東京ピリカランドは、増田恵美、松本美佐、もち月りえのアラフィフコンサル３名で運営する女性起業家におくるコラムです。

一つ前の恵美さんの「起業に必要なのはスキルより〇〇」から続けまーす。

起業するのに必要なのはスキルより覚悟。この覚悟のなさの一部は自信がないってことだと思うのね。

「失敗したら恥ずかしい」
「間違ったこと言っちゃったらばかにされる」
「知らないこと聞かれたらどうしよう」

言葉に出さなくても胸のうちにこんなことを抱いているのはよくわかる。

でも、100％自信をもってスタートするって不可能なんです。
だって自信って経験で身につくもので、スタートしないことには経験できないわけで。準備がちゃんと出来てからなんて言ってると永遠にスタートできないという無限ループにはまるだけ。

スタートできる人は、知らない、出来ないは恥ずかしいことではないと知っています。

先日、twitterで恵美さんと
「わかんないことだらけだし、ヘルプ読んでも意味わかんないこともあるけど本能でITサポートやってる。」
「わたしもー」
なんて話てたんだ（笑）。

専門分野とはいえ、なにもかも知ってる人なんていないんだし、
わからなかったら調べればいいだけ。

いけないのは、分からないのに知ったふりをしたり、適当なことを言うこと。
これをやってしまうのはプロとしてNGだし（いるけどね、そういう人）、いつまで経っても自信が持てず後ろめたい気持ちでいることになってしまう。

わからなかったら素直に「その件についてはわからないので、あとで調べてお知らせします。」と言ってちゃんと調べて伝えればいいのだ。

それで怒られることもたまにはあるけれど、自分の経験の無さを謙虚に受け止めて、丁寧に対応すればよいのです。そういう経験が徐々に自分のものになるのです。

スタート前だとそういうのって見えないかもしれない。先輩たちはすごく立派に見えるかもしれない。でもみんな、たくさん失敗して強くなっていくのです。「失敗しないように」って考えること自体がそもそも間違ってる。

そして、わからないことは、中途半端にわかってるふりするより、「それ、わからない」「知らない」って言った方がまわりがちゃんと教えてくれるのでお得なのよ。

ピリカランドの3人で話していると、自分の得意分野ことでも「それは知らなかった。」「へー、そうなんだ！」っていう言葉が普通に出てくるの。情報技術の世界もビジネスの世界もほんとにものすごいスピードで変化していくし、半年前、数ヶ月前に調べたこともどんどん古くなり、新しいものがどんどん出てくる。人から情報を教えてもらうのって当たり前。知らないと恥ずかしいとか言ってる場合じゃないんだよね。

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