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de:code2019 参加レポート 「未来を生き抜く子どもの教育、マインクラフトで扉を開くコンピューターサイエンスの学び。」 #SP11 #decode19

ザ・プリンスパークタワー東京にて2019年5月29日~30日の2日間、Microsoft 社主催のテクニカルカンファレンスが開催されました。
初めて参加させて頂いたのですが、とても学びの多い場でしたので参加レポートとして共有させて頂きたいと思います。

来年より小学校ではプログラミング教育が必修化され、再来年から始まる「大学入学共通テスト」(現在のセンター試験) ではプログラミングを含む情報科目の必須化が検討されています。
今やコンピューターサイエンスは一般的なものになりつつあり、マインクラフトを使った学習も、学校や塾などで多く実践され始めています。たとえば、教育界のノーベル賞では、マインクラフトを使った日本での学習が最終候補に残ったり、現在はどなたでも参加可能なマインクラフトの全国大会も行われています。
本セッションでは、皆さんの「身近な子どもへコンピューターサイエンスを教えるためのマインクラフト」をテーマに、国内初紹介となるマインクラフトの最新学習機能の他、どなたでも教育版マインクラフトを入手できるマインクラフト大会への参加方法などもご紹介します。

私は数年前にマインクラフトにどっぷりハマったことがあり、また二人の子どももいるため、ゲーム×教育という観点にとても興味がありました。

世界で最も売れたゲーム

セッションが始まってまず映し出されたのがこちら。
今年でマインクラフトは誕生から10周年とのことです。

そしてde:codeの数日前にニュースになっていましたが、マインクラフトがテトリスを超え世界でもっとも使われているゲームとなりました。
わずか10年でこれは本当にすごいことだと思います。

"いま"のマインクラフト

いまのマインクラフトはAI学習のフィールドに使われたり、マインクラフトのマーケットプレイスがありスキンやテクスチャやワールドを売買できるようになっているそうです。

以下はプロマインクラフターのタツナミ氏がマーケットプレイスにリリースしているワールドです。

プロマインクラフターによるライブマインクラフティング

そしておもむろにプロマインクラフターのタツナミ氏のライブマインクラフティングがはじまりました。

熟練の技でキーボードを超高速かつ正確に操って…という展開を想像したのですが、画面に映し出されたのはなんとコードエディタ…!

すでに用意されていたコードをコピペしてキャラクターを操作すると、みるみる地形が変化していきました。
キャラクターの位置を軸として周囲の相対的な座標のブロックを書き換えるというコードだそうです。

これなんとJavaScriptが書けるうえビジュアルプログラミングにも対応しているそうです。

そしてマインクラフト内では自分で操作するキャラクター以外にもプログラミングで動作するBotがいるそうで、ロボットプログラミングも学習できてしまうとか…

Classroom Modeで迷子知らず

マインクラフトのマルチプレイでよくあるのが、一緒にやっているプレイヤーがどこにいるかわからなくて合流できずに迷子になる…というケースですが、Classroom Modeというモードを使うことで2Dマップ上で他のプレイヤーの位置確認やキャラクターの移動も行えるようになります。

おわりに

今回のセッションで紹介されたプログラミングやClassroom Modeは教育用のEducation Editionで使える機能のようです。

ほかにもEXPO会場でVR版のマインクラフトを体験してみましたが、高い位置に立つと足がガクガク震えてくるほどの感覚があったりと、誕生から10年経ったマインクラフトが今もどんどん進化している様子が伺えました。

自分の子供がプログラミングの授業を受けるのはまだ数年先となりますが、その近い将来、子どもと一緒にマインクラフトを遊べる(勉強する)のが楽しみでなりません。

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