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辛さを人と比べてはいけない。

私は今、入院しています。
病室からこのブログを書いています。

総合病院には様々な人が、様々な理由で入院しています。

私は産科に入院していますが、お産で入院している人以外にも、手術をした人や、私のように切迫早産の方、切迫流産、妊娠悪阻などの方がいます。

隣は小児科です。

毎日、一日中と言ってもいいくらい、泣き声が聞こえます。
一番多いのは、「ママー!」と叫ぶ声です。
辛い治療もある上に、ママと一緒にいられない不安は想像できるものではありません。


他にも、怪我や病気で入院している方が、各科に大勢いらっしゃることと思います。


私は、以前から思っていることがあります。

それは、「辛さを人と比べてはいけない。」ということです。


しかし、いざ自分が入院すると、「もっと大変な人もいるのに。」とか、
「支えてくれている家族の方が辛い。」とか、「辛いと感じる自分自身」を責める発想が生まれてきます。

しまいには、すべて病気になった自分が悪いと罪悪感を持ち始めて、もっと自分を追い込んでしまいます。



誤解しないで欲しいのですが、「自分が一番辛いと思え。」と言っている訳ではありません。

辛さを人と比べることに、なんのメリットもないと言いたいのです。

だからこそ、「それぞれの辛さ」を尊重したいのです。


入院や病気や怪我に限らず、
「辛い」という気持ちを感じた時にできることは、
まず、「自分は今、辛いんだ。」ということを自分自身が受け止めてあげることです。

それができていないと、他人から「私なんてもっと大変だった。」とか、「もっと大変な人がいる。」とか、「○○なだけマシだよね。」と言われた時、心を揺さぶられることになります。

「こんなことで辛いと思う自分がいけないんだ。」と自分を責めたり、
もしくはマウントをとってくる人に対して怒りを覚え、別の苦しみを増やすことになります。

辛さを感じている人にお願いです。
「自分は今とても辛い。」ということ認めてあげてください。

「辛い」と打ち明けられた人にお願いです。
どうかご自身の辛さや、他の大変な人の辛さを引き合いに出さないであげてください。


大げさなことではなく、みんながそれぞれの人生を懸命に生きています。
だからこそ、辛い時は「辛い」と言って、助けを求められる世の中にしていきたいです。


辛くていい。
頼っていい。
そう思います。


辛さを受け止めた先には、きっと、
少しの晴れ間や、辛さの終わり、そして幸せを感じる心があると信じています。

今回の入院で、多くの人に支えられています。
辛さを受け止めたあとには、感謝が止め処なく溢れてきます。

みんな、ありがとう。
いつか私も恩返ししたい。

そのためにも今は、今の自分にできることを、精一杯やるだけです。

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やどかりみさお(写真家)

写真家。双極性障害をテーマにしたドキュメンタリー作品「夜明け前」で、第14回名取洋之助写真賞奨励賞を受賞。家族写真、ポートレートも撮っています。現在は産休中。 お問い合わせはHPからお気軽にどうぞ。 HP▷ https://www.yadokarimisao.com/

MIND

日々、感じていること、思っていること、これからのことを徒然と。
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