「におい」というダメージ

最近、頭がくさい。

去年の夏ぐらいから、毎日頭を洗ってるのに痒みを感じることが増えた。
気になってメンソールと漢方が入ったシャンプーに変え、さらに二度洗いするようになったら痒みは改善したのだけど。

(中国語の商品名ですが、韓国のシャンプーです。韓国でも漢方は人気らしい。使用感はとても良いです)

何となく頭がくさい気がして、頭皮を指先で擦ると、やはりくさい。
昔はこんなこと気にならなかったし、汗をかく季節でもない。
不審に思ってネットを調べると、どうも40代は一番頭がくさいらしい。
原因は分泌物の変化で、加齢臭の一種だという。

加齢臭…!
加齢臭のイメージは、もう少し枯れたにおいだと思っていた。
枕がくさいのは皮脂臭だと思っていたが、どうもそうではないらしい。
そういえば、若い頃はこんなに枕もくさくなかったかもしれない。
皮脂に混ざる物質が加齢と共に変わるらしく、そのせいでにおうのだそうだ。

清潔を心がけるとか、運動や風呂で汗をかくとか、食事を気をつけるとか、色々対策はある。
でも、加齢という根本原因は如何ともし難い。
やむなくドライシャンプーを使ったり、ボディ用の汗拭きウェットシートで頭皮を拭いたりしてやり過ごしている。
(汗拭きウェットシートが一番効果がある気がする)

去年あたりからどうも体の調子が今ひとつで、どうもプレ更年期というやつが始まったらしいな…とは思っていたが。
加齢臭という言葉と「におい」という生理的嫌悪感が与えるダメージは、精神的にクリティカルヒットだ。
いくら見た目を若々しく保とうと、加齢は容赦なく打ちのめしにかかってくる…ああ。

世の中の先輩たちに訊きたい。
この悲しみは、そのうち慣れて受け入れられるものですか?
受け入れたらどうなりますか?
「おばさん」と言われるのは構わないけど、ネガティブな意味でのおばさんには一生なりたくないと思うのは悪あがきですか?

若く見せたいとか、年を取ることにそこまで抵抗感はないつもりだったけど。
「におい」って、どうしても受け入れ難い。
せめて無臭でいられぬものか?

今はただ、このにおいが他人に悟られるのを恐れて、ひたすらボディケアのことを考えている。
(リアルな知人の皆様、だからといって私のにおいを意識的に嗅がないようにお願いします!笑)

豊かな人生のために、ファッションのスパイスを。 学びやコーチングで自分の深掘りを。 私の視点が、誰かのヒントになりますように。