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原発3号機の運転差し止め訴訟、原告の請求を棄却…双方の主張の合理性ではなく、リスクの有無で判断すべき、なじまない裁判官の法的判断

 原告、電力会社の主張は対立する。
 しかし『原発』は他の工場などと異なり、事故や地震・津波などが周辺住民の生命に直結する問題なのである。
 裁判官が、双方の主張を聞いて判断する問題では無く、例えば、仮に重大事故に至るリスクがゼロと否定できなければ、裁判官が、どちらの主張がより合理的として判断すべきでは無い。
 これは住民や国民の生命を担保している限り、『重大なリスク管理』の問題であって、裁判官の多数決(専門家の意見を聞いて)で判断してはならない。
 ましてや、司法試験をパスしただけの裁判官がリスク評価を決する能力があるとは思えない。
 判決を出したとすれば、『リスクを否定』するのだから、万一の場合は『裁判所』と国・電力会社が『大きな責任』を持つことを意味している。
 より合理的かどうか、の問題では無いことをもう一度繰り返しておく。


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