鈴木みそ【マンガ家の生活】 vol.48(2016年7月11日発行)マンガ家大集合

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目次
1.今週の日記
 参与
 大妖怪展
 ギックリ腰に効くストレッチ
 【お店】板橋「肉小屋」
 【お店】下北沢「スナガ」
 漫画家飲み会
 トキワ荘プロジェクト
 参議院選挙

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7月4日(月)

夏になるとクーラーのきく部屋に家族全員集まって寝る。というのが我が家の節電だが、息子が期末テストのために6時に目覚ましをセットしている。
1発で起きればいいのだが、あの世代の問題かうちの家系の問題か、息子も娘も一度寝たら起きないことハシビロコウの如し。
いや、ハシビロコウが起きないのかどうかは知らない。
地鳴りのようにぴぴぴぴぴ。と響く電子音が耳にこびりついて、オレが最初に目覚めてしまう。
世の中で一番嫌いなのが電話の音であるオレは、あの電子音の最初の「ぴ」で安眠が阻害される。がばりと飛び起きて「やってます」と返事をしてしまいそうになる。いやこれは締め切りの催促ではない、ということはわかってはいるのだが、習性なので直しようもない。しかたなく6時起床。

英語2時間、ジョギング1時間やってもまだ9時台。やっぱり朝はやく起きると一日が長い。

日本漫画家協会から封書。
鈴木みそを「参与」にしたいので、承諾するかどうか返信をください。
という内容。
ええ? 国民健康保険が安くなるというので入れてもらったけれど、一度も参加したことがない幽霊会員に、なんで肩書がつくんだろう。
協会の偉い人である赤松健さんにメールしようと思ったが、ふと思いついて漫画家協会を検索してみた。
参与。という肩書の人は80人以上いるようで、特に深い意味があるわけでもないらしい。
年功序列的な役職なのかな。お金がかかるわけでもないようなので、おうけします。と返事をした。
かあさんオレ参与になったらしいぞ。
と嫁に言うと、じゃあこれから参与って呼ぶわ。などと言っていて、適当さに笑う。
テニスとカラオケの人たちはオレを「部長」と呼んで、あまり付き合いのない編集者は「先生」と呼ぶ(付き合いの深い編集はオレが先生と呼ばれることが好きじゃないことを知っているので「みそさん」と普通に呼ぶ)が、これからは「参与」で統一するか。
「みそ参与」
なんだか酔っぱらいに絡まれているようでもある。みそさんよー。
で、参与ってなに?
パナソニックに吸収されたとこ?

午後から総武線の両国にある、江戸東京博物館へ。
明日から公開される「大妖怪展」

一日早く報道関係におひろめされる。ここは360度THETAの出番であろう。
なかなかいい画像が撮れたが、報道関係の撮影は許されているが、公開するのはちょっと面倒なのである。雑誌や新聞は、この範囲の撮影はオーケー。ウェブは公開期間が終わったら、画像を消すこと。などとレギュレーションの説明がされる。
デジタルで全部見せてしまえばいいのに、とオレは考えているが、チラリチラリと見せて、いいところは隠した方が人を呼ぶことができると考えているのだろう。実際そうかもしれないが。

浮世絵の実物を初めて見たが、自分の目がとても悪くなっているのを感じてショックを受けた。薄暗い部屋の展示物を見るには近寄らないと行けないが、近寄りすぎるとピントが合わない。そもそも重要文化財レベルの作品だと厚いガラスで守られていて顔を近づけられないので、細部が全然見られない。

印刷物である目録が非常によく出来ているので、まあこれでいいや。
実物の浮世絵は、印刷物よりしょぼく見える。ということがわかった。
印刷を見て実際はもっとすごいんだろうというバイアスが大きすぎた。
紙も色も実に安っぽい。
庶民に配ったものなので所詮この程度のものなんだなあ。
絵も幽霊画のオリジンとされる平安以前の宗教画(国宝)よりも時代を経た江戸のほうがタッチも多彩で見応えがある。平安時代の画は下手っぴなんである。
葛飾北斎の上手いこと! 月岡芳年のタッチも素晴らしい。

今のパソコンの無限の色味とタッチを考えると、こんなに上手に描ける人間がたくさんいる時代はかつてなかったわけなので、同人誌を集めている人は浮世絵を集めていた人たちより恵まれているといえる。BL同人誌が100年後に一財産になることだって十分ありえる。

そば食って帰ったが、さすが両国そば美味い。

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7月5日(火)

朝9時起床(遅い)
英語とジョギング。
嫁が左手の中指を切った。
夫婦で同じようなことをしているが、ヨメは指の背中の方をそいでしまったので、血がどくどく出ていてひどいことになっている。素早く自分で処置してぐるぐるまきにしていた。
看護婦かっ、というツッコミは先週したので割愛。
患者だよっ。

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7月6日(水)

久しぶりのテニス。と本人は思っているが、日記を読んでいる人には「ひさしぶりのテニス」を年中やっているように見えるだろう。
2週間空いたら久しぶりだし、1ヶ月も空いたらそれはもう一日千秋の気分なんだが、日記ではわずか4回前に書いている。まあそんなわけで久しぶりに堪能した。
のだが、ボレーを打った瞬間、腰がぐぎりとなった。
あ。
やってしまった。
腰をかがめることができない。方向転換も出来ない。
でも休んでしまうと2面で8人ギリギリなのでゲームが成立しない。
ここ3日、ジョギングでしっかり走りこんだのが腰にきていたのだろう。睡眠と運動は急に増えても減ってもよくない。
だましだましプレイ。うん、出来ないことはない。40分くらいゲーム。

終わってしばらくベンチに座っていたが、まっすぐ立つことができなくなっている。
自転車を杖の変わりにしてなんとか帰った。

こういう時は冷やしたらいいのか温めたらいいのかわからないが、長年の経験から、ぬるめの風呂でゆっくり伸ばすことにした。おお、大丈夫そうだ。

ビールでごまかして寝た。
ヨメは中指の血がまだ止まらないという。あ、バンドエイド買い忘れた。

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7月7日(木)

起きようとしたが体が起き上がらない。
ストレッチをして、なんとか立ち上がる。
椅子に座ってみたが、しばらくするとじんじんとしてくる。
仕事にならん。
とつぶやいたら、ギックリ腰に効くストレッチのサイトを教えてくれた人がいた。

あ、これ昔やったことがあった気がする。
四つん這いになって足を交差させて上下に20回。足を変えて20回。
体を丸めるようにして、お尻を前後に回転。さらに逆回転。
こんなことで治ったら苦労しないよな、と思いながらソファから立ち上がると、すっくと立ち上がれた。
うわ、すげえ! なにこの効果。きょうつけが出来るようになってる。
困ったときにこういう助けがあると、ストレッチの先生は神になれるね。
先週読んだドラゴン久保のインタビューで、魔法のような効果にすっかり夢中になった記述があった。

ーー
久保 もっと昔に会っとったことがあって。この足やと絶対終わるよって言われとった。でもそんなん、そん時は訊かんじゃん。まだ動くし。で、「面倒見てやるよ」と言われて。1週間行ってみたんけど、いきなり指をガーンて曲げられるんじゃけど、バキって割れてむっちゃ腫れるんよ。

玉乃 なんですかそれ!?

久保 むっちゃ腫れて、「どうや、痛くなくなったやろ」って。こっちが痛すぎるけ、膝の痛みを忘れているだけで、そういうテクニックじゃないんですかって言って。それを毎日するんよ、ガキン、ガキンって。で、腫れが引いたのが1か月後ぐらいで、自分でも立てるようになったん。立てるようになってからは、もう膝が痛くなくなった。

玉乃 うそー(笑)。それ以来、全然痛くないですか?

久保 そう。痛みがとれたっていうのがむっちゃ嬉しかったよね。
ーー

こんなに饒舌に語る久保! インタビュアーが仲よかったんだろうなあ。
このインタビューめっちゃ面白い。

久保竜彦×玉乃淳 “それしかできん”

スポーツ選手は若いころは多かれ少なかれ、自信の塊だから人の言うこと聞かないし、健康なんてどうでもいいという人間が多くて、酒飲んで遊んで金無くなって故障して引退。みたいなルートが多い。
元巨人の桑田みたいにコツコツ勉強して積み上げていく人間は少ない。
オレも昔からめちゃくちゃやるタイプなんで人のことは言えないんですけどね(笑)
ベテランになると、朝まで呑んだりしてはいけない、とか思うようになるわけですよ、うん。
仕事ためて徹夜なんてしちゃいかんですよ。まったく。

今夜はおっさんが7人集まって飲み会。
IT系ライターの山口真弘さんにオーガナイズしてもらって、アップルから久々に帰ってきた河合太郎さんを迎え撃つ会。
「肉ドリル」
のライター松浦達也さん、DeNAを円満退職した宮脇健さん、うめの小沢さん、そして本日7年目の結婚記念日なのに、女房子供を置いてきた編集の山本太郎さん。先月のうにの飲み会とほとんどメンバーが同じ(笑)
本日はあの半年先の予約が取れないことで有名な、吉祥寺の「肉山」
の姉妹店、板橋の「肉小屋」に集合。

飲み放題で赤ワインをポンポン空けて肉を堪能。いや、うまかった。

※撮影小沢

こっちの店なら予約できるので、お肉を食べたい人は行くといいと思う。
全部焼いて持ってきてくれるし。
量的にそんなに多くはない。と聞いていたけれど、十分でした。

続いてカラオケ。
大盛り上がり。アップルの太郎さんもオレも相当カラオケにはつぎ込んでいる。みんなここぞとばかり18番を歌ってくる。
小沢さん、たくさん一緒に飲んでいるけどカラオケは初めて。
どんなのを歌うのかと興味津々で聞くと、「やだなー! こんな緊張するカラオケはいやだ! 変な汗かいてるし心臓バクバクだし」
相当なプレッシャーを感じているよう。
「今夜はブギーバック」を入れてみんなで合唱になる。
おー、上手い選曲をするなー。ごまかしが実に上手い(笑)
いやでも普通に高得点でる上手な歌い手。あまりカラオケ好きじゃないって言うのが謎。話す方が好きというだけかもしれない。
終電近い京王線。間違えて特急に乗ってしまって明大前から府中までノンストップ。あれ? 新宿方面に戻る電車がない。
しかたなく漫画喫茶で夜明かしすることに。

久しぶりの漫画喫茶が面白くて、マンガを並べて読み漁る。
ネットの動画見たりしたが、エロ動画が無料で見られる、という割にはチョイスが少なくて、人気の高い作品は別にお金を払って見てね、という感じ。なんだかなー。
狭くてちゃんとした睡眠がとれないので、始発で家に戻る。
満喫で何年も暮らしているという桜玉吉さんはあの身長でどうやって寝ているんだろうか。

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7月8日(金)

6時半頃布団に入り、10時には起床。
眠くてどんより腰も痛いので英語はパス。仕事以外でパスしたのは初めて。こうして学習時間が減っていくのかもしれない。

今夜は漫画家が集まって飲み会。
下北の「スナガ」へ。
(ここはテニス仲間の須永さんがシェフをやってるお店。予約可)

元は寺田克也と「Threes!」をやって攻略などを飲みながら考える。という企画。そういえば「岡崎に捧ぐ」の山本さほさんが一緒に飲もう、と言っていたのでここにブッキングした。
彼女は無類のゲーム好きなので「Threes!」をやるように申し付けた。
「みそ先生、2年前に会った時も面白いって言ってましたよね。まだやってるんですね?」
そうなんですよ。全然飽きないの。
彼女がダウンロードして遊んでいたら、イベントでそれをのぞき見た「ハイスコアガール」の押切蓮介さんが、興味を持って買ったという。また一人Threesの泥沼に落ちていく。くくくく。

このゲーム飲み会にもう一人、さほさんを初期の段階で才能を見つけだした、けらえいこさんも呼んだ。
変わった4人組の飲み会。けらさんはゲームしないしパソコンにも詳しくないが、iPadproは買ったという。
おお? ペンシル使うんだ? 
「そうなの。液タブ? あれは買ったけど使えなくて、まだ箱から出してないんだけど。こっちなら大丈夫って青木(俊直)さんが言ってたから」
液タブ何年も使ってないの? もったいなー! 
「iPadProだったらProCreateを使うといいよ」と寺田。
漫画家だったら見開きで2枚使えば。と言いながらiPadを2枚出す。え? なんで2枚? 
「いや便利だから。見開きでも描けるし」
マジでー? と驚いていると、さほさんもiPadとペンシルを持ってきていた。やっぱり漫画家はiPadか。
オレだけSurface。でもいいの。良いマシンなの。
寺田克也がさらさらとペンを入れると、もう全員の目は釘付け。これを西友の入り口でやったら、豆腐ハンバーグよりiPadとペンシルが飛ぶように売れるに違いない。
実際に買って描いてみても、寺田克也のように描けるわけではない。(でもみんなマシンがすごいんだと思って騙されてしまう。というMacネタを描いたのは20年くらい前になる)
ワインを2本開けたが、ほとんどオレとけらさんで飲んでしまった。
「Threes!」をまったくやらなかったことに気づいた。

2次会で終電を逃した。しまった2日連続だ。
夜2時を回り、けらさんをタクシーで見送った後、行きつけのバーへ。
山本直樹と中川いさみが演劇を見た後二人で飲んでいた。
今日は漫画家大集合の巻か。

いさみちゃん久しぶりー。
ネットでやってる「マンガ家再入門」すっごい面白いねー、などと挨拶。

中川いさみ、吉田戦車、寺田克也、オレは同学年なのだ。
直樹さんは一昨日テニスで一緒だったが、昨日寺田と飲んでたそう。複雑に繋がるマンガ業界である。

いろんな話題が飛び交ったがほとんど忘れてしまった。唯一覚えているのがこの会話。

「最近すごいよね、あの顔の造形。
ほら、不気味の谷を超えたドールの…」
と中川いさみ。
「ほら、ラブラドール?」

口に含んでいたジンフィズを吹きそうになる。そりゃ犬。
「あ、そうだそうだ。ラブドールだラブドール」
ボケじゃなくて素なのが可笑しい。
「ラブラドールのラブドール」とリズミカルにつぶやくと、間髪を入れず山本直樹が「バイブバイブ、バイブのしゅうりんがん…」
ぶほっ。
ジンフィズが鼻にまわって目の付け根からにじり出て涙がしみる。いたたたた。
さすが馬鹿で素晴らしい。
3時半を回り、タクシーで帰るタイミングを逸したので、始発を待つことに。
駅がまだ開いていないので、改札の前で地べたに座って仮眠。腰を痛めたばかりなのに若人なようなことをやっていてはいかんな。

締めのラーメンに入れたにんにくの匂いをさせながら帰宅。ヨメに、うわ、なに食ってきたの? と言われながら眠りについた。

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7月9日(土)

10時起床。睡眠不足で英語をやる気にならない。2日連続でパス。
今日は昼からトキワ荘プロジェクトのイベントがあったんではなかったか。
二日酔いの頭を揺すりながらシャワー。ぐったり眠い。今日は終電前に帰ろう、と決意して出発。

トキワ荘プロジェクトというのは、マンガ家のタマゴに部屋を貸して、みんなであの伝説のトキワ荘のように情報や体験を共有してマンガ家を目指そう。という趣旨で(たぶん)始まった、マンガ家支援、不動産斡旋プロジェクトで、今年で10周年になる。
数年前に主催者の菊池さんと知り合ってびっくりしたのが、当時でも40人以上の新人をデビューさせていたことだった。
毎年何百人も卒業するマンガ専門学校ですら、漫画雑誌にデビューできる人の数は片手に届かない、ヘタすると今年はゼロ人、ということもあるなか、マンガを教えているわけでもなく、マンガの専門家でもないプロジェクトが、これほどの成功率を上げていることが信じられなかった。
10年で61人デビューしたという。これは奇跡のような数字である。
そして次の10年はもっとすごいことを目指していく。という発表が今日あるという。

五反田のビルについた時はすでに発表が終わっていた。

ああー、だめじゃん(笑)
ウェブを見たり、後から聞いた話をつなぎ合わせると、マンガ家は編集者を選ぶことが出来ない。これを改めたらどうか、という狙いらしい。
どこの編集部もマンガ家と編集というのは、最初の電話を編集者が取ったことで始まる。どの編集が電話をとるかどうか。それによって作家の一生が左右される。
一度編集がつくと、別の編集者に変わることは滅多にない、銀座のホステスのようなしくみになっている。(出版社を変われば別)
もっと自由でいいのではないか。あの作家をデビューさせた編集者と組みたい。という望みだってあるはずだ。
ということで、マンガ家と編集者をマッチングさせるシステムを始めるという。
さらにベテランマンガ家を「メンター(指導者、助言者)」として若手の上に配置して、技術の伝達などをすすめていく。ということも目指していくようだ。

たぶん。

クラウドファンディングでお金を集めているので、新人マンガ家が育つところを見たいというおだんな人や、プロマンガ家としてお金がうなっている人はぜひ投資してみてください。


詳しくはトキワ荘プロジェクトのウェブサイト
で。

プロジェクトの発表は2部になっており、壇上ではたくさんのお金を集める専門家の人たちが話をしている。
佐渡島さんが久しぶりに話しているのを見たが相変わらずキレキレだ。
ほかの人が話が長くて長くて、圧縮すると10秒くらいの話を10分かけてするのに比べて、内容がみっちり詰まっていて切るところがない。その先の話をもっと聞きたいんだが、どこかのシンクタンクのおっさんが、トヨタの話などを出してきて、まったく話が咬み合わない。
この二人はとなりに座っているように見えて、実は10年くらいのズレがあるんじゃないかと思った。
地方のおじさんに話しているみたいなレベルの話で、まぶたがどんより重くなる。
佐渡島さんと「ゲームセンターあらし」のすがやみつるさんで3時間話してもらったほうがよかったんだけどなー(笑)
「話くそ長いよね」と隣のおねえさんに話しかけたら、ぶほっとむせながら体をよじって笑っていた。やっぱりそう思っていたか。

発表会が終わり、「魚河岸三代目」原作の鍋島さんと、いつものように話していると佐渡島さんが「みそさん!」と呼びかけてきた。
「読んでますよメルマガ。面白いですね」
おかげ様でやっております。
「すがやさんとさっき話をしていたんですが、すがやさんは石ノ森さんのところで仮面ライダー描いていた頃、株のマンガを書いていらしたんですね。学習漫画の最初の人ですよ。みそさんもわかりやすいマンガを描くのが大変上手なので、そっちの方向はあると思ってます」
いろんな人と話をしたかと思ったら、ばばばっと帰っていった。いや忙しい人だ。
懇親会でビールやワインが出たが、今日はあまり飲まないように気をつけた(笑)
大阪のシンポジウムに来てくれてマンガを描いてくれた、くらふとさんや、小池一夫先生のところにいる菖蒲さん、マンガ家玉屋さん、素敵な着物の永久保さんなどと話をして盛り上がった。
木崎さんとはあまり話せなかったなあ。
日本独立作家同盟の鷹野凌さんやライターのまつもとあつしさんともご挨拶。どーもどーも。
最近の電子書籍界隈の動きをもう少し聞きたかった。つい話すのに夢中になってしまって人の話を聞きそびれるのはよくないなあ。

帰りの電車ですがやさんと乗り合わせて、マシンガントークをしたが、駅3つ分で下車。いや残念。
玉屋さん永久保さん鍋島さんと井の頭線。バタバタ話しているうちに駅。いやあ、あっという間だ。今日は酔っ払わないで帰ってきたので風呂入って早寝した。えらいぞオレ。でも自分の話より人の話を聞こうじゃないか。

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7月10日(日)
9時起床。2日ぶりの英語を2時間。
机で久しぶりにクリップスタジオを立ち上げた。
セブ漫画のネームもやらねばならないし、似顔絵が溜まっている。これを1周間くらいで処理していかないといけない。飲んでばかりでは間に合わない。まあ、いつものことですが。

午後になり選挙へ。
去年一緒にラジオに出たおたくの星、山田太郎さんがどこまで行くかを注目していたが、かなり当確ギリギリのようで、ほとんど報道されない。
息子に飯を作っていたら8時を回ったので選挙速報を。
自民圧勝。やっぱりそうなのかー。ビールを飲みながらテレビ東京の池上さんに釘付け。
タレント候補に対する質問の鋭さは相変わらず。対応を間違えるとバカがバレるしくみになっていて、あーあ、こんなのが通っちゃったのかー。と視聴者に思わせるエンターテインメント。スピードの今井絵理子、三原じゅん子が次々と火だるまに。
自民の幹事長は実に上手にかわす。なるほど嘘つきの年輪が重なるほど、この手のコメントはそつがないのだな。1年目やタレント候補は、正直に話してしまうので簡単に足をすくわれる。まゆひとつ動かさず、矛盾したことを長い話で煙に巻く、という能力がここでは問われている。

ああ、と気づいた。
昨日、壇上で長い話をしていた人たちは、お金を集める人で、漫画家や編集者ではなく、政治家に近い。
一定の時間、言質を取られないように、難しそうで実のありそうな話をすることが求められているのだ。何を言っているのかよくわからないのは当然なのだった。あれもあの世界の処世術なのだなあ。

選挙エンタメを堪能したので「真田丸」を再生。
ホント、秀吉が怖くていい。戦国モノは政治的な人集めが多かったが、三谷さんの脚本は政治色がほとんどないところが面白い。
テニスウィンブルドン決勝を見終わったら1時過ぎだった。いい試合だったけど、マレーは隙がなかった。
サッカーの決勝は録画して明日見る。

深谷かほるさんから「夜回り猫」を送っていただいた。

危なく買ってしまうところだった。と言ったら、嫁も「危なかったー」と言っていて、下手をすると3冊並ぶところだった。

中身は文句なく面白い。絵がうまくて、内容もとても今っぽい。まさか作者がオレより年上とは思いませんでした。この前けらさんと話してて初めて知りました。
いや、50代でも全然やれるわー。と元気が出た。
でもカラーで読みたかったー。半分の薄さで800円フルカラー、1巻2巻、にしたらどうだったろう。あの彩色もこの作品の大きな魅力なのにもったいないなー。
電子版だけフルカラーとかしてくれたらそっちも別に買う人が出そうだけど。

ちなみに彼女の弟も漫画家で「深谷陽」さん。ほら、インドネシアに住んで向こうのおねえちゃんと結婚しそうになる漫画知らない? 

モーニングの後ビームでもやってたんだけど(笑)

そういわれてみてから絵をみたら、確かに背景が似てる! もしかして手伝っているのかもしれない。

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後で読み返すと記録になる、という狙いで、今週から目次にインデックスを入れてみました。上だけ見てどんなことが書いてあったかすぐわかるように。
それと、誰と会ったのか、名前をできるだけ入れるようにしてみました。コメントどんどんつけてみてくださいね。

ではまた来週ー。


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鈴木みそ

漫画家です。締め切りからは逃げまくっているのに、つい新しいことを始めちゃう。なにか売ります。買ってください。

【日記】漫画家の生活 2016年1月〜

メルマガ「漫画家の生活」note版  2016年1月〜12月

コメント3件

深谷陽さんのお姉さんだったんだぁ!弟さんとは何度かイベントであって、バリ島のお姉ちゃんに騙された話やべトナムのお姉ちゃんに騙された話やフィリッピン、タイ・・・・以下省略。盛り上がっています。
みそ先生!先日はお疲れ様でした。「夜回り猫」は良いですよね・・作者の方がそんなに年上とは知りませんでした。
そうなんですよ。深谷さん、僕もイベントでお話しましたけど、面白いですよね。姉弟とは知らなかったです。>鍋島
おつかれさんしたー。漫画に書いてください。眠くなるくらい長い話を(笑)>くらふと
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