見出し画像

すきまや,始めます

 放課後おやつクラブ(仮)構想はどうなったんだろう?と気にかけてくださっているみなさんへ。ニーズ調査や来年度の運営見直しなど諸々を総合的に考えた結果,いきなり民間学童的なスタイルでやっていくのではなく,「すきまや」を始めることにた。

 なんだよ,すきまやって。

 ちょっと胡散臭いネーミングでひかれてしまいそうだけれども,基本コンセプトは「放課後おやつクラブ(仮)構想」とそう違わない。とにかく制度のすきまに生じている「こんなサポートがあったらいいな」に,自分ができることをしていければという,ただそれだけである。それに対して放課後の子どもさん預かり制度を提案したのだけれども,私の身近では今のところ定期的に決まった時間にお願いしたいというニーズはほとんどなかった。それに加えて,どうしても「子どもを預かる」面で保険の適用を考えないわけにいかず,どうしたらそこをクリアできるかとリサーチをしたところ・・・

 As Mamaさんという団体が運営している「子育てシェア」アプリの存在を知った(※1)。この「子育てシェア」アプリに登録すると,顔見知り同士で託児や送迎の「お願い」と「お世話できる」の発信ができ,ワンコインで困ったときに気軽に助け合える仕組みになっている。かつこの子育てシェアの利点は(このアプリを通して成立した支援に関して)支援時間内保険が適用されることだ。子どもさんを預かって万が一何かあったらどうしようと思うと一歩踏み出しづらくなるが,保険という形でその障壁を超えやすくしている。さらに支援内容や金額も両者の合意で自由に設定できるので,市が運営している「ファミリーサポート」よりも柔軟な制度になっている。たとえばファミリーサポートでは複数の子どもさんを預かることができないが,「子育てシェア」では両者の合意さえあれば(保育士の配置基準を超えない限り)可能である。

 そんなわけで,私が予め枠を用意するのではなく,ひとまず「子育てシェア」(登録・利用無料)に参加してもらい,それぞれその都度個別のニーズに応えていく,という形をとることにした。この活動が「すきまや」であり,すきまや利用条件は「梟文庫正会員であること(※2)」と「子育てシェアに登録していること」とした。料金はAs Mamaさんが推奨している1時間ワンコイン(有資格者600円)を取り入れるけれども,これは「複数サポート(複数での預かりや送迎)」の場合とし,個別サポートは特別料金(5分100円・1時間1200円)を設定した。原則小学生以上を対象にした設定であり,幼児さんのお預かりは今のところ考えていない。ただしどうしてものレスパイトには相談に応じたいと思っている。何しろ私も子どもが1才の頃,あまりにつらくて「3日間だけでいいから(自分が)入院したい!!」と本気で思ったもんですからね・・

 と,こんな感じでゆるくやっていきたいと思っていて,ニーズがどれだけあるのか正直なところ分からない。なければないでまた「そうじゃなくて,こういうことして欲しい」という声に応えて考えればいいと思っているし,また後日お知らせするけれども,もう一つのんびりスタートする学習支援の活動もあるので,そのバランスをとりながらできることをしていきたいと考えている。

 そして子どもさんをお預かりする場合は,ただ単にお預かりするというよりは,今までの経験をいかして,楽しく色んな活動を取り入れていきたいと考えている。おやつクラブ構想の時にも考えていたような,おやつ作りや調理も(実費が必要なのでこれらは希望があればということであるが)そうだし,いろんな手仕事やアナログゲームなど,子どもさんたちのご要望に応じて多様な経験の場と時間になるように工夫はしたい。As Mamaさんのホームページにもあるような,子どもたちの「ご近所留学」的な体験につながってくれたらいいなと考えている。

 詳細についてはまたSNS等を通じてお知らせしたいと思っている。もしすきまやに興味を持って下さったり,早速利用を検討してくださる方は,まずはお気軽にご相談頂ければと思っています。

 それからですね,「梟文庫」と「子どもさん預かり」の中間地帯として,「リクエストチケット」の販売もすることにしている。長期休暇中「仕事だからこの日開館していて欲しい」とか,「こんな企画して欲しい」など,梟文庫開館日や企画のリクエストができるチケットを1枚500円で販売する。たとえリクエストチケットで梟文庫を開館したとしてもほかの来館者さんもやってくる通常開館となり,梟文庫では基本子どもさんを預からないので(個別サポートを責任持ってできないので),子どもさんは文庫で自由に過ごしてもらうことになる。でもすきまやで子どもさんを長時間預けるとなかなかの高額になってしまうので,預けるよりは居場所があればいい,という子どもさんはそんな形で梟文庫を利用できる選択肢を作ってみた。「リクエストチケット」で梟文庫を開館し,梟文庫開館時間前や送迎などは「すきまや」個別サポートで,なんていう合わせ技も可能なんではないかと思っている。この春休み期間はお試しキャンペーンをするので(3月1日よりリクエスト受け付けます),ぜひ利用してみて欲しい。

 自分で書いていてもなかなか複雑なシステムになってしまったが,ご不明な点はお気軽にお尋ねください。

※1
As Mamaさんのホームページ:http://asmama.jp/
ちょうど本日22日は「子育てシェア」のページがシステムメンテナンスのため利用停止中のようですので,ご覧いただけないです。

※2
次年度の会員制度は改訂があります。会員種別を設けていますので,後日ご確認ください。

細々noteですが、毎週の更新を楽しみにしているよ!と思ってくださる方はサポートして頂けると嬉しいです。頂いたサポートは、梟文庫のハンドメイドサークル「FancyCaravan」の活動費(マルシェの出店料等)にあてさせて頂きます。