見出し画像

学ぶことで手にするプレゼント

学び続ける動機を突き詰めると、「知的好奇心を満たすため」に着地すると思っていたのだけど、今まで不勉強だった分野を学ぶと少し景色が変わってきた。

何せ勘所が分からない分野だから、系統立てて学ぶことで、更地に立て看板を設置していくようなイメージで、自分の中に少しずつ目印を作ることができるようになる。
今まで見えていなかったあれこれが、おぼろげながらも少しずつ視界に入るようになる。

その結果、これは知的好奇心を満たしてくれる以外に、他者との対話の余地を広げてくれる行為、とも言えると思った。
学ぶことで他者と対話できる引き出しが増える。
そう考えると、外国語を学ぶだけでなく学ぶことそのものは、他者とのコミュニケーションの幅を広げてくれる手段という点で、言語の習得と似ているのだなあ。

また、純粋に学び続ける人と話しているとなぜ楽しいか、腑に落ちた気がする。
彼ら彼女らは、会う度引き出しが増えているのだ。
場合によっては、引き出しの色が変わっていたり濃くなっていたり、大きさが変わっていたりするが、そういう変化がとても楽しい。
そういう人と共に時間を過ごせることが、学ぶことによる最高のプレゼントなのだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?