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他人に期待しない、とは言うけれど

健やかな精神衛生を保つために、他人には期待しない方が良い、と言ったりする。
確かに一理ある。
他人と自分は違う人間なのだから期待とは違う言動をされることはままあるし、ネガティブな感情になってしまうよね、というのはよく分かる。

基本的にはその姿勢でいたいと思う反面、期待したいと思える人、期待してくれる人がいるのはすごく素敵じゃないかな。
「この人だったら期待しても大丈夫そうだな」と思えたり、
「あなたには期待してるから頑張ってほしい」と言ってもらえたり。

お互いのプレッシャーや重荷にならないためのポイントは、信頼関係があるかどうかなのだろう。
信頼関係をベースとした期待は、相手に活力を与える力を持っている。
(身体の内側からエネルギーが湧いてくるような感覚、とも)

良くも悪くも期待をかけられやすい子供時代とは違い、大人になると真っ直ぐな期待をかけてもらう機会が減る中で、自ら期待したいと思える人や期待してくれる人が存在すること自体、とても素晴らしい営みに感じる。
信頼関係をベースとした期待というのは、本当の意味で人と繋がることでもあるんだなと思った。

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