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見積もり調整を乗り越えて工事契約へ【おやつsirimiri】

前回、工務店さんと出会い見積もりを依頼しました。

設計事務所にとって最も辛い仕事のひとつが見積もり調整です。
夢の詰まったプランを提案しても、大幅にオーバーした金額が出てきてしまうと、施主にも心労をかけてしまいます。
今回はその見積もり調整から工事契約までのお話です。

前回までの記事はこちら

見積もり依頼をして約10日後、見積もりがメールで届きました。
予想はしていたものの、見積もりはオーバー。
ただ見積もりの明細を見ていくと、ひとつひとつの金額はとても正直なものであり、信頼できる工務店と感じました。

施主のオザワさんにも工務店から見積もりの連絡が同時に行くようにしていたので、すぐにオザワさんと連絡を取り合います。
まずは,見積もり内容について特別高く出してきているわけではなく正直な見積もりであること、減額は可能であることを説明。
ちょうど鹿沼から東京にオザワさんが来る予定があるとのことだったので、スピーディーに減額内容の打ち合わせをし、減額の内容を踏まえた再見積もりを工務店に依頼することができました。

建築のプランニングでは多くの場合、

「ここにこれがあればより便利だよね」
「こっちでも素敵だけど、こっちだとより素敵だね」

ということを盛り込んだものになっています。
プランを決めているときはとても楽しいので、『全部盛り』になりやすいです。
打ち合わせ段階でそのこと施主・設計者で共有し、見積もりオーバーする可能性が高いこと、また見積もりをオーバーしたとしても、減額する余裕があることを認識しておくことが大切だと思います。

さて二回目の見積もりでは無事予算におさまり、ひと安心。
契約の日程と工事スケジュールを調整していきます。

そして3月18日、無事工事契約をすることができました。

「これからよろしくお願いいたします。」
「お店できるの楽しみですね!」

といった会話が交わされてとても気持ちの良い契約ができました。

この日はそのまま、工事着工前の打ち合わせを行いましたが、それは次回書きます。
ぜひ引き続き読んでいただければ嬉しいです。

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