undercover730

通訳・通訳案内士(北欧中心)。テレビの裏方通訳など。TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッ…

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通訳・通訳案内士(北欧中心)。テレビの裏方通訳など。TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」木曜日不定期出演。アノニマスタジオ刊「ニッポンおみやげ139景」

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  • お呼びとあらば即・添乗!

    北欧ゲスト専門通訳ガイドのあまりオチのない小話

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ジャパニーズマスキング・ザ・ズキン

散歩に出ると、顔下半分をがっつり隠してジョギングする人達を良く見ます。そこで思い出したのが鞍馬天狗やネズミ小僧。常に顔の大部分を隠しながら密な場所に滅多に出てこないし、出てきたとしてもひらりと飛び歩くか、小走りで人目を避けて逃げて行くので感染リスクは最小かも。もしかして今のこの状況に最適なスタイルなのでは、、ということで、伝統あるジャパニーズマスキングスタイル・ザ・ズキンの付け方はこちらです。来年ゲストが手拭いを買ったら「忍者巻きやってみなよ。」とかそそのかしてトライして欲し

    • カタカナ駅のおかしみ

      長期間遠くに出なかった故、浦島太郎ぶりが激しい今日この頃。今日も日比谷線に虎ノ門ヒルズ駅が開業したというニュースを見て駅名をじーっと眺めると、うーむ、何処となく漂う違和感が、、これは「とらのもんひるず」というひらがな表記から“とんねるず”感が拭えないせいなのか? じゃ、他のカタカナ駅はどうかというと、、 ・たかなわげーとうぇい →宴もたかなわだけに、どうにもこうにもパリピ風。いっそのこと、“うぇい”の前に読点打てばいいのか?“たかなわげーと、うぇい“、うん、しっくり来ます。

      • いつか来る次の旅では彼らは何を買うのか?

        一昨年(日本語版)、昨年(中国語繁体字版)と続けて出させて頂いた拙書ですが、これまで我が国へ押し寄せていた外国人観光客の皆さんがどんかニッポンのおみやげを買って行ったか、また通訳ガイドとして選択ポイントの面白いズレをまとめた1冊なり。産卵期の亀のように押し寄せていろいろな観光業のヒントのたまごを落とした後、さーーっと海の向こうへ帰っていった彼らが再び日本に戻る時、何を用意しておけばいいのだろう、それが次作のテーマです。140景から先を探しにまだ立ち直らないこの国で、ご近所探索

        • 感染対策はこれでOK?-コロナ時代のライブ演奏と通訳ガイド

          ワタクシ、通訳ガイドしております。 今日、ずっと思案していた今後のガイド感染対策に一筋の光明が! あるバンドが開発した演奏用飛沫防止ボックス、限りなくタダの電話ボックスに近いのですがキャスター付きなので、もしかしてこれに入りながらガイドをすれば万全なのでは?、、いやちょっと待てよ、、駅の階段は登れないし、ご飯も立ったままだし、玉砂利オンリーの明治神宮では前に進みもしないな、、。 、、それより、近日これを使って演奏する人達のライブの難航具合が気になります。ギタリストはThe

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          tiktokねぇ、、どっちかっていうとbuck-tickのがいい、kick backのがもっと嬉しい。

          tiktokねぇ、、どっちかっていうとbuck-tickのがいい、kick backのがもっと嬉しい。

          個人的臨床試験〜頑張れソングの効用について

          よくテレビ出演者に苦境が訪れると、お決まりの頑張れソングがこれでもかと流れてくることがありますが、前から「本当に元気が出るの、それ?」と疑問に思っていました。 そこで今回自分が心身共にかつてないピンチに陥るという絶好の検証コンディションを得たので、”弱っている時にどの曲が1番心に響くのか“という超小規模臨床試験を行うこととしました(結果はあくまで被験者だけの感想なので悪しからず。)。 -コントロール群 ・負けないで ・愛は勝つ -研究対象 ・365歩のマーチ

          個人的臨床試験〜頑張れソングの効用について

          ややコロナな話

          長年流行にはいつも1周くらい乗り遅れるタイプだったのに何故か今回は運悪く世の流行りに乗ってしまいました。本日コロナ疑惑で自宅蟄居35日目。PCRは陰性でしたが、どう考えても陸にいるのに溺れるような呼吸苦等アヤしい症状が続き(息がまともに吸えないので恐怖感倍増)、かかりつけの先生も「限りなくクロの近いクロ、、イカ墨くらいだねぇ。」と言うのでこれは紛れもなく偽陰性、、実は4月15日までは片手で崖に捕まってる状態が続いて3週前の土日はもうだめか?というくらいの峠でしたが、多くの皆さ

          ややコロナな話

          クジラから出汁は出ないよ。

          日本旅行中のデンマークからのお客さんと居酒屋に行った時の話。酔鯨をオーダーしてしばらく待っていると、千鳥足のクジラさん、瓶ごとやって参りました。ラベルを見るなり何故かお客さんは大興奮。「うおっ、これ、この前ミソスィルを作ってみようと思って買ってみたジャパニーズスープの素と同じ会社だ!!魚のマークも波のマークも全く同じだし(ステルスダブルミーニングです)!!」とな。ん?白波に魚⁈もしやそれは”ほんだし”なのでは、、そしてクジラじゃなくてカツオじゃ〜〜。 #北欧 #居酒屋 #日本

          クジラから出汁は出ないよ。

          フィンランド人は、子音が重なる音声が心地良いらしく、「気に入った日本語ある?」と聞くと、かなりの確率で「日暮里」と返ってくる。この調子でいくと、「やっぱり」とか「ツッパリ」も彼らの琴線に触れそうだ。次、聞いてみよ。

          フィンランド人は、子音が重なる音声が心地良いらしく、「気に入った日本語ある?」と聞くと、かなりの確率で「日暮里」と返ってくる。この調子でいくと、「やっぱり」とか「ツッパリ」も彼らの琴線に触れそうだ。次、聞いてみよ。

          明るい夜更けの夕涼み

          「暑い、、。」タオル1枚、桟橋の突端に腰掛けた。右隣には先客。僕の母くらいの女性が目を閉じて風を楽しんでいた。「あら、いらっしゃい。ようこそ、特等席へ。旅行中?フィンランドは初めて?」と目を開けた途端、突然の涼み客へ質問のシャワーだ。「いや、2度目です。この前は仕事で来て、その、また来ちゃいました。」ぼかして言ってはみたが、実は取り返しのつかない失敗をして逃げ出してきた、のが実情。しばらく向かいの太陽を眺めた後、再び彼女が口を開く。「サウナの後、残っているのは今日から先の自分

          明るい夜更けの夕涼み