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「最強」のキーボードとは?

注意:この記事ではHHKB Professional HYBRID Type-Sをおすすめしていますが、今後の記事での実際の改造は以下のHHKB Professional Classicを使用します。


きっと、あらゆるデスクワーカーが一度は悩むと思ってる「キーボード」について。てか悩め。一生PC触る仕事なんだから、一番使いやすいキーボードを追い求めろ。

ということで、この記事では最強のキーボードをコンセプトに、キーボード選定について考えていければと思います。


キーボードの選び方

結論から言うと、キーボードを選ぶときは機能ビジュアルで選べばいい。
「キーボード 選び方」で検索すると、どうしてもガジェット性が高いのでギークが書いた記事が多く、機能性について特化した記事が多い。
ただ、最近だとおしゃれな自作PCや白と青を基調としたゆるかわなキーボードなどの動画コンテンツがYoutubeやTiktokでも見られるので、ビジュアルで選ぶのもいいと思う。
結局、仕事が捗ればなんでもいいのだ。

キーボードのいちばん重要な機能である、キースイッチのタイプはメンブレン、パンタグラフ、メカニカル、静電容量無接点方式の4択である。
各キースイッチのタイプについてざっくり解説する。

  • メンブレン

    • 全体的に安い。打鍵感も悪い。ただそれだけ。

  • パンタグラフ

    • ノートパソコンに搭載されているような薄いキータイプのもの。ノートパソコンと同じ感覚で使用したい場合はこれ。

  • メカニカル

    • スイッチの交換が可能で、メンテさえすれば長期間使用可能。赤軸・茶軸などで有名なCHERRY MXスイッチモコのタイプであり、スイッチを交換することで打鍵感を好みにカスタマイズできる。

  • 静電容量無接点方式

    • 押し込みきらなくても反応するような仕組みとなっており、打鍵感がなめらか。指への負担も少ない。耐久性も高く、一生モノ。

上を読むと分かる通り、「最強」のキーボードを選ぶならメカニカルか静電容量無接点方式である。
自作キーボード界隈という異次元の形状や見た目をしたキーボードはほとんどがメカニカルなのに対し、静電容量無接点方式は東プレとPFUというメーカーのものがほとんど。静電容量無接点方式を自作キーボードで実現しようとしている猛者もいるがほとんど事例は見かけなかった。

自分にとって使いやすい「最強」のキーボードを追い求めるなら、自作キーボード界隈での事例も多いメカニカルを選ぶべきだと思う。
ただ、完成したキーボードを使っているときにこう思わないだろうか??
「これが静電容量無接点方式だったら完璧なのに」

・・・静電容量無接点方式にします。

波乱になりそうな未来を想像しながら、実際に購入する静電容量無接点方式について考えます。とは言っても、前述した通り、メーカーは東プレとPFU。もしくはそこまで有名ではない新しく出たものか。

結論から言うとPFUのHHKBを買うことにした。
PFUのHHKBは昔からエンジニアから愛されており、1つのキーにつき3,000万回の耐久テストを行っている一生モノである。
調べてみると独自のキーアレンジを採用していて、特にプログラマーやキーボードショートカットをよく使う人に向いているらしい。Fnキーを使っていろんな機能にアクセスできるから、タイピング中の手の動きも最小限に抑えられる。
特殊なショートカットと配列により、かなりコンパクトで洗練されてプロダクトデザインに仕上がっているのもポイントだった。
あと、キーキャップに刻印がない無地のものがあるというのも試されているようで、心くすぐられた。

筆者が購入したときは白とは名ばかりのくすんだグレーのものを購入したが、その数カ月後に雪という真の白のタイプが出た(なんでや、、、)
これ買っとけば間違いない。

実際に使ってみて

キーアレンジ

前述した特殊なキー配列はなかなか独特で慣れるのに時間がかかるが、慣れるとこれがクセになる。
公式からキーマップ変更ツールが出ており、自分独自に配列をカスタムすることも可能である。
理想的なキー配列は随時、使っているソフトに合わせながら変更するのが一番いいと思う。あと、無刻印を選んだのは配列をカスタムしたときにキーキャップの刻印と矛盾が生じないのもある。

打鍵感

筆者はmacbookを基本的に使用しているが、それと比較すると「押している感」があって良い。メカニカルと違ってうるさすぎない感じも◎

バッテリー

HHKBのHYBRID Type-SはBluetoothでの無線接続が可能なため、外部電源が必要となるが、よくあるリチウムイオンバッテリーが内蔵されているのではなく、単三電池2本で駆動するようになっている。
一生モノだからこそ、リチウムイオンバッテリーを使用するとその寿命とキーボードの耐久性にギャップがあるのが大きな理由だそうだ。つまり、キーボードは50年以上使えるが、バッテリーは消耗してしまい、使えなくなるのを避けるためとのこと。
確かにと思いつつ、これがめちゃくちゃ不便。せめてエネループの充電機能をつけてくれと思いつつ、単3電池をコンビニで購入するタイミングが増える。周りのHHKBユーザーも単三電池仕様については不評のようだった。
要改善点。ちょうど、リチウムイオンバッテリーの充電用基盤を購入していたので、それを組み込めないだろうか、、、?

ホームポジション

キーボードから手を離しマウスに手を伸ばす。作業が終わった後、またマウスからキーボードのホームポジションに手を置く。
この作業、面倒すぎる。エンジニアであれば極力ショートカットを使用することでこのストレスから回避できるが、筆者のようなデザイナーはどうしてもマウスを触るタイミングが多い。
これはHHKBに限らず、キーボード全般で言えることだがどうにかして改善したいところである。
調べてみると、thinkpadのあの赤いトラックポイントをHHKBにインストールする記事が見つかった。トラックポイントを使ったことはないが慣れると便利らしいので、やってみようと思う。

最後に

さて今回はHHKBを選んだ経緯と、今後の改造方針について考えるところで終わりとしたいと思う。
バッテリー内蔵やトラックポイントのインストールだけでなく、遊舎工房(自作キーボード専門店)の刻印サービスでキーキャップをデザインしたり、真っ二つにぶった切った分割キーボードもできるならやってみたいので、乞うご期待ください。


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