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100スキ その10 雑貨屋さん



雑貨屋さんが好き。
雑貨屋さんが好きでその思いが止められなくて
雑貨屋さんで働いていた人です。笑


何から語れば良いのか迷うけれど、
まずは私にとって、雑貨屋さんとは。

小さな幸せを見つけられる場所。


…今回もちょっと格好つけちゃったな。薄いな。
一言にまとめきれんかったので語らせてください。



それはまだ、自由に使えるお金が
あまり無かった学生時代の頃のこと。 
休日は電車とバスを乗り継いで
イオンに行くのが定番で。
大体、映画を見てプリクラを撮ったり
ご飯を食べたりがメインイベントで、
あとはウィンドウショッピング。
ぺちゃくちゃと話に夢中になりながら
とにかく片っ端から専門店に入っていく。
お金が無いから欲しい服やカバンはあっても
なかなか買えない。
そんなとき、私は雑貨屋さんで
小さな幸せを買うのが好きだった。

雑貨屋さんでなら数百円で
何かときめくものが買えるかもしれない。
いつもそんな希望をくれる雑貨屋さんは
私にとって幸せ空間でしかなかった。
実際に、買ったもので覚えているのは、
小さなイミテーションフラワーや小鳥の飾り、
ポストカードや文房具、アクセサリーなど。
あ、友達の誕生日プレゼントとかね。
心ときめいたものを買って帰る
あの幸福感ってたまりませんよね。
あーお買い物行きたいなぁ…。笑


話が少し前後してしまうかもですが、
そもそも雑貨屋さんという空間が好き!笑
雑貨屋さんと言っても、系統によって
色々なお店があるわけですが。

面白いものやインパクトがあるものを
置いてるお店は見ててたのしいし
(特に中学のときはそういうお店の
ポップでレトロな物を持つのが流行った)
ちょっと照明暗めでおしゃれな雑貨屋さんは
少し背伸びをしてドキドキしながら見たり
(大体そういう店ではアクセサリーを買う)

どんな雑貨屋さんも好きなんですが
私が一番好きなのは生活雑貨が多いお店。
働いていたのもそういうお店でした。

パジャマや洋服なども置いてあれば、
食器やキッチングッズも置いてある。
インテリアの飾りや植物なんかもあれば
文房具やぬいぐるみも置いてある。
なんかいい匂いもするし、色合いが優しい。笑

学生時代、友達とそういう店に入っては
「将来こんなの家に置きたーいっ!」
というのが決まり文句で。
(自分が働いてからも、学生のお客様が
全く同じこと言っているのを聞いてほっこりした笑)
そんな輝く未来を想像できた学生時代、尊い…。

そして、そんなお店で働く
“雑貨屋さんのお姉さん”は私にとって
とても眩しく見えていました。
学生時代はまさか自分がそこで働けるとは
夢にも思わなかったな。

そう、私は憧れの“雑貨屋さんのお姉さん”に
なるべく、転職したわけです。動機が弱い!笑

転職する前の職場はとても良いところでしたが
仕事の内容や扱うものに、まぁ愛を持てなくて。笑
興味ない、頭に入ってこない、ときめかない。笑
その反動で
「好きなものに囲まれて働きたい、うおおぉお」
となって、そうなったらもう止まらなくて。笑

でもそのおかげで一応憧れの
“雑貨屋さんのお姉さん”にはなれたので
当時の自分には感謝しかありません。

で、実際私が見ていた憧れのお姉さんのような
店員さんに私がなれていたのかというと
そこはあまり自信は無いんですけどね。笑


それまではお客側からしか知らなかった
雑貨屋さんですが、
店員側になって見る雑貨屋さんの景色とは…

ずばり最高です!!

期待を裏切るどころの騒ぎじゃないです、
良い意味で。超えすぎてました。


お客様に救われたり、幸せを頂いたエピソードは
めちゃくちゃありますが
それは接客業という仕事についての話なので
ここでは割愛して、雑貨屋さんならではの
幸せをいくつか語らせてください!


まず、メーカーからお店へ届く荷物の
ダンボールを開けるのが楽しくて仕方ない。
どの仕事でも来た荷物を開ける作業というのは
あるかと思いますが、雑貨屋さんの荷物ほど
開けるのが楽しいダンボールは無いと思います。笑
発注を自分でかけていたり
事前に品出しの計画を立てていたりするので
何の荷物が来るかわかっていることも多いのに
スタッフと共に「これ可愛い〜!」なんて
言いながら納品書通りに物が入っているか
数を数えていく作業は、
ただの幸せでしかなかったです。笑
服屋さん等でもその楽しさはあると思いますが
何より雑貨屋の強みといえば品数の豊富さ。
まるで宝箱なのですよ、ほっほっほ。


そして、常に季節のイベントを感じられるのも
今となってはすごく幸せなことだったと思う!
(しかも少し先取りで季節を感じられる)
1年を通して、常に何かのイベントの
企画展示をしていくので飽きることはありません。
もう、楽しくてしゃーないんすわ。


あと、贈り物を買われるお客様が多いので
なんだかこちらまで幸せをお裾分けして頂いた
気分になれるのも幸せポイントでしたね。
贈り物の一つ一つに、ストーリーがあります。
(あ、また格好つけた)
何をあげようかな、この香りが好きだから、
これだったら使えるかな、これ可愛いな、
喜んでくれるかな、メッセージは何にしよう?
そんな想いが込められているのを
目の前でたくさん目にしてきました。
そしてラッピングという
僅かなお手伝いもさせて頂きました。
つまり、私の想いも込もっています。(重い)

特にね、母の日なんか涙腺ゆるみますよ。
ちょっとヤンチャっぽい男の子が
恥ずかしそうに私に話しかけてくれて
「母へのプレゼントなんですけど
どんなんが良いですかね。」と小さーい声で
聞いて下さったときのことは一生忘れない。笑
もう親戚のおばちゃん並みに心を込めて
アドバイスとラッピングさせて頂きました。笑
そんなやり甲斐に満ち溢れたお仕事でした。


やばいな、めっちゃ語ってるな、長いな。
まぁいいか。笑


残念ながら私が働いていたお店は
閉店してしまったので
もう雑貨屋のお姉さん(おばさん)では
無くなってしまったのですが、
やっぱり雑貨屋さんが大好きな気持ちは
なにも変わらないので、
これからも強めな雑貨屋さん愛を持って
生きていこうと思います。笑


あ、そうそう、憧れの雑貨屋さんのお姉さん達は
一緒に働いてもやっぱり憧れのお姉さん達でした!
素敵なお姉さん達ばっかりだった!!!
おしゃれで、センス良くて、優しくて、
字と絵が上手くて、気遣いが神で、器用で、
テキパキしてて、明るい雰囲気を纏っていて…
お店が無くなった今でも
ずっと大好きなお姉さん達なのです!!
私はそんなお姉さん達に
少しでも近づけていたのだろうか…。笑




都会で雑貨屋さん巡りとかしてみたいなぁ

そしてそれをnoteに書いたりしてさ。

有言実行するぞ!!絶対!!!!