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【曲からストーリー(ぶらり旅シリーズ・中津川に行きたい)】

みすてぃ@ストーリーでもなくなったけど、です。

曲はこちら
🎵 My Song / 自切俳人とヒューマン・ズー
作詞 自切俳人 作曲 ヒューマン・ズー
(なんでこの曲やねん!というのは後半で)

自切俳人(じきるはいど)とは北山修氏の別名
ヒューマン・ズーはその北山修氏と高石ともやとザ・ナターシャセブン、杉田二郎チームの合同バンドの別名。


(ストーリー)

昼、福井駅。朝、敦賀を出て一旦通り過ぎ丸岡城を見てきた。
ここ福井は今は恐竜を売りにして駅前も恐竜一色だがもとは柴田勝家が開いた北の庄の地。信長の焼き討ちの後一乗谷から移り住んだ職人や商人たちが発展させてきた。
日本海に面した三国の港と連動して発展してきたのは間違いない。
三国も行きたかったがふと別に行きたいところが出てきた。
それに歴史ロマンを求めれば一週間はこの辺りに滞在することになってしまうだろう。

私自身多趣味なのは自負するところだ。
でも今の気分はというと歴史マニアよりも鉄道マニアの一面の方が強い。
一乗谷に立ち寄った後九頭竜線(越美北線)で岐阜に向かおうと思う。
もともと岐阜と福井は越美線という一本の鉄道でつながる構想だった。
それが途中で頓挫し現在のJR九頭竜線と長良川鉄道越美南線に別れた。
この沿線も何度か訪れているが春には桜並木が延々と連なる美しい地域である。

今は九頭竜湖駅から長良川鉄道まではたぶんバスは全部は繋がらない。
繋がらないところはタクシーの余裕はないから全部歩いてみようと思う。
(ってバスVS鉄道乗り継ぎ対決旅かーい!)
この季節だ。九頭竜湖にはスキー場もあるから今夜の宿は見つかるだろう。
明日一日かければ美濃白鳥か北濃駅か?とにかく長良川鉄道の一番近い駅まではたどり着けるはず。
旅に持ってきているPCで下調べはしているがあてになりそうな記事もない。


ここまでは前置きとして

何故岐阜に入りたいのか?
一番の目的は中津川に行きたくなった。
趣味の範疇で言えば音楽マニアの一面が一番上だったのかもしれない。
それに中津川を通るたびに時間があれば立ち寄っていた店もある。
高速道路にしてもJRにしても何故か途中下車したくなる街なのだ。
北陸に居たのなら東海道線に出て名古屋経由ですっと行けよ。って話だがそれではつまらない。

フォークジャンボリー世代ではないがこの街には野外コンサートキャンプで数年続けて通った。
今は中津川市に合併されているが正確には旧恵那郡坂下町にある人造湖「椛の湖(はなのこ)」。今は立派にオートキャンプ場としてログハウスも整備されているので宿泊も可能かもしれない。
この場所であの伝説のイベント「中津川フォークジャンボリー」が行われていたのだ。でも私が通っていたのはそのずっと後、高石ともや氏や杉田二郎氏が中心となって行われた「椛の湖ピクニック」。
それ以外にも中津川近辺で行われるイベントには時間と小遣いの許す限り覗きに行っていた。

今でこそネット環境やツールも豊富になって似たような趣味を持つ者同士が出会える機会が増えている。
でも当時は何もない時代。その場所でたまたま出会った人たちと時間を共有し夜中まで酒を酌み交わし遊んだ。
年に一度同じ顔触れと出会える。そんなキャンプだった。
同じ関西の仲間も出来て京都や大阪のイベントにも示し合わせて行くようにもなった。
うまく言えないので公式ではないがこのキャンプから生まれた曲を貼り付けてみた。

🎵 風のカーテン / 杉田二郎
作詞 北山修 作曲 杉田二郎
(私としてはこれも自切俳人とヒューマン・ズーの曲との認識)

まさに当時はこの心境だった。
時代こそ違えどいまのNoterのみなさんたちにも共感頂けるかもしれない歌詞だと思う。


「ぶらり旅」を離れて最後に中津川での逸話を一つ。

その昔、中津川の市役所のそばに「ふぁんふぁん」というピザを出しているカフェバーがあった。
長野方面へのスキーの行き帰りなどに数度通った。
あるとき数年ぶりに店に行こうとしたら店が無かった。
街並みも変わっていたので移転しているかも知れないと思って公衆電話からNTTの「104」に問い合わせた。
今は全国対応だが当時は地元電話局が対応する時代。
「中津川市内でふぁんふぁんという喫茶店があれば知りたいのですが?」と聞いた。その担当者の対応。
「うちの局にその店の常連がいますので今呼んできます。このままお待ちください。」
しばらくしてその店の常連客の職員が対応してくれて移転先の場所も判った。(いい時代だったなあ)
もう20年来行っていないがもう一度近くに行くことがあればぜひ立ち寄りたい。

お店の紹介はこちら(中津川北商工会)
福岡とあるのは中津川市福岡町のこと。



ではまた。

みなさんにいいことがありますように。

話はそれたけど「曲からぶらり旅(仮想)」は続きます。


「ぶらり旅シリーズ」、今までの記事はこちら

ぶらり旅ではありませんが「曲からストーリー」


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