鈴木みそ【マンガ家の生活】 vol.19(12月7日発行)寿命120歳の時代の漫画家とは


目次

1.今週の日記

2.今週のオススメマンガ

2.Q&A

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今週の日記

11月29日(日)

真面目にお仕事。

一日机に向かうと肩がこってしょうがない。目も夜になるとショボショボしてきて視力低下が激しいので、一日8時間以上仕事をしないようにしないといかん。締切だとそうも言ってられないのだが。

今日の忘れられないニュース

「【画像】『プロのハゲ』とは一体何か→説得力ありすぎる画像が話題に」

「プロのハゲ」写真があんまりなので、アドレスは控えます(笑)

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11月30日(月)

マシンに行く予定だったが、いよいよ新連載のキャラやネームを見える形にするために仕事しないといけなくなってきた。

朝からパソコンの前に座り、クリスタを立ち上げる。

いつもは左手ショートカット用のコントローラーを使っているのだが、クーマリオン(人形で3Dのポーズを入力するガジェット)を入れたり、左手用デバイス「タブメイトコントローラー」をインストールしてみてみたら、数年前はダメダメだったコントローラーがかなり使えるようになっていた。

ショートカットを細かく設定できるようになっていたのはびっくり。

ぐぐってみると2012年にはできるようになっていたらしい。

10年以上前から、左手専用キーボード「ErgoMedia」を使っていて、それに手が慣れているというのが一つ。

もう一つは、右手のペンで、右クリックから色々なショートカットをマウスジェスチャーで切り替えるという方式をとっていて、この2つの組み合わせが大変に便利で、変えようがないのだが、キーボードは大きいので旅行先などで使えるコンパクトなものを探しているのです。

右手のペンのショートカットに関しては、当時もブログにアップロードしようと思ったんだけど、面倒だからやらなかったわけです。

もっとこの方式を使う作家を増やしておけばよかった。

速度的にも、わかりやすさも、これを超えるシステムは未だにありません。

このジェスチャーソフト(マウ筋)がWindowsにしか対応しないので、同じアプリなのにマックに戻れない。という状態になってしまいました。

連日いじくっているおかげで、クリスタが理解できてきた。コマフォルダを使わないようにするために、無駄に苦労している。

コマフォルダという考え方が嫌いで、なんでこんな見にくいやり方にしたのかわからないが、若いマンガ家はこれに対応することから始めるので、いつの間にか「自分の描きたいやりかた」よりも「ソフトによる描き方」に順応していくのだろう。

それは一概に悪いこととは思わないが、ちょっとだけ気になる。

自分たちの時代は、描きたいやり方にアプリを調整したのだが、今は、アプリのやり方で書き始めていく。

コマごとにわけていくやり方は、速度を犠牲にするので、締め切りギリギリの時には苛ついてしまうんではないかしら。

【今日のニュース】

「泣き声がうるさかったから、新生児をゴミ箱に入れて殺す。父(23)逮捕

母親17歳、父親23歳無職、というこの陰鬱な事件はきっとワイドショーで大きく取り上げられるだろう。問題は亡くなった赤ん坊がみそらちゃんという名前で、名字が鈴木ということ。

鈴木みそら。ああもう、可哀想に。

ゲゲゲの先生が亡くなった。

90歳を超えてからビッグコミックでカラーの連載を始めたりしていたので、もう死なないんじゃないかと思っていた。訃報なのにやけに明るい印象の記事ばかり。先生の人柄なんだろう。

オススメ漫画、第19回文化庁メディア芸術祭で新人賞をとった知り合いの紹介を忘れてた。「たましいいっぱい」おくやまゆか

おくやまさんは東北のボランティアツアーで何年もいっしょにバスで動いている仲間です。

ビームで読み切りが時々載っていたけれど、まとまった単行本はこれが最初だったと思う。

とても変わった雰囲気があって、いやあ独特の世界で面白いなあ。と思っていたら入賞しました。この賞はビームの作家がよく入りますね。おめでとうございましたー。

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12月1日(火)

師走に突入。毎年のことながら一年が早い。

今年は仕事をあまりしなかったので、早さが格別で、1週間が瞬く間に過ぎていく。

このメルマガ始めたのって夏だった気がする。もう19回か。年間52週(少年ジャンプの号数で子供の頃に記憶した)なので3分の1は超えたくらいのところ。

さて、ここまで来るとエンジンかかるよ。かけないと(笑)

机に張り付いて、キャラを書きつつネームをねりねり。実際に書き始めるといろんな問題にぶち当たる。ネタはとてもいいので、あとは料理方法。

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12月2日(水)

テニスもお休みしてネーム。

今週中には表紙を決めて発表しないと。1話も描き始めないと間に合わない。

Huluで「ガキの使いスペシャル」がアップされている。大晦日にやっている、笑ってはいけないスペシャルだ。一昨年と去年は見そこねていたので、軽い気持ちでクリックしたら、そのまま1時間半見続けてしまった。やっばー。

1話が分割されていて助かった。止める場所がなくて困る。「デデーン」みそアウトー。

そろそろ編集にタイキックされそうなので、続きはネーム終わった後で。

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12月3日(木)

午前中にバラバラだったネームを整理。

13ページまでできた。いい立ち上がりだと思う。

編集に送ると、すごくわくわくします! というリアクションが戻ってきた。今までならこれで十分なんだが、もうひとひねりしてキャラを強化してみる。話題になりそうな方向でガンガンすすめる。

午後からゲットナビの取材で銀座へ。

梅酒メーカーが「梅酒ヌーボー」という新しい規格を作り、毎年梅酒の出来栄えを世間に問う。という商品の試飲会に出かける。

ヌーボーという名前や、いかにも流行りものを使ってみました、な空気を感じて、これはやばいんじゃないだろうかと思っていたが、お酒はしっかり作り込まれているし、梅酒は美味しいし、社長は切れ者だし。予想外に面白い取材になった。

家庭で作る梅酒と違い、ちゃんと梅を使って発酵させている、日本酒メーカーで、杜氏の話も聞いてきた。

旨い話は、バックボーンを書くこと。という分析はしているので、今回試してみます。

ゲットナビクリスマス明けくらいに発売かな。

Dマガジンに入っている人は漫画も読めるのでチェックしてみて。ちなみにこのDマガジンでトップクラスのページビューらしいですから。

マックファンも非常にデジタル雑誌として人気が高いそうですよ。

書店で売る雑誌がもう死にかけているので、うまく電子に移ることができるかが、重要ですね。

取材でグラス3つの利きわけを全部飲み干して、ふらふらしながら、園山さんのロボット展に向かう。

夕方6時を回ったというのに、一部屋しかない展示室に30人近くが集まって大盛況だった。

園山さんはロボットデザイナーとして有名だが、実はカラオケの達人であり、年末にとり・みきさんの主催する忘年会の出し物【イントロ当てクイズ】で2年連続で優勝しているほどの音楽者であります。

このクイズ、オレも10年くらい前に一度優勝したが、毎年出題方向が変わり、同じ人が勝ち続けないような配慮がなされているクイズなんだが、園山さんは下手をすると今年も勝ってしまうかもしれない。

というような人物で、基本的に歌でつながっているのであります。

30分くらい見ていたが、とても忙しそうだったので退散。

嫁から「外で飲まないかライン」が来たので、近所で評判の焼き鳥屋に行ってホッピーで乾杯。去年までは行列の店だったのに、最近はそうでもなく、今日はガラガラ。

一通り食べてみると、ああ、味が落ちて人も減ってしまったんだなあと納得した。

狭い店で、隣の二人の客がずっとタバコをチェーンで吸い続けているのも最悪で、店の責任ではないんだが、密閉された食事処でタバコを吸うのはなんとかならんですかね。

家に戻っておみやげで貰った梅酒をガブガブ飲む。

「笑ってはいけない地球防衛軍」を見ながらゲラゲラ笑っていたら、息子が試験勉強中なんだからお父さんはテレビを静かに。と嫁から注意を受けた。

なんだかなー。勉強なんてしねえのになあ。とぶつぶつ言いながらテレビの音声を抑えていたら、寝てしまった。かなり飲んだくれです。気づくと布団で寝ていた。

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12月4日(金)

すっきり晴れた一日。やっと漫画のネタが固まったので、久々にジム。

1週間空いてしまったが、午後から取材に行かねばならないので、筋トレ後のランニングを10分で切り上げる。

微妙に贅肉が増えていて、お腹がぽよぽよしている。体はトレーニングをサボると三日後くらいに反応を返して来る。

ツイッターを見ていたら、人の寿命が120歳くらいに伸びる薬が見つかり、アメリカで臨床試験に入ったという。

「「寿命120歳」不老薬に現実味 実は安価な糖尿病薬 米で臨床試験許可」

古くからある糖尿病の薬で、とても安く量産されている。

この薬を与えたラットは40%も寿命が伸びる。人にも長いこと投与されていたが、この薬を使っていた患者は8年も平均寿命が伸びた。という。

すごいなあ。

若いまま長く生きられるのならば、誰だって使いたいと思うだろう。

寝たきり時間を増やしても意味がない。そういうドラマ「破裂」を3話くらいまで見ましたよ。

ピンピンコロリ、いわゆる「PPK」を、ピンピンぽっくり「PPP」と言っているあたり、本物よりゴロがよく、ボケない薬だけれど、その代わり心臓に負担をかけるのでぽっくり死んでしまう。

という架空の薬をめぐって駆け引きをするドラマだった。

ピンピンコロリ。これが多くの年配の人の理想とされているが、当たり前の話で、胃ろうなど作って、病院で5年も10年も過ごすことが幸せだと思ってる人間などいない。日本の医療はいつからこんな形になってしまったんだろう。と思っていたもやもやの確信をついたドラマで、前半は素晴らしいできだった。

途中であれ? っと思って見るのをやめちゃったけどね。

うちの親父がずっと、寝たきりになってまで長生きしたくねえ。と飲むたびに言っていたんだけれど、脳梗塞でプッチン切れてしまって、動くことも話すこともできないまま5年も病院で寝たきりになったのは何かの祟りかと思うくらいだったが、あれは辛かったろうなあ。と死んで10年くらいたつのにまだ思ったりする。

どういう風に人生をしまうか。というのは大変重厚なテーマだが、80年でも長いと思ったものが120歳まで伸びる。となると、意味が変わる。

あと10年くらいなら頑張って漫画を書けるけど、あと60年書け。と言われたら「ごめんなさい」って言っちゃうもんなー。

辛くない作品の作り方。というエントリーを誰か書いてくれないかしら。

漫画家のうめさん(原作の小沢さん)の家は長寿家系で、100歳を超える婆さんがゴロゴロしているらしい。それじゃあ小沢さんも長生きじゃん。今の医療なら120歳は超えるんじゃね。

と言ったら、嫁さんが「それは小沢が一番怖がっているところだから言わないで」と耳打ちしてくれた。

そうだったのか。やっぱり怖いのか。

長生きはいいことばっかりじゃないよねえ。

今日の取材は、ATOKのジャストシステム。

西新宿のかっけーインテリジェントビルの一室だが、素適な仕事場ですこと。

ATOKはとても長いこと使っていたが、最近では無料のGoogleIMEで、ATOKを使う意味があまり感じられなくなっている。そんな話をしつつ、一番の売りと、強みの説明をうけた。

いや、さすがはATOK。

キーボードをあれこれ試しているように、IMEにも本当はコストをかけないといけないのかもしれない。

一月500円くらいなら、払う価値はあるなあ。

良い取材ができました。

担当編集の白石くんが、新型iPadProを買って、ペンシルも昨日たまたまアップルストアでゲットできた。

というので、ペンの書き味などを試させてもらった。

思ったよりペンが重い。物理的な意味で。

細くて長いので、鉛筆くらいの印象があるんだが、身が詰まっていて重たい。

アプリはフォトショップを使って、ペンの走りを見たが、いやこれは十分使えるわ。かなりアナログな書き味に近い。

画面も大きくて、左手日本指で左にスライドさせると、アンドゥされる機能も大変よい。ネームを書くマシンとしてならベストかもしれない。

これでコミスタ、クリスタが走ればいいんだが、そこが問題。

かたやサーフェスPro4は、ペンの具合はまだチェックしていないが、今使っているWindowsのソフトが全部走る。という財産は比べようもない。フォトショップはもちろん、コミスタクリスタ、サイ、ペインター、なんだって走る。

ペンの後ろをクリックすると、サーフェスがスリープしていてもすぐにメモが取れ、その後からOSが立ち上がるような、クイックメモ機能も素晴らしい(噂だけで使ってみたことはない)

買うならサーフェスしかないけど、20万円はとてもサブマシンには出せない。うーん、一本仕事増やすか。いやいやいや(笑)

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12月5日(土)

嫁がいない夜だったんで、つい寝床でHuluを見てしまい、気づいたら4時間も経っていた。

笑ってはいけないガキの使いは、めっちゃ面白いところと、まったく笑えないイジメの部分が半分くらいある。これはなんだろうとずっと考えていたら、答えがひらめいた。

笑いは育ちと連動している。

大阪圏の笑いは、当たり前のように相手をくさす。自分の弱い部分もさらけ出す。

それは問題はないが、ダウンタウンのようにお笑いの権威になり、彼らの笑うネタを追求した番組を作り続けることで浮かび上がってくるものがある。

月亭方正が毎年レスラーにビンタされるのは毎回不快なんだが、彼のリアクションと周りの空気で、面白いネタということになっている。

なにも悪いことをしていないけれども、毎回不合理に暴力を受ける。

それをお約束としてみんなで笑っている。本人もおいしい役として、叩かれている。

大阪のどつき漫才に近い。

あれは何十年かするとテレビで放映できなくなるんじゃないだろうか。

遠藤の家族が出てきて、息子が浮気をしてすいません。とやるのは毎回面白い。

つい笑ってしまうんだけれど、別れた女房が出てきて、昔の個人的なあれこれを公開させられるのは、本来出してはいけないプライバシーである。

個人のプライベートとお笑いの仕事というのがごっちゃになって、お笑いはこんなことをされてもしかたがない。という常識があれで作られてしまい、遠藤はともかく、別の人もプライベートを出されることを嫌だと言えない空気になっている気がする。

そのような笑いがなぜ成立するのか。というと、それが面白いと出演者、ダウンタウンとその周りのプロが思っているからで、特に大阪圏ではそんなことは当たりまえの話なのだろう。

大阪のお笑いで普通に笑っていることが、東京では受けない。

とよく言われているが、それはそういう地域に根ざした「こんなことは公開して当然

というベースが違っているからなのだと思う。

ヤンキーがいつまでも炎上ネタを提供するのは、それが彼らの生活圏では当たり前の笑いの常識だからなんである。

大阪のお笑いの生活圏では、プライベートは笑いの対象なので、全て公開されてもしかたない。ということなんだろう

そんな「ヤンキーの常識」は、ヤクザのルールと似ていて、それは一般的に田舎の常識になっているように思える。

おたくは別のルールで生きていて、日本のなかではマイノリティだが、世界から見るとおたくの常識の方が一般的で常識的だったりするのかもしれない。

だからこそおたくコンテンツが世界から評価されているんじゃないかと思ったり。

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12月6日(日)

ジョギング後にストレッチをしていて、左のおしりの筋肉をちょっとギグっとやってしまった。

歩くと、左の尻のほっぺが痛いので、くねくねと腰を振りながら歩く。セクシーなオレ。いてて。

夕方から「ゲーム業界人狼の会の忘年会」

忘年会だからと持って行ったワインをガンガン飲んでいたが、みんなあまり飲まないで人狼。マジで?

自分も人狼に参加したが、やっぱり飲み過ぎていて、記憶がぶっとぶわ、ぽかを連続でやってしまった。

まあ忘年会なのでそれは笑い話なんだが、一番ひどかったのは「預言者」だったのに、指定した人が「人狼か人間か」を見るのを忘れて目をつぶってしまったために、「予言の結果はどうでしたか?」と聞かれて「ああ!」と固まってしまった。

忘れるかそれ。

みなさんすいません。これで逆に「本物の預言者」だということがはっきりしてしまって、ゲームを壊してしまいました。いかんいかん。

人狼の面白さがまた一つわかってきたので、来年は人狼の漫画でも書きますかね。

その前に「ダイエット失敗漫画」12pを描かなきゃだめですけど。

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今週のみそへのオススメ漫画

こんにちは。jmzです。

メールが無事に届くかドキドキしながらオススメ漫画をオススメしたいと思います。

がらくたストリート(山田穣)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344814754

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344822455

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344831020

試し読み>http://sokuyomi.jp/product/garakutasu_001/CO/1

ジュブナイルもの…かな?元気良すぎる小学生がオタクな兄ちゃんと、はちゃめちゃします。

ですが、なんというか、すべてがマニアックで、オタクとしては何度も読んでしまいます。

宇宙人や神様が出てきてどうやって終わるんだろうと心配する内容でしたが、皆に惜しまれながら3巻で終わりました。

飲み会ではタイトルが思い出せないNo.1な作品名なので、メールいたしました。

これからもメルマガ楽しみにしています。

【みそ】

この前いっしょに飲んだjmzさん、最初メール届かなかったんで再送してもらいました。

うん。試し読みからでもわかる香り。

この作者めっちゃおたくで、絵がうまくて、器用。これは続き気になるわー。

読まなきゃいけないマンガがバーチャルで積み上がっていって、それはそれでプレッシャーになりますわね。

今日は、ドワンゴの会長川上量生「鈴木さんにも分かるネットの未来」

を仕事進んでないのに読みふけってしまった。

これ面白いよー。Kindleってつい買っちゃうからなー。

がらくたストリートを売ってる「ソク読み」サイトは、半年だけ読める本に450円も出せって言ってるのに呆れました。600円でずっと読めるほうだけでいいのになあ。読み返そうと思った時になくなっている本は、電子の印象悪くするだけなのに。

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はじめまして、ちまきと申します。

一ヶ月ほど前からメルマガを読んでおります。

いつもとても楽しく読んでおります。

文章が明朗で読みやすく、本当に素敵です。

バックナンバーもちょこちょこ読み始めました。

【おすすめ漫画】

「昭和元禄落語心中」雲田はるこ先生

現在8巻まで発売・連載中

人間の濃さがすごいです。

落語漫画という表現を使いたくないのに、

これを読むと一度も聞いたことのない落語を聞きたくなります。

【みそ】

「昭和元禄落語心中」

これは日記でも書いた漫画賞を取ってる作品ですね。いいですよね。

NHKでアニメにもなってるんですね、それは知らなかった…、と思ったら2016年スタート。これから放映なので、落語ファンはチェックするといいかも。

落語マンガといえば、ビッグコミックで10巻以上やっている「どうらく息子」

これすごく好きなんですよ。

「奈津子の酒」の尾瀬あきら先生で、もう王道の作品。プロの噺家が作品のフォローをしているので、細かいところのリアリティがすごいんですが、みんな自分の修行時代を思い出して読んで泣くらしいですよ(笑)

いいですよ。どうらく息子。

あれ? 紹介は昭和元禄落語心中じゃん(笑)

このオススメをしてくれたちまきさんは、細かい部分にも感想を書いてきてくれて嬉しいです。お気軽に感想を送ってくださいねー。

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今年の夏あたりに京都のマンガミュージアムに行ったとき、偶然、みそ先生の講演会があることを知って即参加させて頂きました。

出版業界、電子書籍や漫画家の将来について色々な話を聞かせてもらいました。

漫画制作だけでなく、宣伝から経理までしなければならない漫画家さんの大変さが非常に伝わってきました。

自分は漫画好きの一読者に過ぎないのですが、何かしら良い作品を生み出してもらう力になればと思っております。

とりあえず、有名な漫画ばかりかもしれないですが、読まれていなければ是非オススメします。

①EDEN 〜It's an Endless World!〜/遠藤浩輝

長編SFですが現実的な描写や内容で近未来を感じさせてくれた漫画でした。

現在は、「オールラウンダー廻」を連載されていますが、そちらもオススメです。

個人的には遠藤先生の短編集が大好きです。カバー裏の無駄に長いコラムがサイコーです。

②ヒストリエ/岩明均

「寄生獣」で有名な岩明先生の現在連載中の作品です。

古代ギリシャの歴史物ですが、主人公の波瀾万丈な境遇や様々な邂逅がグッときます。

岩明先生の作品は、やはり、伏線の張り方と回収が非常に秀逸だと思います。

③それでも町は廻っている/石黒正数

日常系な漫画なのですが、構成やキャラの作り込みが上手くてがっつり引き込まれました。

④MOONLIGHT MILE/太田垣康男

現在休載中です。月を目指す二人の男の生き様を描いた近未来SFです。

キャラや機械などが現実的かつ魅力的で、本当に近い未来にありえそうな感じがしました。

⑤おやすみプンプン/浅野いにお

いにお先生の前作です。プンプンというどこにでもいそうな少年の物語です。

かなり精神的にエグられますが、主人公らの描写でカバーしてます?

以上、他にも色々ありますが、5つで抑えときます。

それでは、引き続き、メルマガ楽しみにしています。

トラトラトラ

【みそ】

おお、エデン面白そう。18巻もあるからこれはまんが喫茶で読むのがいいかなー。

ヒストリエ面白いですよね。「それでも町は廻っている」は未読です。またひとつ積み上がった。

太田垣さんは今同じ雑誌でガンダムやってますからね。オレはムーンチャイルドの続きの方が読みたいんだけどねえ。

いにお先生はそろそろ読まないと。といいながらまたひとつ。どんどん高くなる読まねばならない本の山。読まねばの娘。

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みそ先生、こんにちは。自分が選ぶのはこの三作品ですかね。

1,青空しょって 森秀樹・・・少年サンデーを四半世紀以上買い続けている自分の中でサンデー史上一番のマンガです。

ゴルフマンガなのですが、ギャグテイストの前半から途中で明らかな路線変更があり、伏線未回収などの不満はありますが、それを補ってあまりあるほどの人間ドラマが描かれていると思います。

2.恋風 吉田基已・・・生き別れになった12歳年下の妹七夏に偶然再会し、知らずに恋に落ちてしまった主人公の葛藤、悩みが非常にリアルに描かれています。そして七夏が本当に可愛い!!!

余談ですが僕はいい感じだった女友達にこれを貸して「不潔」と疎遠になりました(泣)

3,オーレ!  能田達規・・・ファミ通や月刊アスキーコミックでみそ先生と一緒に載ったこともある能田先生の昨品です。

能田先生の昨品に外れは無いのですが、5巻でキレイにまとまっていることと、サッカークラブの運営に視点を置くという能田先生にしか描けない昨品 だと

思ったのでこの昨品を挙げさせていただきます。

【みそ】

メールが届いていない人がいるかと、ヤフーアドレスに送ってくれたオススメです。やっぱりGmailだと届かない人がいるんだ。

どれもがっしりした作品が並びました。さすがにもう少年誌のゴルフ漫画や恋愛話はこれから読む元気がありません。オススメしてくれた人、この作品を好きな人すいません。

能田達規先生は、デビュー作から注目してますが、もうベテランの領域に入りましたね。いつまでも頑張っていただきたいです。

返事が段々おざなりになってますか。いや疲れてきただけで(笑)読む方も疲れたでしょう。今週はここまでー。

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【Q&A】

どうも、あんたっちゃぶるの頃からの信者、Euroです。

教祖はこの頃すごく運動していますが、その際に何かウェアラブルなデバイスで運動量を記録していますか?

僕はランニングをするのですが、おススメのものがあれば教えてください。

そもそもランニング、教祖の影響で始めました。

そのときはmiCoachを使われてて、僕も使っていたのですが、だんだん走らなくなって数年...

この頃、再び走り始めましたので、何か良いもの、おもしろいものがあれば使ってみたいです。

【みそ】

これ、以前にこのメルマガで答えてますね。何回目だったかなー。10回以内だと思うので、Q&Aのところだけバックナンバーほってみてください。

先月のマックファンでもその話を書いてます。

はい次ー。

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大ヒットしている漫画ですが「ワンパンマン」について

既に単行本もバカ売れでアニメも好調でDVDの売れ行きも凄いことになってるみたいです。

原作というかWEB漫画でやっていたのを、村田雄介先生が超作画しリメイクでWEB漫画のとなりのヤンジャンで連載というカタチです。

面白いのは全てWEB上(となりのヤンジャン)で制限無しで公開されているのに、電子版コミックを出さないでいる点です。

それでいて紙のコミックは600万部以上出ています。

この売り方や形式は興味深くありませんか?

9巻まで出ていて敢えて出さない狙いは素人考えである程度の当たりを付けることは出来ますが、

みそ先生の見解が聞きたいです。

【みそ】

非常に興味深いです。

ネットで全部読めるのに、紙を売る。というのが大変売れているということは、わざわざネットをタグって読むのが面倒な人が買っている。ということで、昔ながらのマンガ読みで、年齢層が高いのか。若くてもネットをあまり使ってないという層に向かって投げているということでしょう。

電子版コミックを出しても売れると思うんだけど、あえてそこをしない。というあたりに、編集部のこだわりを感じますね。

このやり方が他のマンガにも通用するのか。というと、難しいんじゃないかとは思います。ワンパンマンは売れる力のある作品ですからね。

古いプラットフォームでも通用したということが、新しい電子版では売れない。という意味ではないので。

紙の本は圧倒的な数にリーチするので、メジャー作品はまだまだ大きく売るチャンスがあるという明るい話ではあります。

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はい、今週もお疲れ様でしたって、もう月曜日の夕方ですよ。うわー、早すぎる12月。

新作は出来上がるのか。がんばれオレ。頑張って読んでねみなさん。そんじゃまたー。

オススメや感想のメールはこちらまで。

misokichi@misokichi.com

himo573@yahoo.co.jp(サブ)

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