iPhone 15 Pro Maxと一眼レフカメラの撮影画像の出来栄えを比較してみた!

【投稿者コメント】

【キーワード】

[自動ノイズ除去]、[写真スタッキング]、[HDR]

【件名】

「iPhone 15 Pro Maxと一眼レフカメラの撮影画像の出来栄えを比較してみた!」

【投稿本文】

 下記の【以下転載】は、「iPhone 15 Pro Max」実機の撮影作例と「一眼レフカメラ」の撮影作例の比較レポートだ。

 随分、無茶な比較をするもんだ!

 片や、函体がペラペラで、ちっこいレンズの「iPhone 15 Pro Max」と、でかいボディとどでかいレンズの「一眼レフカメラ」とでは、初めから、勝負は付いているし、約19万円の「iPhone 15 Pro Max」と、約60~80万円の「一眼レフカメラ」とじゃ、コスパ的に視ると、後者の画像品質は前者の3~4倍は良くないと引き合わない!

 ゆえに、「Android写真スマホ」に及ばなくとも、「iPhone 15 Pro Max」の画質が、「一眼レフカメラ」の画質の60~70%達成されていたら、御の字だろう!

 クソ重たい機材を背負って、三脚に据えて、えっこらしょ!で撮影開始になる「一眼レフカメラ」とポケットに入れておいて、取り出しつつ、ボタン2回タップで撮影開始になる「iPhone 15 Pro Max」とじゃ、即応性・ベストショット対応性には、格段の差がある!

 「iPhone 15 Pro Max」は、優れた画像処理アプリと高度な処理機能を利用して、カメラ・アプリから、高品質のHDRや手持ちの長時間露光画像を作出出来るから、「一眼レフカメラ」の様に、別途、露出ブラケットを使用したり、Lightroomなどの処理ソフトで画像を結合したりせずとも済む。

 下記の【以下転載】の添付図4~9及び添付図12~16の比較写真(左:Pro Max、右:一眼)の画質を視ると「iPhone 15 Pro Max」の画質が、「一眼レフカメラ」の画質の60~70%達成されていると云えなくもない!(下記URLの実際の画像を比較の事!)

 写真家の芸術作品には及ばなくとも、学術的な記録や医療画像等の用途以外の、画像を扱う、日常の業務用途に、十分、使える画像品質と操作性が得られていると思える。

【以下転載】

https:// 9to5mac-com .translate.goog/2023/09/23/iphone-15-pro-max-vs-dslr-photo-comparison/
「iPhone 15 Pro Maxとデジタル一眼レフカメラ写真/現実世界のカメラの比較」
  9to5mac-com デレク・ワイズ|2023年9月23日-太平洋時間 午前8時07分


添付図1

 iPhoneは世代が進むごとにカメラ・システムが改良されています。それが前世代の48メガピクセルのメインセンサーの導入であったのか、それとも今世代の24メガピクセルのHEIF 画像への切り替えであったのか。iPhone 15 Pro Maxでは、机上ではカメラがこれまでで最大の改善の1つとなり、前世代の3Xカメラに代わって新しい5Xカメラが搭載されました。新しい望遠設定は以前のiPhoneに比べて大幅に改善されているはずですが、専用カメラと比べてどうなのでしょうか?

■iPhone 15 Pro Maxのカメラスペック

添付図2

●メインカメラ:
・48MPセンサー–24、又は、48MP出力
・24mmフルサイズ相当
・f1.78絞り

●ウルトラワイド:
・12MPセンサー
・13mmフルサイズ相当
・f2.2絞り

●望遠:
・12MPセンサー
・120mmフルサイズ相当
・f2.8絞り

添付図3_オーランド空港に向かう飛行機。iPhone 15 Pro Max 5Xレンズ

 これら3台の物理カメラに加えて、Appleは主要な48MPセンサーの一部を使用する幾つかの「中間」カメラも宣伝しています。これには、1.2X(28mm相当)クロップ、1.5X(35mm相当)クロップ、2X(48mm相当)クロップが含まれます。

■デジタル一眼レフカメラのスペック

●キヤノン80D

 私がこれを撮影したデジタル一眼レフカメラは、最新の物や最高の物とは程遠いものです。Canonの80D( https://ebay.us/dXYP3t )は数年前の物なので、eBayで比較的安価に入手出来て、24MPクロップセンサーが搭載されています。これはiPhoneのメインセンサーの半分の解像度ですが、iPhoneのセンサー(9.8mm x 7.3mm)よりも大幅に大きいAPS-Cセンサー(22.3mm x 14.9mm)に依るものです。

 CanonのEOS R50( https://amzn.to/3ENm8HL )の様な、より最新のカメラは、同じ解像度とセンサー・サイズを提供しますが、更に更新された機能セットを備えています。キヤノンのファーストパーティEOS R-EFレンズ・アダプター( https://amzn.to/3PqMYKO )を使用すると、古いカメラと同じレンズを使用する事も出来ます。

●キヤノン24-70mm F2.8 L II

 24-70mmの焦点距離は、日常の撮影に非常に多用途です。ストリート写真や風景撮影には十分な広さがあり、ズームインすると被写界深度が浅くポートレート写真を撮る事も出来ます。80Dの1.6Xクロップファクターを最大限に拡大すると、iPhoneの5X望遠レンズの長さに非常に近くなります。同様に、約30mmにズームインすると、フルフレーム換算で48mmに相当し、iPhoneの2Xモードと同じになります。48mmフルサイズ相当で人間の目に近い視野が得られる為、非常に自然な見え味を実現します。

 このレンズは、Amazonで新品を購入する事( https://amzn.to/3Ps7E51 )も、Adoramaで新品を購入する事( https://adorama.rfvk.net/nLAoMA )も出来ます。

●シグマ 10-20mm F4-5.6

 はるかに安価なレンズであるシグマ10-20mmは、iPhoneの広角レンズにほぼ匹敵します。APS-Cセンサーのクロップファクターでは、実際にはiPhoneの超広角カメラほど広くはなりません。80Dのクロップファクターを使用して、15mmにズームインすると、iPhoneのメインカメラと同じ視野が得られます。

■デジタル一眼レフカメラ(DSLR)とiPhone 15 Pro Maxを並べて見る

●2Xショット–Beat Builders

添付図4_iPhone 2Xレンズ|24-70mm@31mm F2.8、キヤノン80D

添付図5_iPhone 5Xレンズ|24-70mm@70mm F4.0、キヤノン80D

 2Xは、iPhoneがメインセンサーからかなりの量を奪っている為、iPhoneが最も苦戦すると予想されるところです。とにかく、このiPhoneの写真はうまくいきました。私のデジタル一眼レフで撮った写真は、特にシャツの後ろのテキストを見るとより鮮明で、背景がわずかに焦点が合っていないボケ味を提供し始めています。

●5Xショット–Beat Builders

 5Xレンズにズームインし、DSLRに合わせると、携帯電話とDSLRの両方で適切な画像が得られます。細部を切り取って初めて、iPhoneがいかに遅れているかが判ります。


添付図6_[トリミング]iPhone 5Xレンズ|24-70mm@70mm F4.0、キヤノン80D

●ウルトラワイドショット–Toothsome Chocolate Emporium

添付図7_iPhone 0.5Xレンズ|10-20mm@10mm F4.0、キヤノン80D

 ユニバーサル・シティウォークで、iPhoneの超広角カメラを試して、トゥーサムのチョコレート・エンポリアムを撮影する事が出来ました。iPhoneの超広角レンズはフルフレームで13mmに相当する為、私の10~20mmレンズとクロップセンサーを使用すると、到達出来る最も近い距離は16mmフルフレーム・レンズに相当します。

●5Xショット–サンドヒルクレーン

添付図8_iPhone 5Xレンズ|24-70mm@70mm F2.8、キヤノン80D

 このショットでは、実際のカメラに搭載されている大きなセンサーが非常に際立っています。どちらのショットも同じ絞りで、ほぼ同じフルフレーム相当の焦点距離を提供しますが、80Dの大型センサーは同じ到達距離を得る為に、より長い実際の焦点距離を必要とし、その結果、被写界深度がはるかに浅くなります。被写界深度が浅くなると、背景の焦点がぼけるのを防ぎ、見る人の注意を被写体に引き付ける事が出来ます。

 iPhoneの写真にはまだ背景のぼけがありますが、これには物理センサーのサイズが限界です。

添付図9_[トリミング]iPhone 5Xレンズ|24-70mm@70mm、キヤノン80D

 iPhoneがキャプチャした詳細レベルには本当に感銘を受けました。DSLRの24MPセンサーと比較して、望遠レンズには12MPセンサーしか搭載されていない為、細部の一部、特に写真の下の方のぼかしなどは、DSLRの写真の方がはるかに鮮明です。但し、DSLRでは鳥の頭の上に紫色の縁取りが幾つかありますが、iPhoneにはありません。

●追加ショット

添付図10_iPhone 1Xレンズ


添付図11_iPhone 5Xレンズ、木に二羽の鷹

 iPhone 15 Pro Maxの5倍望遠レンズで撮影したこの戦いでは、デフォルトでiPhoneが勝利しました。それは単に、タカの1羽が飛び立つ前にデジタル一眼レフカメラに切り替える十分な時間がなかったからです。これは、「まばたきしたら見逃してしまう」タイプの瞬間の1つであり、iPhoneで、更に、アクセス出来る事が大きな利点となります。専用のカメラで撮影した方が画質は良くなりますが、いつでも撮影出来る様にカメラを用意している訳ではありませんが、恐らくポケットに携帯電話を入れ、ボタンを2回タップするだけで写真を撮影する事になるでしょう。画面を離れて下さい。又、「プロ仕様の機材」(但し、特定の会場がその定義を決定している)の使用が許可されていないイベントも数多くあり、そこでは携帯電話が唯一の選択肢となる可能性があり、この世代の望遠レンズは確実に前世代よりも一歩進んでいます。

●バースト写真

 iPhoneでProRaw写真をバーストで撮影出来ない事が非常に明らかになりました。80Dはバッファが一杯になるまで7fpsでフル品質のRAWファイルをキャプチャ出来ましたが、iPhoneでシャッター・ボタンをもう一度タップするまで数秒待たなければなりませんでした。

添付図12_iPhone 5Xレンズ|24-70mm@70mm F2.8、キヤノン80D

 但し、音量を上げるボタンを設定して標準の写真を10fpsで撮影出来る為、これはProRaw写真を撮影する場合にのみ懸念されます。

●ハイダイナミックレンジ環境

 iPhoneの利点の多くは、内蔵処理に依ってもたらされます。自動ノイズリダクション、写真スタッキング、HDRは、標準的な単一のRAWファイルが編集で限界まで拡張される可能性がある場合でも、使用可能なショットを作成するのに役立ちます。

添付図13_iPhone 1Xレンズ|10-20mm@15mm F5.0、キヤノン80D

 専用カメラは進化し続けていますが、HDRなどの同様の機能を利用するには、露出ブラケットを使用したり、Lightroomなどの処理ソフトウェアで画像を結合したりするなど、カメラについてのより深い知識が必要です。

添付図14_iPhone 1Xレンズ|10-20mm@15mm F5.0、キヤノン80D

添付図15_[トリミング]iPhone 1Xレンズ|10-20mm@15mm F5.0、キヤノン80D

 ズームインすると、iPhoneでは葉にノイズは見られませんが、非常に滑らかに見えます。 80DのCR2 RAWファイルを編集すると、ISO 100で撮影したにも関わらず、影にかなりのノイズが表示されます。

添付図16_[トリミング]ノイズリダクションなし|AIノイズリダクションあり、10-20mm@15mm F5.0、Canon 80D

■マイケル・アンラウフ( https://9to5mac-com.translate.goog/2023/09/23/iphone-15-pro-max-vs-dslr-photo-comparison/ )に依るトップコメント

14人が「いいね!」しました:

 その人はデジタル一眼レフカメラの使い方を知らなかったり、わざと下手な写真を撮ったりしました。又、一部の写真ではiPhoneとDSLRで写真のピント位置が異なっていました。

全てのコメントを表示( https://9to5mac-com.translate.goog/2023/09/23/iphone-15-pro-max-vs-dslr-photo-comparison/ ):

 LightroomのAIを活用したノイズ除去機能( https://9to5mac-com.translate.goog/2023/04/18/adobe-lightroom-ai-powered-new-features/ )のおかげで、これは簡単に修正出来ます。細部を少し犠牲にして、劇的にきれいな画像を得る事が出来ます。

■9to5Macの意見:

 iPhoneよりも高品質の写真を撮影出来ますが、iPhoneの多用途性については言うべき事があります。2つの異なるレンズを使用しましたが、それでもiPhoneほど広範囲のショットを撮影する事は出来ませんでした。iPhoneは、優れた安定化と高度な処理を利用して、カメラ・アプリから直接、より優れたHDRや手持ちの長時間露光ショットを作成する事も出来ます。

 写真家にとって、専用のデジタル一眼レフカメラ、又は、ミラーレスカメラが依然として選択肢となります。5倍の望遠とコンピュテーショナル・フォトグラフィーは、レンズ交換式カメラで利用出来る大型センサーと高品質レンズを補うには十分ではありませんが、樹上のタカのショットなど、以前のiPhoneでは使用出来なかったであろう写真を撮影出来ます。完全に使える様になりました。

 iPhone 15 Pro Maxには、3Xから4.9Xの範囲(約72mmから119mmフルフレーム相当)に於いて、望遠に切り替えるのではなくメインセンサーを使用する事になる為に、顕著な欠点があります。従って、その焦点距離の範囲では、Max以外のiPhone 15 Pro、又は、前世代のiPhone 14 Proラインナップでも、より高品質の写真を撮影出来る様になります。

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