政府は嘘で信用できず、東電は技術で信頼できない…処理水放出の悲劇が生まれる

 一度嘘をつけば、二度と信用されない。
 それは、嘘で誤魔化す政府という烙印が押されたからである。
 世界も見ていただろう。
 政府の嘘に手を貸したのは、米国とIAEA。
 政府は約束も反古(ほご)に、というより嘘をついた。事情がどうあれ、やむを得ず「嘘をついた」と言いたいだろうが、それは違う。
 政府自身が、漁連関係者を説得できなかったのが、ここに至った一番の原因であるので、非があるのは政府自身である。
 『漁業者の言う安心』を与えることが出来なかったのはひとえに政府の言うことが安心を与えなかった。
 それは、福島原発事故から以降、住民や漁業者を裏切り続け、何かというと『金』で解決しようという態度が見え見えだからである。

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