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オリジナル世代の再結成まとめ

my bloody valentine、Ride、slowdiveと90年代に全盛を極めたオリジナル世代のシューゲイザーバンド3組が全て再結成しました。
さらにシューゲイザーファンにとって嬉しい事は何よりも新譜が出たと言う事でしょう。
彼らの残した過去の功績ばかりがフューチャーされがちですが今回は懐古だけではなく“進化した現在”を見せるそれぞれのバンドの方向性に注目してみました。

Ride

Rideは若かりし頃の青さは影を潜め、さらにサイケデリック・ロック方面に進み成熟した印象。
再結成前にマーク・ガードナーがプロデュースした昨今注文のシューゲイザーバンド再結成前にマーク・ガードナーがプロデュースした注目のシューゲイザーバンドDead Horse One(デッド・ホース・ワン)もサイケ色強めのバンドでしたので、予てより作風の変化があったのかも知れません。
今後の活動に注目ですね。

slowdive

一方slowdiveはドリームポップの先に進み、非常に現代的な音作りが際立ちました。
そもそもスロウコア的なアプローチが得意なバンドですが、そんなシューゲイーザーの幻想的なイメージの裏に潜んでいたポップな部分を自在に操れるようになって帰って来たと言う感じです。
レイチェルはモグワイ、エディターズ、スロウダイヴのメンバーと共に結成したマイナー・ビクトリーズも並行して活動しており、巷では“レジェンド”と呼ばれるキャリアにも関わらず常に新しい事を試みている姿勢に感動。

my bloody valentine

再結成組(と言ってもこのバンドは解散はしていないが…)では一番最初に復活したmy bloody valentineですが、賛否両論のこのアルバムはlovelessの続編にしては少し物足り無く、新しいかと聞かれればそうとも言い切れない頼りないアルバムでしたが、紛れも無くmy bloody valentineそのものと言う不思議な1枚。
シューゲイザーと言えばこのバンドと言う唯一無二感をふわっと醸し出してくるのでこのバンドは本当に色々な意味で伝説だと思います。
誰にも真似できないと言われたサウンドはこれだけ機材が進歩して、シューゲイザーが世界中で流行っても未だ少数のバンドしかクリア出来ていない恐ろしく高い壁で在り続けているようです。

Jesus And Mary Chain

最後に3バンドより一足先に再結成(活動再開)したThe Jesus And Mary Chainです。
1998年に解散状態となり、2007年のコーチェラ・フェスティバルで電撃復活。
そして、ついに今年2017年にニューアルバムDamage and Joy(ダメージ・アンド・ジョイ)が発表されました。
このバンドは変わらないですね。芯の通ったオルタナティブ・サウンドは健在です。
日本ではPsychocandy(サイコキャンディ)以降の評価はいまいちなのか、Rideに比べると全くと言って良いほど話題になりませんが、海外では相変わらず人気の高いバンドです。


いかがでしたでしょうか?
どのジャンルでも再結成ブーム?で各世代のバンドが同時に活動していると言う少し前なら信じられないような状態になっているわけですが、大御所だけではなく新しいシューゲイザー・バンドも素晴らしい作品を沢山リリースしていますのでそちらも今後詳細していきたいと思います。
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