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悲願の"優勝”へ現実味が垣間見えた一戦! #忘れられないあの試合

1.前置

 この記事は、ライズTOKYOさんより作品依頼を受けて執筆したものです。

 この企画概要としては、千葉ロッテマリーンズのファンとしてあなたが #忘れられないあの試合  というテーマで印象に残る千葉ロッテの”あの試合”について思う存分noteに書いて投稿。するとライズTOKYOさんの柔らかくて寝心地のよさそうなマットレスやあると便利な腰サポートクッションなどが当たるキャンペーンを実施しています!

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 元千葉ロッテマリーンズの守護神である内竜也さんも #忘れられないあの試合  について振り返っているようです。ぜひそちらもご覧ください。

 それでは本題の私が選ぶ千葉ロッテマリーンズの #忘れられないあの試合 に参ります。 

2.2020.11.8(日)M vsL@ZOZOマリンでの一戦

 いきなりですがあなたの夢はなんですか???
私の夢は『千葉ロッテの優勝、日本一を現地で観ること』です。
中には「え?本当に?」と思う方もいるかもしれません。

 それは2010年の史上最大の下克上を成し遂げた千葉ロッテマリーンズの試合。当時ロッテファンになり始めの私は球場でその熱気を感じられずに終わりました。もちろん日本一になったことは非常にうれしいことで今でも鮮明に覚えています。ですがやはり勝率1位でのリーグ優勝、そして日本一としている姿を見てみたいと思ったのがきっかけです。

 そんな私が #忘れられないあの試合  として挙げたのは、2020年11月8日にZOZOマリンで行われた埼玉西武ライオンズとの1戦になります。これは記憶に残っているファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

〇2020年シーズン振り返り

 簡単にこの年の説明をすると、新型コロナウイルスの影響で当初の開幕から約2ヶ月遅れて始まった2020年ペナントレース。千葉ロッテは、開幕戦でサヨナラ負けを喫するも2連勝し、同一カード初の6連戦となったオリックス戦で6連勝し、8連勝と開幕ダッシュに成功

 さらには10月頭まで1位ソフトバンクと首位争いを繰り広げ、シーズン途中には、巨人から当時3軍にいたこともあった澤村選手、そして2011年まで中日ドラゴンズにいたチェン・ウェイン選手の補強もあった年です。そして今年こそ優勝を狙えると思った矢先にチーム内で新型コロナウイルスが流行り、首位争いから一気に退いてしまいます。。。
 
 そこからロッテは大きく成績を落とし、ライオンズは怒涛の勢いで勝ち星を重ね、クライマックスシリーズ進出をかけ、勝ったチームが2位になるという直接対決となりました。

〇試合内容

 試合内容に軽く触れると先発小島選手が初回からコントロールを欠き、ピンチを迎え2回に途中降板するも2番手小野選手がしっかりと154キロのストレートでライオンズ打線を打ち取ります。どれだけのロッテファンが大量失点を覚悟したでしょうか。本当に小野選手が神がかっていました。(この時の心境は忘れもしません!)

 さらに3番手には先発の岩下選手がロングリリーフを成し遂げ、3回以降は0が並びます。そんな中で、打線は相手のミスから得点を奪うと、藤岡選手のホームランが飛びだし勝ち越しに成功し、その後も追加点を奪います。最終的には、ハーマン選手、澤村選手、益田選手といった当時の勝利の方程式で試合を締め、終わってみれば2-8と西武ライオンズとの試合に快勝し、13年ぶりのパリーグ2位が決定し、クライマックスシリーズ進出を決めた試合です。


 ここで私がなぜこの試合を選んだかの理由になります。これは低迷している2017年のどん底だったロッテから井口監督に変わり、チーム方針がしっかりと固まり、少しずつ強くなっていく千葉ロッテというチームを見てきたからこそ今まで以上にこの試合の勝利の喜びがどの試合よりも感じ取れる試合となりました!

3.井口監督によるチーム改革

 ここで当時の最悪だったチーム状況から13年ぶりのパリーグ2位。そして10月頭には首位争いになれるチームになったか振り返ってみましょう。

 〇2017年のチーム状況 ~井口監督引退の年~

 2017年は私にとって、いやロッテファンなら忘れもしない一年だったと思います。この年は2021年は中日のヘッドコーチの伊東勤さんが監督を務めていました。伊東監督は2016年をもって監督を辞任する方向でしたが、フロントと契約時に『補強をしっかりしてくれるなら』と言葉を交わし、2017年もチームの指揮を取ってくださりました。(正直この辺りは優勝よりもAクラスにギリギリ入れるかどうかという中でした。)

 ですがフロントがこの年に補強した戦力は、2016年に戦力外となった3選手。そして記憶に残っているファンも多いパラデス選手、ダフィー選手のみとなりました。シーズン途中の補強ではサントス選手を獲得するも伊東監督は『現場が求めている選手とは違う』と厳しめなコメントも出る程でした。シーズンが始まり蓋を開けると54勝87敗2分借金が33パリーグ単独最下位でした。。。

〇2018年以降のチーム状況 井口監督就任後
 翌年からロッテは新監督として2017年に現役を引退した井口さんが監督として指揮を執るようになりました。

 まず井口監督がやったこととしては、優勝するチームにするための組織づくりから変えていきました。これにはフロントに優勝するために1つになってほしいと気持ちを伝え、戦力をしっかりと整えてもらうこと。また人脈を活かしたコーチ陣の補強。当時ソフトバンクのヘッドコーチをしていた鳥越コーチを『強いホークスを一緒に倒しませんか?』と誘い、ロッテのヘッドコーチとしての就任。2019年からは投手陣の管理を吉井ピッチングコーチに任せることでブルペン管理を行い、シーズン通して盤石なリリーフ陣が育っていきました。
  

 そして起用法ではレギュラー陣を育成するために中村奨吾選手や井上選手、藤岡選手の固定起用やドラフトでは安田選手、藤原選手、佐々木朗希選手をはじめとした高卒の選手を多く獲得し、1軍での出場機会を与えながら若手選手の育成にも力を入れています。

 その結果、就任1年目となる2018年には5位。2年目の2019年には4位。そしてこの試合が行われた2020年には一気に2位としっかりと実力を選手に着けた起用法が光りAクラス入りが確定します。さらに昨年の2021年シーズンではペナントレースの最後の最後まで優勝を狙える位置でオリックスと戦い続け、惜しくもリーグ優勝とはいかなかったものの2年連続の2位と結果も着実についていることが見て取れます。井口監督によって球団、フロント、選手、ファンが変わっていくことが見て取れました。

4.まとめ

 私は2020年11月8日に行われたライオンズとの勝ったチームが2位になるという瞬間に試合を観に行けたことで、自分が応援してきた2017年のどん底だったチームがここまで強くなった過程を見ることができたこともあり、自分の#忘れられないあの一戦となりました。 

 この今のチームなら昨年叶わなかった勝率1位のリーグ優勝、そして日本一を成し遂げられるのではないかと思わせてくれる試合だったと思います。
  
 私の夢である『千葉ロッテの優勝』が観れることを願いながらこれからも球場に足を運び、選手の全力プレーに対して応援し、同じロッテファンと喜びを分かち合うことのできる忘れられないあの一戦と今後も語る継がれる試合をこの目に焼き付けたいです。

 ここまでお読みいただいた方々ありがとうございました。
ぜひあなたが思い浮かぶ忘れられないあの一戦について教えてください。
そして千葉ロッテマリーンズをこれからも応援していきましょう!


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