鏡」戦法だ。
うーん、全裸で鏡の前に立つことを果たして楽しめるかどうかはおいておいて、目を背けたい現実は、直視せざるを得なそうだ。
節約するために、食べるものを減らすとか、外出を減らすのではなくて、節約するために健康維持に努め、必要とあらば惜しみなく出資する──この姿勢をいま一度、見直したい所存。
そして、次の健康診断ではイエローカードを解消できると、よいな。
ちなみに「健康が一番コスパがいい」というのは金銭面に関することだけではない。
信頼関係においても同じことが言える。
「体は資本」は、至言でしかない。
自分がしっかり動けないと誰かを守りたいとき守れない。
不意に現れた好機に対して、俊敏に反応できるかどうかは、体の自由がきくかどうかにかかっている。
「健康はコストのかからない準備」、ということかもしれない。
なにが言いたいかってつまり、からだのことを考えないとそろそろガタがきますし走りたいとき走れなくなるからフルスロットルでイケる限界を自覚しとこ?自分のケアもちゃんとしよ?2019年そろそろいい大人だよ?という自戒の話でしたとさ。
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