見出し画像

所属事務所選びの参考資料:HPから分かること、その2

所属事務所選び参考資料シリーズ「事務所の特徴の捉え方『分野を見極める』HPから分かること、その1を更に掘り下げてみましょう。


センス

HPに使われている俳優たちの写真から感じ取れる”何か”を大事にしてください。自分に近い何かを感じられるかが大事です。

なんとなく
清潔感・透明感・オシャレ・カッコいい・かわいい・アンニュイ・明るい・楽しそう・気やすそう・親近感・高級感など色々感じると思います。そこに自分の写真が載って違和感があるかないか、感じてみましょう。

雰囲気だけでなく情報が分かりやすいかどうかも大切です。エンターテイメント業界のHPですから、誰が見ても分かりやすく表現されていることも大切です。


統一感のないHPは危険です。

それは場当たり的な経営が見て取れるからです。
一人一人の個性を重んじていたとしても事務所全体の雰囲気というものはあります。それがブランドになっていますので、バラバラな写真が載っているようではブランドが無いということ。つまりキャスティングが事務所の特徴を把握できないということです。

また写真がバラバラなのは事務所が宣材に無頓着な証拠です。あるいは更新頻度がかなり悪いので古い写真が掲載されてる可能性が高いです。
HPは会社の表札のようなものですから、顔が見えない事務所ってことだと思います。

更新頻度

HPには大抵、ニュースがあって事務所の活動が報告されていると思います。載せるニュースがないと更新できませんから更新頻度で活発な事務所かどうか分かりますね。ニュースの大きさで、事務所が置いている仕事の価値も分かってきます。例えばエキストラの報告をしてるHPはエキストラにも力を入れてるってことになります。売れてる人のニュースばかり更新してる場合は、売れてる俳優しか大切にしていないのか、他の人たちには仕事がないのか、でしょう。

所属俳優のSNSから分かること

大手事務所ではインスタを義務化してるところもあるようです。インスタのフォロワーが10万単位で増えていると広告業界のプレゼンの武器になるからだろうと想像します。

ネタ探しに苦労してる俳優さんを何人も見ているので、強制しなくてもいいと思うんですけど、新しいことに挑戦的なの部分は見習うべきかもしれませんね。

ミッシングピースはSNSを禁止していませんが、特に推奨してる訳でもありません。ミッシングピースではSNSは個人の責任で運営管理してもらっていますが、あくまで俳優として運営管理するようにお願いしています。


同年代の人が多い?少ない?年齢や性別の偏り

HPに掲載されている俳優が全てではないかもしれないことを念頭に置きながら(面談の際に質問してもいいですね)同年代の人がいるのか、多いのか、年齢や性別に偏りがないか、確認しましょう。

年齢や性別に偏りがあっても良いのですが、その偏りの一部に自分が該当しない場合は必要とされないか、新しい戦略があるのか、確認したほうが良いでしょう。

ミッシングピースは30代の男女に強かったのですが、育てる力がついてきたから、この頃は若い人たちを増やしています。と同時に40代後半の男女も増えました。これは他の事務所で実力が発揮できなかったり、俳優以外の仕事(バンド、モデル)でのキャリアがあるけど、今後は俳優でやっていきたいと考えてる人に私が魅力を感じているからです。何かで結果を出してきた人たちなので、とても人間力に溢れているので俳優としての活躍を期待しています。

母体やら、兼業やら

比較的リスキーな事業であるエンターテインメント業界なので兼業を持ってる事務所があります。

憧れられる事業でもあるので違う業種から参入した事務所があります。

HPのabout usとか会社の沿革などに記載されてることが多いのでチェックしてみるといいでしょう。ミッシングピースは株式会社with MYUという映像制作とキャスティングを主とした事業展開の会社が同列会社です。


ビジョンとミッション

どこを目指して、なんのためにその事業を行っているのかについて言及してるHPもあります。IT系などの会社のHPには必ず書いてありますが、俳優事務所で記載されてるところは少ないと思います。

ミッシングピースは絵本「ぼくを探しに」に由来していることが記載されています。それ以外のミッションやビジョンについてはこのnoteを通して何度か書いたことがあります。

こうやって整理するとHPで分かること、たくさんありますね!