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自分語りと雑談力

誰かとお話をする時にあなたはどんなテーマを持ち出すのだろう。

私はといえば最近身に起こった出来事や主人との会話、食べ物のことや趣味についてなどなど。こうして文字に書いてみると話題が尽きないようにも思えるが私の話は親しい友人や親戚にしか通用しない。

初めて会った誰かや、職場の人達との会話では使えないカードであることが多い。

例えば食べ物の話は誰とでもできそうな気もする。しかし中には食事のことに全く興味がない人だっている。以前の職場に偏食家の女性がいた。彼女はあまり食べることに関心がなく好き嫌いも多かった。唯一アイスクリームが大好きな人だったのでアイスクリームの話では大いに盛り上がることができた。しかし毎日アイスクリームの話をするわけにはいかない。

それじゃあ次のカードは…と考えた時に最も使いやすいのが自分の身に起きた出来事である。日々の失敗や感じたことなどを話題に出していたのだが、最近読んだ二冊の本には揃って「自分語りはスマートではない」と書かれていた。

確かに私について興味のない人は私の身の上話なんてちっとも面白くないだろう。自覚はしていたが辞めることができなかった。自分についての話題はとにかく調理するのが簡単だからだ。自分のことを誰かに聞いてもらいたくてたまらない年頃だったのだとも思う。今だってそうだ。

では代わりにどんな話をすれば良いか。

二冊の本は別々の本のはずなのに揃って「最近読んだ本の感想や、最近見た映画の感想を話題にするのが良い」と書かれていた。相手は私が選んだ本や映画によって私という人間を見出してくれるそうだ。

なるほど。確かにその方がなんとなくかっこいい。

しかし今の私には最近見た映画や読んだ書籍のストックが少ない。自分語りから卒業するにはまず書籍や映画にたくさん触れることを始めようと思う。そしてnoteにも感想をどんどん投稿してみよう。

いつまで続くかはお楽しみ。

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