三島で「SDGsフェス」取材してきました

 11月19日(日)にみしま来研究所(三島市中央町)にて「ひいずるやまと SDGsフェス」が開催されます。
 実行委員長でみしまびとの生駒大和さん、HiPs代表 大橋ひずるさん、中村浩子さんにお話をお伺いしてきました。

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 本イベントは、三島の街づくりを目指して活動する「みしまびと」と、健幸美を応援するコミュニティ「HiPs」の共催。

SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」をテーマに、
出荷に適さない「はじかれ野菜」でのカレー作り、My箸づくり、モルック体験会、エシカル商品の販売、HiPsオリジナルのチャリティビールの販売など、計13のブースが出店するとのことです。

 伺ったお話がとてもすてきだったので、新聞には載せきれなかったインタビューをご紹介します。

実行委員会のみなさん

企画の経緯を教えてください

大和さん:「SDGs」は、今や多くの人が関心のあるテーマなので、地域ですてきな活動をしている人を紹介する場作りをしたいと思い、企画を立ち上げました。
 自分にとっては、人生初めてのイベント企画。沼津へ赴任し、みしまびととの出会いがあった。挑戦する仲間の背中を見て、自分でも何かやってみたいと思うようになりました。

HiPsさんとのコラボレーションということですが。

大和さん:パワフルに活動されるHiPsさんは、まさにサステナブルの象徴。このテーマでイベントをするならば彼女たちしかいないということで、声を掛けさせていただきました。

ひずるさん:今年HiPsは10周年ということで、10の団体とコラボしていきたいと思っています。私たちとしては、いつも通り「ジョギングの敷居を下げること」。

 そして先日作った、オリジナルのチャリティビール「LADY BE+」(売上の一部を子宮頸癌の予防啓蒙活動に寄付)をみなさんに飲んでいただく機会になればと思っています。

オリジナルビールを片手に打ち合わせ。
左からPIYOちゃん、ひずるさん、大和さん

更年期に関する座談会や、還暦世代のファッションショーが特徴的ですね

ひずるさん:この10年間、たくさんの講師をお呼びして、勉強会やトークイベントを行ってきました。コロナ渦を経て久しぶりですが、
また開催するのが楽しみです。

ファッションショーを担当する”PIYOちゃん”こと中村さんはいかがですか?

PIYOちゃん:今年60歳を迎えるので、「レッドカーペットを敷いて、真っ赤な服を着て歩きたい」と冗談交じりだけど、仲間には話していたんです。大和くんからコラボのお話を聞いて、この機会にやっちゃえ!ということで。

赤い「ちゃんちゃんこ」ならぬ、レッドカーペット!

PIYOちゃん:そうそう(笑)10年前、私がHiPsの出会ったときは、子育ては一生懸命してきたけれど、妻として母としてこのままで終わるのは嫌だなという思いがありました。好きな仕事もできていなくて。

 自分もそうだったけれど、50歳すぎるとそれまでの生活を変えるのは難しくなる。旦那さんの愚痴ばかりだったとしても、家庭にいる人が一歩踏み出すのは、とても大変なこと。

 それはわかってるけど「好きなことやろうよ」「いくつになっても、自分らしく生きていこうよ」と、少しでも伝えられたらなと思っています。

50歳から60歳まで、どんな変化があったんですか?

 HiPsに出会って、自分らしくいきいき生きる仲間に勇気づけられました。HiPsの前代表のみっちゃん(小野美智代さん)のことは、最初追っかけしていたくらい、彼女の生き方に憧れていました。

 人が大好きな自分にも改めて気付き、「自分のお店を持ちたい」と思って、叶えることもできました。

「アラ還世代も、自分らしく」そんなメッセージでのファッションショーなんですね。

 もともと洋服は大好きだけど、人と違うものが着たいから個性的な服を着ようというわけじゃなくて、「自分が着たい服を着る。それで元気に生きられる」という感覚も、10年間で結構変わったの。

 「どんな服を着るか」もそうだけど、すべての選択を自分でできる女性が増えたら、もっと元気で明るい社会が見えるよね。

お話、ありがとうございました。

 大和さんもPIYOちゃんも、人との出会いがご自身の転機となったことを話してくださったのが印象的でした。
当日の盛り上がりが楽しみです。(河田)

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