敷居の低い展覧会にしたい
6月に開催する「みんなのノートブック展覧会」についての雑感です。企画展の詳細についてはこちらのノートをご参照ください。 https://note.mu/misosjp/n/n6b77567ba3b4
アートギャラリー(コマーシャル・レンタル問わず)って、あんまり馴染みの無い方が多いと思います。noteの場合は作り手側の方が多く集まっているので、あまりそんなことは無いかもしれませんが。
でも、恐らく一般の方は
・アートギャラリーって敷居が高くて入りにくい
・子供と一緒じゃちょっと行きづらいなあ…
・もしかして、入ったらなんか買わされるんじゃないの?
・見て楽しむのは好きだけど、(アートについて)語られたらなんか怖いし
という感じで、なにかしらの入りにくさを感じているのではないかと思います。今回の企画展会場であるギャラリーのオーナーさんとの会話の中でも、「もっと気軽に入ってきてくれて大丈夫なのに、どうしても敷居が高く感じられちゃいますよね」という話がたびたび上がりました。
そこで今回のNotebook展覧会は、どなたでも気軽に参加できる、敷居の低い企画展にしたいなと考えています。
noteには作り手さんが多いので、「作品として」アナログのノートブックを使うことも可能かと思いますが、ノートブックの面白さというのは「きれいだから、丁寧に書き込まれているから」ということだけでは測れないものがあります。
さて、突然ですが、私はNotebookers( http://notebookers.jp/ )という、”ノートブックの愛用者のためのサイト”で ライターを務めています。このサイトのコンセプトは
「ノートブックそのものよりノートブックを使うその人が面白い」
というものです。私が今回開く企画展でも、このコンセプトを継承させて頂こうと思っています。
ノートブックの使い方には人間がそのまま表れるので、見ることによって、その人そのものに触れることのできる面白さがあるんですよね。これを、企画展の中でもみなさんに感じて貰えたらいいなと思っています。
”使うその人が面白い” というコンセプトなので、今回の企画展の場合は、必ずしもたいそうな作品を作る必要は無いわけです。
例えば、おじいちゃんが描いているちょっとした日記や、おばあちゃんの趣味の俳句、お子様たちのらくがき帳、そういう何気ないノートブックこそが、見る人たちに「この人はどんな人なんだろう」と想像を巡らせ、わくわくさせます。しかもそういうノートって、普段なかなか目にすることができませんから、余計に見てみたくなるものです(あれ、わたしだけですか??)
なので、今回の企画展においては、
・ノートブックを作品作りのキャンバスとして使うもよし
・他愛もない日常をノートブックに綴るもよし
・ギャラリー展示に挑戦する機会にしてみるもよし
・ポートフォリオ的なノートブックを作って、自分の作品に興味を持ってもらうもよし
・お子様のスケッチブックを出品して、将来の記念にするもよし
こんな感じで、人それぞれ好きなように参加して頂けたらいいなと思っています。
そのために、参加費を1冊500円に抑え、基本的に展示のみの企画展とさせて頂きました(”販売物が無いと参加できないのではないか”という風に、プレッシャーを感じてほしくなかったため)。
また、色々な方に気軽に参加して頂くことで、「あら、あの人が出してるならちょっと見に行ってみようかしら」と、普段ギャラリーに馴染みの無いお客様方にもふらりと立ち寄ってもらうことが出来たら、とっても嬉しいです。
もし興味がありましたら、ぜひともお気軽にご参加頂けると嬉しいです。応募受付締め切りは5月18日(日)となっております。皆様のご参加、心よりお待ちしております!
また、会期中は私も時折在廊する予定ですので(全日ではありません)、お気軽に遊びにいらしてくださいね。
「みんなのノートブック展覧会」詳細はこちら:
https://note.mu/misosjp/n/n6b77567ba3b4
Notebookersで、私がこれまでに書いた記事はこちらからご参照下さい:
http://notebookers.jp/?author=30
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