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手法の改善をいくら続けても、思ったよりも成果が上がらない時は・・・。

おはようございます。今朝も勢いで書きます!

新しくできたコンビニエンスストアが、なぜオープンと同時に多くのお客様がやってきて、その後も長く経営ができるのか?

接客が良いからなのか?店の看板が目立っているからか?商品に付けられたPOPが上手いからなのか?店内の照明が明るいからなのか?他の店にはない商品を売っているからなのか?店内がキレイに清掃されているからなのか?店員さんの挨拶の声が大きく元気があるからなのか?

なぜ、なのか?少し考えてみると・・・。

どうだろうか?これらはお店がオープンした後に改善できることである。このようなこともお店が繁盛していくには大切なことではあるが、かりにお店の立地が悪いとすると、そのような改善を続けても繁盛させるのは難しい。

お店にとって立地は店が繁盛するための最重要項目である。コンビニエンスストアも、そこからズレているとお店は繁盛しない。コンビニの場合は、まずは立地と家賃、そして品揃え、次に接客だろうか。立地と品揃えで売上はほぼ決まるようになっているはずだ。接客は採用から教育までマニュアル化がされていて、およそどのような人でもできるようにしているはずだ。

立地がズレていれば、どれほど改善を続けても繁盛させるのは難しい。

これと同じことを戸建てリノベ事業でしている場合がある。特に最近は注文住宅事業が他社との競争が激しくなり、また原価上昇で粗利の確保が難しくなる中で、戸建てリノベ事業に興味を示す社長が増えている。

また、自宅や実家のリノベーションを考えるお客様も増えている。

そのためこれから伸びる可能性を感じる社長が多くなり、具体的な集客、営業活動を始める。例えば、毎回、チラシを改善しながら集客をするなど。

ところが、思うような集客ができない。あるいは、ターゲットではない水廻りのリフォームを考えているお客様を集めてしまっている。

チラシに問題があると考えて、チラシの改善を繰り返す。ところが、何度それを続けても思うような成果を上げられない。

これは、まさに先ほどの例であげたコンビニエンスストアと同じことをしている。そもそものビジネスモデルの組み立てをしない中で、改善を繰り返している。ビジネスモデルの組み立てには必要な投資がある。コンビニの場合は良い立地に店をつくることだ。戸建てリノベ事業の場合は、リノベモデルハウスと専門サイトの立ち上げである。

しかし、そのためには費用がかかる。コンビニの立地を妥協したり、戸建てリノベ事業の専門サイトをつくらないで進めると、むしろお金がかかり、成果が出るようになるまでにも多くの時間がかかる。

結果、お金をかけていないつもりなのだが、お金も時間もかかってしまう。

手法の改善で成果が上がるようになるのか?

手法の改善が効果的なのは、そもそもの組み立てがされている場合に限られる。それがされていない中で繰り返す改善ほど無駄なものはない。

戦略思考をもって、今日もステキな一日に。

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