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本づくり協会会報誌Book Arts and Crafts vol.8 もうすぐです。

美篶堂伊那製本所に到着時に山田写真製本所から本づくり協会会報誌Book Arts and Crafts vol.8 のデジコン(簡易校正刷)が届いておりました!真っ白で本紙とは違う美しさがあります。

サブタイトル
Stories till you have the Book
本が届くまでの物語

となっておりました。
編集、ライティングは永岡綾さん、
デザインは守屋史世さんのチームeaです。

毎号、表紙は竹尾さんのファインペーパーを使わせていただき、号を重ねるたびに美しい紙に触れる喜びが増しています。8号の表紙は「みやぎぬ」で色は「たちばな」栞はNT「ほそおり」色は「ひまわり」となりました。

特集はビーナイスの杉田龍彦さん、小説家のほしおさなえさんです。




写真は高見知香さんです。今回は出張などが重なり、取材時立ち会うことがほぼ出来ずでした…。
連載の「工場探訪」は嘉瑞工房へ。引越しした新しいスペースを誌面に収めたく、会報誌に毎回つけている、活版印刷の栞の印刷を撮影させていただきました。

ピカピカの校正紙ですと、写真がくっきりみえます。本文紙は「タブロ」なので、本紙に印刷されると雰囲気が落ち着きます。

連載もう一つ「上島松男物語」

今回も、望月通陽さんが、本づくり協会のために描いてくださいました絵を使わせていただきました…。第四話は、80年代、美篶堂創業の頃の話しです。

会報誌の校正は、本づくり協会の立ち上げから助けてくれていて、協会認定製本講師でもある、吉田史織さん、川野恵さんが見てくださっています。

丁寧に作りこまれて、守屋さんが修正のデータを山田写真製版所に戻して、いよいよ印刷中。美篶堂に刷本(すりほん・印刷された紙)が届くのはもうすぐです。

嘉瑞工房で活版印刷された栞は美篶で断裁、穴あけして、栞紐を結びます。

製作が遅れてごめんなさい。経営面においての、コロナ後遺症がひどく、会報誌が作れるかどうか、とても厳しい状況でした。今号もなんとかかたちにすることが叶い、あとは印刷、製本のところまでやっとくることが出来ました。
本当にありがとうございます。

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