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肩書きに価値はない話と、名乗ることの大切さの話。

以前、noteで、「肩書きを気にしなくなった」と言ったことがある。

今朝、
キングコングの西野さんのblog、
「肩書きには1ミリの価値もない」という話

を読んだら、私もまた肩書きについて想いをまとめたくなった。

私も西野さんとほぼ同意見で、肩書きと価値は違うとは思っている。

どんなにかっこいい肩書きがあっても、中身がともなっていなければ意味がないし、周りが認めるのは肩書きではなくて、その人自身だと思うし。

肩書きにしばられて、自分のチャレンジを狭めてしまう危険もある。

自分の仕事をわかりやすく伝えるためには必要だけど、興味をもってもらえるような作品を発表していたら、肩書きはあとからついてくる(周りがつけてくれる)とも思う。

その一方で、
「名乗ること」はとても大切に思っている。

私が写真を始めたきっかけになった師匠に、
はじめて、
「私、写真家になりたいです。」
と言ったら、

「それなら、今から写真家と名乗りなさい。名刺も作って、写真家って書きなさい。」
と言われた。

これがかなりのカルチャーショックだった。

「私なんかがまだ名乗れない。」とか、
「もし誰か勘違いして仕事がきちゃったら。」とか、無意味な心配をしていたから。

今になって、私なりに解釈すると、
名乗ることで、自分にプレッシャーをかけて、そこに近づくために必死で自分の力を向上させるために、
「今から写真家と名乗りなさい。」
と言われたと思う。

そして、「あなたにその覚悟はある?」
と、問われていたのかもしれない。

肩書きを背負っていく覚悟。

自分への戒めと道しるべという側面も、肩書きにはある。

結局は、自分がどうとらえて、どう使うかなんだと思う。

肩書き に限らず。

何を見て、何に挑戦して、何を成し遂げるか。

それが自分を作ってくれると信じて。

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