お疲れさまです。ゲームライターのミスノです。

今回はタイトルの通り，人生で最初にプレイした「ファイナルファンタジー」シリーズ（以下，FF）について雑談っぽいノリで語ってみたいと思います。
コーヒータイムにドーナツでも食べながら読み進めてほしいユル記事です。

僕は1981年生まれなので，ファミコンやスーパーファミコンはリアルタイムで通ってきた世代なのですが，そんな僕が初めて意識したFFは「IV」。

当時，僕の周りではRPGと言えば，まだドラクエというイメージが強く，「最近，ファイナルファンタジーってよく聞くなあ」くらいの認識でした。そんな時，友達が僕の家に来て「FFIV」を見せてくれたんですよね。

そう，FF初体験は「IV」。印象としては，今風に言うとスタイリッシュな感じ。UIとかバトル画面がシュッとしていて，ゲーム然としたドラクエに対して，FFはどこか映画っぽい魅せ方。ダメージの演出も，ウィンドウではなく敵・味方グラフィックスに直接かぶせる演出とか，子供ながらにカッコいいと思ったもんです。

キャラクターデザインに関しても，ドラクエは鳥山明さんによるポップなテイストであるに対し，FFは天野喜孝さんの写実的なテイスト。同じRPGでありながらも，対極の位置にいるというイメージです。

とはいえ，その時に「4」を本格的にやり込んだかというとそうではなく，少し触らせてもらった程度。回復アイテム「おとめのキッスってなんだろう？」と，少しドキリしたのが印象に残っています。

なので，本番は「V」から。このころになると，僕の周りでもプレイヤーが一気に増加していて，「お前，まだFFやってないの？」と，なぜかマウント取ってくる奴が現れるくらい，FFがメジャーなものとして日常に溶け込んでいました。

僕も「5」はガッチリプレイしていて，ジョブをマスターするとか，しんりゅうを倒すとか，攻略の深いところまで吸い尽くすようになっていました。「チキンナイフとブレイブブレイドどっちがいい？」みたいな，ファンのあるあるネタも登場。僕は無難にチキンナイフ派でしたが，中には頑なに「俺はブレイブブレイドだ！」と主張してくる人もいて，その論争が楽しかったりもしました。

似たところだと，「レナ派かファリス派か」みたいなトピックもありましたね。僕はクルル派なのですが……。

なので，きちんとプレイした順番で言うと，「V」→「IV」→「VI」になります。僕と同世代の方（80年代前半生）は，好きなFFを語るときI〜VIが中心になりがちですが，それは，小〜中学生という一番多感な時期に通っていたFFがこの辺りだから，なんじゃないかと思います。

世代によっては，「X」が一番好きという方もいるでしょうし，現在進行系でプレイされている「XIV」をフェイバリットに挙げる方もいるでしょう。

30年以上の長い歴史を持つシリーズだからこそ，世代ごとにそれぞれに違うFF観を持っていて面白い。
4月には「FFVII リメイク」が登場しますが，この機会に，僕自身の原点に振り返るという意味を込めて，本記事を書きました。

あなたが最初にプレイしたFFは何ですか？