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Google Nest HubはフォトフレームのUX革命だ!

この記事は「スマートスピーカー Advent Calendar 2019」25日目記事です。
Qiitaアドベントカレンダーのトリにもかかわらず技術まったく関係ない記事ですが、そうまでして伝えたいこの想い、聴いてください。

なにがそんなにいいのか

ひとえにGoogle Photoとシームレスに連携できることです。
もうとにかく大切な家族、恋人、友人のいる方は今すぐNest Hubを買うべきです。
特に「夫婦共働きで幼い子どもがいる」ような、私と同じ環境の方にはかなり刺さると思います。

すごいとこその1
「枚数無制限で写真を自動でアップできる 」

Google Photoでは一定画質であれば、無料かつ枚数無制限で写真をアップできます。
一定画質とはいえ1600万画素なので割といいですし、画質オーバーのものは自動で圧縮されます。
(とはいえ元データは別途NASにバックアップしています)

そして、スマホ/PCどちらもアプリから自動で写真をアップロードしてくれます。

すごいとこその2
「顔認識で特定の人の写真を自動で集めてくれる」

AIによる顔認識で同じ人の写真だけを自動で集めてくれます。
しかもペットまで顔認識してくれます。
精度はかなり良く、「なんで分かった?」的な難易度の写真までちゃんと認識してくれます。

さらにラベリングされた特定の人たちの写真を自動で追加してくれるアルバムも作れます。
しかもボケていたりする写真は除外して、いい感じの写真だけを自動で追加してくれるのです。

たとえば、私はふたりの子どもの写真が自動で追加されていくアルバムと、実家で飼っている犬の写真が自動で追加されていくアルバムを作っています。

すごいとこその3
「いい感じの写真を自動で選んでくれる 」

Nest Hubでスライドする写真の選択肢に「最近のハイライト」があります。
これを選ぶと最近のいい感じの写真をスライドしてくれます。

ただGoogle Photo内の写真全体から選択されてしまうのがちょっと惜しい点で、顔認識した人単位で有効化できるようなったらいいなと思っています。
Google Photoはどんどんアップデートしていっているので、これもそのうち可能になるかもしれません。

私は基本、子どもとわんこの自動追加アルバムを表示するようにしており、運動会やらクリスマスやらのイベント後はこの「最近のハイライト」を表示するようにしています。

つまり…

私たちは写真を撮るだけで、

・自動でアップロードされ
・自動で特定の人が写ってる写真をアルバムにまとめてくれて

・自動でいい感じの写真をNest Hubでスライドしてくれる

ということです。

そして、これらは従来のフォトフレームのいけてないUXをことごとく改善しています。

従来のいけてないUXその1
「フォトフレームへの反映が面倒」

まずフォトフレームへの写真移動が面倒です。
過去に私が使っていたフォトフレームはSDカードのデータを再生するタイプでしたので、いちいちSDカードを抜いて、書き込んで、挿し直して、という気が遠くなる作業が必要でした。

継続的デリバリーは開発の現場だけでなく、こういったところでも求められていたのです。

従来のいけてないUXその2
「アルバムの更新が面倒」

最初は気合入れてベストアルバムを作るけど、更新が続きません。
良い写真を選ぶためには、必然的にイマイチな写真を含む多くの写真を見なければいけません。

選択するというアクションは楽しくもありますが、中々疲れるものです。

従来のいけてないUXその3
「そもそも写真整理が面倒」

これはフォトフレーム関係ないですが、そもそもとしてたくさん撮った写真を整理するのが大変です。

我が家の場合、被写体は子どもやわんこです。
どちらもシャッターチャンスは一瞬ですので、おのずとシャッタースピードは速めの設定となり、連写はデフォとなります。
こうなってくると記念日なんかで一日撮った写真が数百枚となってきます。
当然、不要な連写や似た構図、ブレなども多数あり整理は必須です。
家に帰ったら「家族イベントでたくさん写真撮ったけど疲れたし後日写真整理しよう」となりますが、育児に追われる毎日に写真整理の時間などありません。

つまりつまり…

従来のフォトフレームは上記のように運用するうえでいくつも壁があり、多くの人がどこかで挫けて使わなくなってしまっているのではないかと思います。

Google Photo & Nest Hubは、このような従来のフォトフレームにあった多くの面倒事を一切気にする必要はありません。
アカウント設定やアップロード設定、顔認識のラベリングなど、最初に行うことはいくつかありますが、それさえやってしまえば、私たちはただひたすら写真を撮りまくるだけでいいのです。

先日も子どものクリスマス発表会がありました。
そこでもたくさんの写真/動画を一眼やビデオカメラ、スマホで撮りました。
家に帰って少しした頃にNest Hubを見てみたら、さっそくその日の子どもたちの写真が流れていました。
子どもたちはステージで歌って踊る、ついさっきまでの自分たちの姿を見て「みてみて!」と大はしゃぎです。

思い出の写真が身近にあるということ

フォトフレームUXが改善されてどうなったか。
Nest Hubを買って少ししたころ、妻が言いました。

「子どもたちが言うこときいてくれなくてイライラすることもあるけど、思い出の写真を見ると優しい気持ちになれる」

私は夜中家族が寝静まったあとに開発したり記事を書いたりしています。
一日で疲れきった中ですので集中が切れることもありますが、そうした時ふと家族の写真が目に入ることで癒やされ、頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

子どもたちも毎日自分たちの写真を眺めては「みてみて!」とはしゃいでいます。
家が「写真だらけ」の子が幸せに近づく理由」という話もあるようですし、良いことではないかと思います。
(特に幼いうちは子どもの自己肯定感を高めることが大切というのはよく目にします)

写真が身近にあるということは、確実に生活を豊かにしてくれます。

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音声アシスタントも使える

おまけにNest HubにはGoogle Assistantという音声アシスタントが搭載されています。
つまりNest HubはGoogle Homeにディスプレイがついた、スマートディスプレイなのです。

天気を聴いたりタイマー、アラームを音声でセットできるのはもちろん、対応家電や、対応赤外線リモンコンであれば照明やテレビ、エアコンといった家電も音声で操作できます。

私はGoogle Homeの日本発売からスマートスピーカーを使い続けており、Amazon Echo(Alexa)やLINE Clova含め、10台上のスマートスピーカー/スマートディスプレイを使っています。
かなり使い込んでいる方だとは思いますが、その経験からの現状の結論として、音声アシスタントはプロダクトの本質にはなり得ないと考えています。
しかし、付加価値として見た場合、組み合わせによってはとても便利なものになります。

たとえば、Google Homeは最強のSpotify再生機です。
常時稼働しているスピーカーであり、ハンズフリーで操作でき、そしてなんとSpotifyの無料プランでも使うことができます。
(これについても書きたいことがたくさんあります…)

そして、Nest Hubは最強のGoogle Photo再生機なのです。

おわりに

書きたいことはもっとたくさんありますが、とりあえずGoogle Photo & Nest Hubはやばいという事だけに絞ってお伝えさせて頂きました。

これこそフォトフレームの本来の姿であり、これが当たり前となることで、写真を見ること、ひいては写真を撮ること自体のUXの刷新となるのではないかと思います。

書ききれなかった、Amazon Photos & Echo Show(Alexa)との比較の話や、Google Home & Spotifyの話、Google Photo APIsやAmazon Drive APIの話とかも、おいおい書いていきたいなと思います。

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