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Perfume COSTUME MUSIUMいってきた

会期終わりを間近にようやく行ってきました。
大好きな兵庫県立美術館で!ありがとう!

初期の初期の衣装は今の時代なら真夏にその辺歩いてても違和感ないぐらい、「衣装」感のないもの。(3人とも高校生らしいちょいぽちゃっした感じ、かわいい〜)
その後人気が出てもっと非日常の「衣装」に。
さらにレーベルの移動、海外進出を機に、三角形や山谷がくっきりとしたプリーツ、とにかくエッジ(角)が際立つデザインへ。はっきりと、テクノと最先端のテクノロジーの表現で活動していくってプロデュースの方針が見える。
展示の最後にステージ用衣装。ずらーり並んで、壮観!!(この展示のみ写真OKでした)
ここまではMV用なので、歌えて踊れて画面映えでOK、でもステージ用は早替えのための重ね着も考えた衣装に。ファスナーがしっかりついてたり、重ねた衣装の袖のデザインが同じになってたり。
着替えの際に肌を傷つけないような配慮も。

ところで、デザインDesignは本来設計って意味なんですよね。型紙やスケッチなんかも展示されていて、緻密に設計されているのがわかる。

衣装っていうのは①作品あるいはアーティスト、世界観を表現する②パフォーマンスの邪魔をしないむしろパフォーマンスを更によく見せる③画面に映える④広い会場での視認性(識別も含む)を満足し、さらに⑤物として現実に製作可能 でなければならない。
てか名言されてなかったけど重量もあるよね…??

展示の中にはアルバムジャケットの撮影用に、着て仰向けになって上から撮ったときの形が美しくなるようデザインされたというものも。
なるほど通常映える立体感と真逆、そんな要求もあるのかと。
衣装って、設計の究極かもしれない。
ただただ見惚れていただけの美しいものたちの裏側をちらりと見せてもらった良い展示でした。
あと、ウエストの細さに慄きました。