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【期間限定公開】公式メルマガ「ドラゴン桜+」創刊前号外 Vol.2

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ドラゴン桜公式メルマガ「ドラゴン桜+」
創刊前号外 Vol.2隔週木曜日配信
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◇目次◇

1.はじめに
2.『ドラゴン桜』パート1 名シーン
3.三田紀房著『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術』
4.担当編集まほぴのコラム「『ドラゴン桜2』はこうやってつくられる!」
5.あとがき

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1.はじめに
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こんにちは!『ドラゴン桜2』担当編集のまほぴです。

公式メルマガ『ドラゴン桜+』への事前登録、ありがとうございます。

1月25日(木)からスタートする本配信までの期間は、隔週で“創刊前号外”をお届け。連載開始前からいち早くメルマガに登録してくださっているみなさんに向けて、『ドラゴン桜2』のスタートが待ち遠しくなる情報や、『ドラゴン桜2』をさらに楽しめる情報をお送りしていきます!

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2.『ドラゴン桜』パート1 名シーン━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まずは『ドラゴン桜2』の前に読んでおきたい、『ドラゴン桜』名シーンのコーナー!パート1の中でも特に反響のあったシーンを担当編集が厳選してお届けします。

今回はコミックス2巻収録・15話「人間の感情」16話「白紙の問題」からピックアップ!
桜木と数学教師・柳によるスパルタ合宿から、突如いなくなってしまった水野と矢島。桜木は矢島の居場所を突き止め、ともに夜の東大へと足を運んでいました。

(『ドラゴン桜』17話へつづく)

☆この話の続きは『ドラゴン桜』2巻で!

http://amzn.asia/bCeHbOy


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3.『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術』
(三田紀房)
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ベストセラー『ドラゴン桜』をはじめ、ヒットを飛ばし続けるマンガ家・三田紀房。彼の活躍を支えるのは、長いキャリアを経て築き上げた“成功の方程式”だった!

「徹夜はしない。でも締め切りは守る」「企画は考えて出すものではない」「ベタを貫け」など、あなたの仕事を抜本的に進化させるノウハウをまとめて紹介!
三田本人によるビジネス書の内容を、全5回に渡って連載します!

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<第2回>
締め切りを絶対に破らない!
目指すのは「日高屋」のような漫画家だ

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「苦しめばいいものができる」というのは幻想

 私は週刊誌で20ページの連載を2本持っている。マンガ家としては多忙なほうで、風邪をひいても旅行に行っても、毎週きっちり40ページのマンガを仕上げて編集者に渡さなくてはいけない。このペースで長年仕事を続ける中で、決めていることがある。

限られた時間の中で集中し、締め切りを守って結果を出す。
連載に穴を開けない。

 マンガ家は、締め切りに遅れる人が多い。編集者もそれを許す風潮がある。おそらく「時間をかければいいものができる」という思い込みがあるのだろう。しかし、それはごく一握りの天才に限った話であって、私を含むほとんどの人間にとっては単なる言い訳でしかない。

 「苦しんで描くほうがいいものができる」という根拠のない幻想以外に、締め切りに遅れる理由があるとしたら、ネームを作る段階で時間がかかっているのだろう。ネームとはマンガ家が考案したストーリーを絵の配置やせりふで表したもので、映画でいう絵コンテにあたる。締め切りまでの7日間のうち、最も頭を悩ませるのがネーム作りで、それさえ終われば後はひたすら絵を描く作業だ。逆に言うと、ネームでつまずくと後の作業がどんどん遅れ、物理的に締め切りに間に合わなくなってしまう。

 なぜ、ネームが遅れるのか。それはマンガのストーリーの構想がそもそも弱いからだ。企画段階で面白い構想ができていれば、1話1話を作っていくときに迷わない。例えば、私がいま連載している『インベスターZ』。子供たちが3000億円を投資で運用するという設定が抜群に面白い。新しく連載を始めた『アルキメデスの大戦』も、戦艦大和の建造にいくらかかるのかを考えたマンガなんて今までにない。それをストーリーの中で紐解いていくなんて、面白いに決まっている。

自己満足に時間をかけるのはムダでしかない

 強力な構想があれば、そこに毎回のネタを放り込んでいくだけで、ストーリーは勝手に動いていく。キャラクターを増やし過ぎたり、コマ割りに凝ったりすることも余計な迷いにつながり、遅れの原因になる。「こういうキャラクターを出すと面白いかもしれない」という誘惑は確かにあるが、広げた人間関係を全部ストーリーに集約するのは非常に難しい。絵を配置していくコマ割りも、凝った手法を使うと才気走って見えるが、読者にストーリーを伝えるうえでそんなに効果があるわけではない。コマの大きさに差をつけ過ぎたり凝った形にしたりしないで、シンプルに置いていくほうが読みやすく、流行に左右されない。

 読者のニーズとは関係のない「単なる自己満足」のために複雑な手法に手を出して、時間をかけるのはムダなことだ。自信を持てないことには、最初から手を出さない。迷う要因になりそうなことを排除する。

 この2つを守った結果、私は一度もネームにつまずいたことがない。

 迷い、苦しみながら作るというのは一見カッコよく見えるが、読者にとっては一銭の価値もない。私はそこそこ美味しく、飽きの来ないラーメンを毎日提供する日高屋のようなマンガ家でいたい。凝りに凝ったラーメンを作ろうとして、「今日は納得いく味にならない」といって店を休む「こだわりのラーメン屋」など、客にとっては迷惑なだけだ。

 商売の原則として、まず店を開けて商品を並べること。そうして初めて、客が来て評価をしてくれる。

 カッコよく見えたり、才能をひけらかしたりするよりも、私にとっては「毎日店を開けること」が重要なのだ。


【2章のポイント】

・「時間をかければいいものができる」という幻想を捨てる
・企画段階で「強い構想」があれば迷わない
・複雑な手法に手を出さない
・商売であるからには、常に「店を開け続ける」

☆本書の続きはKindleでもお楽しみいただけます!

http://amzn.asia/2FY1oWc

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4.担当編集まほぴのコラム
「『ドラゴン桜2』はこうやってつくられる!」
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先日、Yahoo!ニュースにて作者・三田紀房のインタビューが公開されました!

週休3日、残業禁止、「作画完全外注」――漫画家・三田紀房が「ドラゴン桜2」で挑む働き方改革
https://news.yahoo.co.jp/feature/824

こちらの記事、たくさんの方から反響をいただきました。ありがとうございます。

三田紀房の仕事場の働き方のルールや、『ドラゴン桜2』で作画を完全外注するという発表に対して、驚きの声が寄せられました。

SNS上のコメントなど、読ませていただいたのですが、その中でも多かった反応は

「作画を外注するということは、つまり“原作者”になるということではないの?」という声。

たしかに、作品づくりにおける漫画家と原作者の役割を知らなければ、

作画をしない漫画家=原作者と思えてしまうかもしれません。

今回のメルマガでは、『ドラゴン桜2』で三田紀房がどのようなことに挑戦しようとしているのか、

そして今『ドラゴン桜2』はどのように描かれているのか、詳しくお伝えしたいと思います。

■原作者と漫画家の違い

三田紀房が作画をしなくなるということは、漫画の原作者になるということなのか?その答えは、バツです!

まず、原作者と漫画家には大きな違いがあります。

原作者は、漫画の元となる脚本をつくる人。
あらすじをつくる原作者や、小説をつくる原作者などいくつかパターンがありますが、脚本は、基本的にセリフや状況が文章で説明されているものです。

一方漫画家は、ネームを描く人。
ネームは漫画の設計図です。コマを割り、画面構成をつくる。セリフを入れて、キャラクターにお芝居をつける。
その完成形がネームです。
三田曰く、このネーム作成が漫画を描く上で一番大事だとか。これまでの作品と同じように、『ドラゴン桜2』のネームは三田自身が描き上げます。

■ネーム原作者がやらないこと

近年「ネーム原作者」として、ネーム作成を手がける原作者もいます。
そのイメージが浸透していたため、「ネームを描くだけなら、それは原作者の扱いになるのでは?」と思った方が多いのかもしれません。

しかしネーム原作者は作画担当者に対して“やらないこと”があります。
それはキャラクターデザインや、衣装、表情などの作画表現に関する具体的な表現指定です。

三田は『ドラゴン桜2』で作画をデザイン会社のデザイナーに任せますが、三田自身がネームをつくり、作画表現の細部まですべて監修します。ネームには衣装の具体的な指定や、表情の細かい指示が書き込まれています。作画の進捗も1ページごとにやりとりを重ね、よりよい漫画表現を追求していきます。

三田は漫画家として、総監督のような立場で『ドラゴン桜2』の物語を描いていきます。

■『ドラゴン桜2』1話のネームを全ページ公開します!

『ドラゴン桜2』のネームは、キャラクターの表情まで細やかに描かれていて、漫画の完成がイメージできるものになっています。

ネームの時点でどこまで表現されているのか、きっと読者の方も見てみたいはず。

そこで!
公式メルマガ『ドラゴン+』では特別に、『ドラゴン桜2』第1話のネームを、連載開始と同じタイミングで全ページ公開します!

1月25日(木)配信のメルマガ第1号。

ここでは『ドラゴン桜2』1話の完成原稿と、ネーム原稿、どちらも見比べていただける形で配信したいと思います。

連載&配信開始まで、6週間。楽しみにお待ちくださいね。

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5.あとがき
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『ドラゴン桜+』創刊前号外、第2号をお送りしました。

いくつかお知らせがあります!


★『ドラゴン桜』サイン入り全巻セットプレゼントキャンペーン実施中!

Twitterにて『ドラゴン桜』の全巻セットが当たるキャンペーンを実施しています。1巻に桜木のイラストと三田の直筆サインを加えて、宛名つきでお送りします。

応募条件は三田紀房公式アカウントをフォローして、該当ツイートをリツイートするだけ!

12月17日(日)24時までの期間限定です。詳しくはこちら↓
https://twitter.com/mita_norifusa/status/940491417855541248

※キャンペーンは終了しました。

今回プレゼントする方は1名なのですが、
実は!サイン入り全巻セットは、三田紀房オフィシャルストアでもお買い求めいただけます。

『ドラゴン桜2』に備えて、パート1の予習をしたい方や、受験を控えたお子さんに送りたい方はぜひ公式ストアへ!

三田紀房 OFFICIAL STORE
https://storesmita.stores.jp/

※宛名の記入のため、発送に2~3週間ほどお時間をいただきます。予めご了承くださいませ。
※年末年始のご注文は発送までにお時間をいただく場合がございます。


★作者・三田紀房への質問募集中!

『ドラゴン桜+』では、三田紀房への質問を募集しています!

メールの件名を 「メルマガ質問コーナー」 とし、info+mita@corkagency.com 宛てに、お名前と質問内容をお送りください。

たくさんのご質問お待ちしています!

※すべての質問にお答えできるとは限りませんので、あらかじめご了承ください。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
創刊前号外・第3号の配信は、12/28(木)予定です!どうぞお楽しみに!

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発行:ドラゴン桜2編集チーム
担当編集 まほぴ(@mhpokmt

▼三田紀房公式サイト
https://mitanorifusa.com

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info+mita@corkagency.com


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