鈴木みそ【マンガ家の生活】 vol.65 成田発なのに羽田にいた! マジか!

ANAの函館行き555便から書き込んでます。お久しぶりです。

旅行中しかメルマガ書かないのかよ。と言われそうですが、つい家にいると英語の勉強するか、ZELDAをやってしまうので、日記書かなくなってしまうんですよ。今飛行機でワイファイもなくて暇だから、こうして日記を更新したりするわけです。

今回の北海道行きは、あれです。格安飛行機会社のインフライトマガジンのお仕事です。前回はセブ島で散歩している間に財布を盗まれてしまいましたが、今回もいきなりやらかしました。

ANAに乗っている。というところであれ? と勘の良い人は気づいたかと思いますが、(大きな文字で)成田と羽田を間違えて、予約していた飛行機に乗れませんでした!

がーん。

搭乗手続きするまでまったく気づいてなかった。編集遅いなー、と思いながら羽田のマシンにチケットのバーコードを読ませたらエラー。

係員にお尋ねください。と出たのでちょっと並んで窓口のお姉さんに見せたところ、大変に申し訳なさそうに、ちょっとかわいそうな人を見るような目つきで

「お客様」

「これは成田発のエアチケットですね」

ええええ。国内線だから羽田だと疑っていなかった。そうかそうだよね。あたたたた。

ショックを受けている時間はなく、どうやって北海道に行くか。というのが次の目的になります。予定はびっちり組まれているので。今から成田に行く時間はなく、ここから北海道に飛ぶしかない。席は空いているのか。何時に到着できるのか。

別の窓口に走り、成田と羽田を間違えてここにいます。北海道に行きたいんですが、どこでチケットを用意できますか。と聞くと、お姉さん早い。すぱぱぱっとアイパッドで見て、4番窓口に行ってください。12時50分発、1時5分発ANAがございます。ここからでは席の空き状況は見えないのでそちらでチェックできます。まだ40分あるので大丈夫です。

と的確なアドバイス。

4番に行くと、なんとさっきのお姉さんの受付。10くらいある受付でたまたまそこが空いたこの偶然。

北海道、函館まで片道。というとクスリを笑ってすぐ手続きをしてくれた。

35000円ですよ。高いなー! そんなするのか北海道。

バタバタ乗り込んで、いま一息ついたところです。高度1万メートル。

飛行機半分も埋まってない。格安の飛行機は身動き取れないほどパンパンに詰まっているので、なるほど2倍以上値段が違うとこういうことになるのか。だったら安く売っても人を詰めた方がもうかりそうなのに、と思いますが、詰め込みすぎると色々トラブルがおきて、殴って引き釣り降ろされるかもしれないので、まあこれはしかたない。

ほぼ一月ぶりくらいのメルマガですが、イベントなどで話すことがまた増えました。漫画描かずに話ばっかりしているな。

昨日はカメントツくん、という名前の若手漫画家がはじめての単行本を出す。イベントに呼ばれました。いやおめでたい。はじめての単行本というのは嬉しいものですよね。

「みそ先生は、はじめての単行本を出したときどうでした?」と舞台で聞かれたので、はじめては27歳か28歳のとき、「あんたっちゃぶる」という本を出しました。

それが当時は景気が良かったので、5万部も刷っていただきまして、800円くらいの本だったかな。400万円も印税が入ってびっくりしました。と言うと会場がどよめいた。

その400万円を、競馬で本命一点賭けしようと思って。

「ええー?」とまたもやどよめく会場。

武豊の馬が強くて大本命。絶対に勝つ。とみんなが言うので、じゃあどうせあぶく銭じゃないか。買ってしまえと。倍率が1.05とかもう100万円かけても4,5万円にしかならないようなオッズですが、400万も突っ込めばそこそこの金額になる。よしやろう! と。

でもねー、アスキーの振込が遅れて銀行に現金が入ってなかったんですよ。くそー、と思ってレースを見たら、武豊ぶっちぎり。

ああああー! やっぱりー!

アスキー死ね。と思ったら、次の瞬間その馬は斜行という反則で失格になってしまいました。

そんなドラマチックな展開があるのか!

いや助かった! アスキー神様! 

という話はたしかあんたっちゃぶる2巻あたりで書きましたよね。

会場はなかなか温まりました。この漫画家バカじゃねえのか。という空気で(笑)

こうして飛行機乗れなかったり財布盗まれたりしていると、やっぱりどこかネジが足りないのかオレは、と思う昨今ですが、大丈夫こうやって生きているので、足りない皆さんご安心を。

カメントツくんは、若いのにバランスが取れた漫画家で、ルポ漫画が実に上手い。

彼は相当才能があるので生き残っていけるでしょう。というような話をしました。あの絵がまたインパクトあるしね。

一昨日はネットラジオに呼ばれて、これまた2時間も昔の話をしましたよ。

あまり語ることのなかった、20代前半の話ですね。ほりいゆうじさんたちに遊んでもらっていて、ドラクエやポートピアあたりの時代の話です。

水曜あたりに公開するそうなんですが、オレ調子に乗って話しすぎたんで怖くて聞けないのよ。

みなさんも無理して聞かなくていいです(笑)

おっともう飛行機は降下をはじめました。高い飛行機乗っても時間は同じだからね。オレは格安エアが好きです。現地でたくさんお金使った方がお得感あるよね。さあ、気を取り直して蟹食おう蟹!

(と言っているけど、甲殻類はそれほど好きではないw)蟹は絵面がいいからねー。好きな人多いし。

あとはなんか書くことあったかな。

娘が交換留学を終えてカナダから帰ってくるそうで、ニューヨークで嫁と合流するとか言ってます。豪気だね、金もないのに。

ほんとこういう派手な生活していると、金が余ってそうですが、元気はあまってるんですが、金はありません。かつかつですよ。

そろそろ月刊連載始めないと死ぬかもしれない。ちゃんと漫画をかかねば。

昨日はもう漫画描きたくない。と舞台上で叫んでしまいましたが、大人気ないです。だいにんきではなくておとなのけの方です。

月刊サンデー(ゲッサン)で描いているプロの漫画家が何人も昨日は来ていたそうですが、鈴木みそのえげつない漫画家話に相当ショックを受けたそうです。と編集の人が言ってました。

若手の頭に氷水をぶっかけたみたいです。えー、そんな厳しい話したっけかなー。

編集の人も「みそさんの漫画は読んでいてドキドキします」と言ってました。人生薄氷を踏みながら生きてますから。他人が見ても怖いのかもしれません。

なんて書いていたら函館着きました。はやーっ!

ではこれからの旅のお話は、イン・フライトマガジンで。

とりあえずいい天気で今夜の夜景を見に行くまでにたっぷり時間があるようです。セブのときよりのんびりした予定になってますね。

ちょっと時間あるからあんたっちゃぶる3巻の直しでもするかな。ではみなさん次の更新をお楽しみにー。

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鈴木みそ

【日記】漫画家の生活2017年

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