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私が「自分探し」にイラッとする理由

おはようございます。今朝も勢いで書きます。

最近、イラッとするときがある。

それは、「本当の自分を探して、やりたいことをやろう」とか「自分が本当にやりたいことを見つける方法」といったようなフレーズを見たり聞いたりしたときだ。

自分が何をやりたいのかが分かっていない
もっと自分が輝ける場所が他にあるのではないか
本当の自分を知りたい

そんなことを考えている人に向けて、それが叶えられる方法があるかのようなメッセージを発する。そのような類の本も多い。

私はこれらの情報は宗教のお誘いのようなものだと思っている。その場に行けば、同じような悩みや考えを持った人が集まる。なので、意気投合しやすい。

それがきっかけとなり行動を起こすことで、新たな自分になっていくことはある。

しかし、きっとしばらくすると、また同じような悩みを持つようになるはずだ。特に、日々を忙しく過ごしているときは、このようなことを考えることはないかもしれないが、毎日が同じことの繰り返しに感じたり、時間に余裕ができたりすると、また同じようなことを考え始める。

いわゆる「自分探し」である。

このような悩みにつけ込んでいるような気がして、イラッとする。

本当の自分なんて、どれだけ探しても見つかるはずがない。なぜなら、本当の自分は探すものではなく、つくっていくものだからである。

なので、先ほども書いたが、新たな場に出かけて、新しい人と出会い、そこで新たな行動を起こすことになると、新たな自分をつくっていくことになる。

新たな経験が、新たな自分をつくっていくからだ。

そこに、やりがいや楽しさがあると続けていくことになり、そのように感じられなくなったとき、また自分探しをはじめようとする。そのときにしなければいけないのは、自分探しではなく、新たな自分をつくっていくための、新たな行動やチャレンジなのだ。

そして、仕事をしているのであれば、その仕事を通じて、できるようになるのがい。それができていないために、はじめに書いたような文言に反応をしてしまう。

なので、仕事をする人にとっては、仕事選びがとても大切になってくる。しかし、それを安易に選んでいる人が多いような気がする。給料がいいとか、休みが充実している、自由がきく、経験があるからといったような条件面で選んでいないだろうか?

そうではなく、多少はそのような条件面が劣っていても、自分が成りたい姿に通じているかどうかで仕事や会社を選ぶ。

例えば、文章を書く仕事で生計を立てたいと考えているのであれば、給料が安くても、それに通じる会社を選ぶ。バイトでもいいから出版社で物書きができる仕事につく。

その仕事は自分が成りたい姿に通じているかどうか?

本当の自分を探そうとするのではなく、成りたい姿を考えて、そこに通じると思える道を探し、そこに自分の身をおくためのチャレンジをする。

その道の先に本当の自分がいるのではないか。
本当の自分は探すものではなく、つくっていくもの。

新たな自分づくりにチャレンジして今日もステキな一日に。

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