先日、鉄のカットとプレスを行う工場に打ち合わせに行ってきました。
鉄ってとても身近ですが、どんなふうに形づくられているかよくわからない方がほとんどだと思いますので、少し紹介してみます。

カットする機械　切断加工

こちらは鉄をカットする機械。

いわゆるものすごく大きいレーザーカッターです。
最近は比較的身近に使えるようになってきた、木材やアクリル等を加工するレーザーカッターとほぼ同じような要領で切っていきます。

カットされ、様々な形となった鉄たちです。
このまま出荷されたり、これから曲げ加工や溶接をされる部材もあります。

プレスする機械　曲げ加工

もうひとつ見せてもらったのはプレスをする機械。
金属の板を指定した形状に曲げることができます。

このような型を下にセットしてコンピューターで望んだ形状に曲げられるかシミュレーションした上でプレスされます。

型が作れ無いような微妙な角度の形状は鉄にかける力を微妙に調整してつくりあげていくそうです。　

このような鉄加工や、溶接や錆止め・塗装等の工程を経て、製品はできあがっていきます。
鉄に限らず『どのようにつくられているか』ということを知ることで、建築をまた違った視点から見ることができると思います。

最後に、私が前事務所で担当した住宅の、階段を紹介させていただきます。
お読みくださり、ありがとうございました。

 photo by Yamaguchi  Akihiro 

私は久米岬建築設計事務所（個人の設計事務所）とジーマーミーアーキという３人組の建築家ユニットの２つを拠点として活動しています。個人の方は現在ホームページを作成中です。ジーマーミーアーキはプロフィールにリンクがありますのでよければ覗いてみてください。