はじめましての方がたくさんいる場におじゃまをした。経営者の方や個人事業主の方。お話しを聴きながら、わたしの預金口座はこの方の時給分くらいしかないと思うと口があんぐりしてしまうお話を聴けたり、新たな挑戦を語るあたたかな想いを聴けたり。

笑いの絶えない空間と異世界にいるような時間はなんともちぐはぐできょろきょろしてしまう。

"それでは、自己紹介をお願いします。"
"わたくし、こういう者です。"

自分を名乗り、名刺を差し出す光景を見ながらふと思った。

あ。わたし、「何者」でもない空っぽだ。

どこかに勤めているわけでもないし、駆け出しのライターでまだ記事を書いてお金をいただいていないし、びっくりするくらいすっからかんな自分に気づいた。

それでも、その場にいて居づらいなんて思うことはなくて、それはきっと、みなさんの人生経験からくる人の厚みとやらで、自分も周りもハッピーに生きているキラキラした大人たちがいるんだ......！と衝撃を受けた。

そして思った。

こんな方々の人生を取材したり、ライティングをさせていただけるメディアに携われること、そのこと自体がわたしにとって大きなきっかけになるだろうなぁと。

今月から、key pageいうメディアのライターをさせていただくことになった。

波乱万丈な人生を送られてきた方の生き方を取材し、記事にしたりドラマ化をして、誰かの背中を押すきっかけづくりが目的のメディアだ。

お邪魔したのは、取材を受けていただいた方々が集まる交流会。

みなさんからスポンジのように吸収して感じたことはふたつ。

社会にでて数ヶ月の何者でもないわたしは、これから何者にでもなれるということ。

人のご縁を大事に、受けた恩は決して忘れずにいつまでも恩返しするつもりで邁進すること。

そして、変わりたいと素直に湧いてでてきた気持に従って行動していきたいと思った。

わたしも誰かのきっかけになれるような人になれるよう、自分のあり方をもう一度、時間をとって考えたいと思えた時間でした。

何をしたいか？よりも、どうありたいか。

何をするにも、あり方次第で変わってくるのだと最近少しずつ気づいてきた。

さぁ、ここから『わたし』をつくっていくよ。

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