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【メルマガ全文試し読み】クロカン 第1話 /公式メルマガ「ドラゴン桜+」Vol.23

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ドラゴン桜公式メルマガ「ドラゴン桜+」
【Vol.023】2018年6月28日発行号
毎週木曜日発行

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◇目次◇

1.はじめに

2.【漫画】
『クロカン』
1話 クロカン野球(1)

3.【連載】
「はみ出し者の18歳」
プロ・ゲーマー・梅原大吾

4.【連載】
2020年、センター試験はどう変わる?
独立行政法人大学入試センター審議役
大杉住子さんインタビュー

5.【連載】
角田陽一郎の
最速で身につく勉強法

6.【連載】
現役東大生塾長・綱島将人の
大学受験は戦略が全て!

7.【Q&A】
三田紀房Q&Aコーナー

8.【あとがき】

◇◆◇◆◇

☆スクショ&SNSへの投稿、大歓迎!

『ドラゴン桜+』は本文・画像の引用、
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・メルマガの内容を引用し、SNSに投稿
・漫画のコマを使用して感想をつぶやく
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メルマガ限定公開事項のネタバレと
読者以外の方へのメール転送のみ、禁止
とさせていただきます。
心に残るシーンやフレーズがありましたら、SNSへどしどしご投稿ください!

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1.はじめに
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こんにちは!『ドラゴン桜2』担当編集のまほぴです。
メルマガ『ドラゴン桜+』、第23号をお送りします。

ドラマ『インベスターZ』の放送開始日が近づいていますね。
初回放送日は7/13(金)。
その記念すべき第1回の放送を、わいわい楽しく視聴したくありませんか?

昨夜20時より、幻冬舎の編集者・箕輪さんが気に入った本だけを販売する書店「箕輪書店」にて、『インベスターZ』のスペシャルセットが販売スタートしました!

・『インベスターZ』全21巻セット
・ 7/13(金)ドラマ『インベスターZ』鑑賞イベント参加チケット付き
→佐渡島 庸平&箕輪 厚介&あの著名起業家と一緒に鑑賞できる!

【イベント概要】
日 時:7月13日(金)深夜0時50分よりイベント開始予定
場 所:株式会社CAMPFIRE(5Fイベントスペース)
住 所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目22−3 渋谷東口ビル

限定100セットの販売となっていますのでお見逃しなく!!

購入は以下のリンクから!
https://www.minowabooks.com/items/11996667

メルマガ『ドラゴン桜+』、今週号もどうぞお楽しみください!

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2.【漫画】
『クロカン』
第1話 クロカン野球(1)

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今週の漫画『ドラゴン桜2』は休載です。

そのため、本日のメルマガでは1996年から2002年まで週刊漫画ゴラク(日本文芸社)に連載された、三田紀房の高校野球漫画『クロカン』を掲載します!

〜『クロカン』のあらすじ〜
90年以上の歴史がありながら一度も甲子園出場を果たせない桐野高校に、何もかもが型破りな黒木竜次が監督として就任する。その非常識とも言える言動で周りと軋轢を起こしながらも、確実に野球部は甲子園へと近づいてゆく。


☆『クロカン』全巻無料で読めます!

Kindle unlimited加入の方は、『クロカン』全27巻が無料で読めます!
第1巻のリンクはこちら!
https://amzn.to/2yIK0Nz

またマンガアプリ『マンガBANG!』でも『クロカン』が無料でお楽しみいただけます。2話以降の続きはマンガBANG!でチェック!
続きはこちら↓
https://manga-bang.com/free/complete/kurokan201706

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3.【連載】
「はみ出し者の18歳」Vol.1
プロ・ゲーマー・梅原大吾
<第4話>

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朝、決められた時間に学校に行く。決められた席に座って、先生の言う通りに教科書を開く。誰かがつくったルールの中で、順番を競う。そんな学校生活に、嫌気がさしている君へ。これは、ルールから外れた「はみ出し者」たちの物語だ。自分を縛るものに別れを告げ、広い世界に飛び出して成功した彼らにも、18歳という時代があった。連載「はみ出し者の18歳」、1人目は世界一のプロ・ゲーマー、梅原大吾さんの話を聞こう。

ライター・室谷明津子

■プロフィール
梅原 大吾(うめはら・だいご)

日本のeSports界を牽引する日本初のプロゲーマー

15歳で日本を制し、17歳で世界チャンピオンのタイトルを獲得。以来、格闘ゲーム界のカリスマとして、20年間にわたり世界の頂点に立ち続ける。みずからのフィロソフィーを綴る書籍(『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』など多数)は一般にも広く受け入れられ、企業、大学、その他の教育機関の招待を受けて特別講師としても活躍中。現在、レッドブル、Twitch(アマゾン社の配信プラットフォーム)、HyperX(ハイパーエックス)、Cygamesのグローバル企業4社のスポンサード・アスリートとして世界で活躍する。
公式サイト:www.daigothebeast.com


◆4話/もし僕が学校で教えるなら、どんな授業をするか。

前回は、将来の夢なんて簡単に見つからないって話をしました。でもその前に、「好きなこと」なら誰でも持っていますよね。それこそ僕はゲームだったけど、漫画を読むとかサッカーをするとか、好きなことは誰にでもあるはずです。難しいのは、将来それを仕事に結びつけて、生活していけるかどうか。

好きなこと、楽しいことをただ漫然とやっているだけでは、将来につながりません。大事なのは、「自分がどうなりたいか」をリアルに想像することです。

僕はプロ・ゲーマーとして、「仕事術」や「勝つための意志力」をテーマにした本を出しています。そのおかげで、ゲーム以外のさまざまなジャンルで成功した方と対談をしたり、知り合ったりする機会に恵まれました。その中で1つ、気づいたことがあります。

学校には勉強ができる人や、スポーツや絵といった得意分野で活躍する人が、たくさんいるでしょう。でもその人たちがみんな成功するかというと、そうじゃない。社長になるとか、有名なクリエイターになるとか、世に出て成功する人たちは、その中のごく一部です。一体、何が違うのか。

僕の経験から言うと、成功する人って、みんな「妄想力」が強い。「俺はこうなりたい!」「絶対に成功するはずだ!」という、思い込みに近い強烈な妄想を持っている。もちろん、それを支える実力やロジックがないとダメですが、優等生タイプとの違いは、この妄想力にある気がします。

優秀な人の多くが、「こうしたら、こうなるだろう」と冷静に考えて、無理なことはしないんですよね。背伸びをする前に、理性に引っ張られて諦めちゃう。その壁を突破して、「こうしたら、こうなる。でも自分はこうしたいから、やってみよう!」とわずかな可能性にかけるのが、妄想力の強い人。結果的に、世に出て行くのってそういうタイプだと思います。

だから、もし自分が好きなこと、楽しいと思うことで食べていきたいなら、それがどう仕事につながるかを、思いっきり妄想してみる。そして妄想した夢に向かって、努力を続ける。そのうちにいつか、妄想が現実になる日が来るかもしれません。

実際、僕は妄想力が強いタイプです。悩みながらも、ゲームで一番になりたいという欲求に従って、10代のころはひたすら努力しました。その結果、いろんな偶然が重なって、プロ・ゲーマーになりました。

ただ僕は、みんながみんな、好きなことを仕事にしなくていいとも思っています。僕の姉はものすごく頭のいい優等生タイプです。現実的で、冷静に生きているから苦労知らず。「人生、イージーモード」と言って楽しそうに生きている姉を見ていると、そういう人生もありだなって思います。

そもそも、妄想力の強い人が世の中の多数派だったら、社会はめちゃくちゃになっちゃいます(笑)。冷静で、無理をしないタイプが大勢いるからこそ、社会は成り立っている。そういう意味では、自分がどっちのタイプかを知ることですね。その上で、好きなことを突き詰めるのか、無理せず目の前のことを楽しんで生きるのか、どっちもありって思えば、変なプレッシャーがなくなると思います。

ところで、妄想力が強い僕みたいな人間にとって、日本の学校教育は、結構キツかった。僕は何でも、理由がわかって納得できないと動けません。自分のゴールは、自分で決めたい。それなのに、みんなと同じように「高得点を取れ」「いい大学、いい会社に入れ」と目標を設定され、「とにかく頑張れ」と言われても、まったく頑張る気になれなかった。

もし僕が学校で教えるなら、まずはその教科の面白さを、時間をかけて話し続けます。歴史であれば、これまで人類はどうやって歴史を残してきたのか。歴史を学ぶことがどう未来に生かせるのか。そういうことを延々と話して、「歴史を学びたい!」と思う生徒が5人でも10人でも現れることを目指します。

生徒が学びたいと思えば、あとは早い。ちょっと教えれば、自分でどんどん調べて、濃密な理解をしていくと思います。一番大事なのは、1人1人が学ぶ動機付け。あとは自主性に任せればいい。それなのに肝心な動機付けもなく、生徒に目標を強制する学校が多いなと感じます。

いまの日本の教育だと、「我慢強い人」「協調性のある人」は育つと思う。でも、僕みたいな妄想力の強い人間に学ぶ面白さを教えることは、できてないんじゃないかなって思います。

(次号へつづく)

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4.【連載】
2020年、センター試験はどう変わる?
独立行政法人大学入試センター審議役
大杉住子さんインタビュー
<第5回>
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高校と大学の学びの成果を接続させることをねらいとして、大学入試改革が進められています。具体的には、現在の大学入試センター試験に変えて、大学入学共通テストを2020年度から導入する予定。
気づけばもう目前に、大きな変化が迫っているではないですか。
何がどう変わるのか。独立行政法人大学入試センター審議役(新テスト作問・調査研究機能強化担当)の大杉住子さんに教えていただきました。

ライター・山内宏泰

■5

教育現場に変化が訪れると、対応する先生たちもたいへんそうですね。

「授業研究等を通じて、さまざまな先生方の授業のいいところを共有し広めていくことは必要だと思います。そのあたりは、日本の先生方が得意とするところでもあるでしょう。

いままでも、『もっとこうしたいのに、入試のことを考えると対策につながらないことにあまり時間を割けなくて……』ということはあったのでは。理科の実験・観察をもっと取り入れたいのに、入試に出ないのでほかのことに時間を使ってほしいというような声に押されてしまったり。

新テストの作問者は、先生方が実験・観察などを取り入れた授業を展開しやすくなることを願っています。今回、プレテストの問題を見ていただいて、そういう実感を持っていただいたんじゃないかと思っています。

授業を通して生徒たちにその教科ならではの学習経験をしてもらい、力を付けさせたいというのは、おそらくどの先生も共通して抱く思いでしょう。先生の授業の成果を、できるかぎり汲み取れるような試験問題でありたいです。

いい授業とはどういうものか、どんな授業をしているか、高校の先生への聞き取りを繰り返して、それを作問にも反映しています。先生の理想とする授業が入試にもちゃんと反映される態勢は、新テストによっていっそう整います。先生も生徒も、そうした授業を介して安心感を持って試験と向き合っていただけるんじゃないかと思っています」

受験の変化に対応して、塾・予備校での教え方も変わっていくのでは?

「メッセージとしては大きいと思います。学校の授業が中核となるというのは大前提ですが、そのほかにも学びの場は多様になっています。『ドラゴン桜2』で取り上げているように、スマホで勉強するというところまで可能性が広がっていますしね。場所や時間を問わずいろんな人が教材にアクセス可能というのは価値があることでしょう。

それらいろんな受験産業の動きを見ていると、受験に立ち向かう力を磨くという目的はもちろん変わらないものの、近視眼的な受験テクニックに終始するような内容ではなくなってきているのかなという印象です。

高校時代に何を身に付けることを目指すのかについては共有しながら進んでいると感じています」

(次号へつづく)

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5.【連載】
角田陽一郎の
最速で身につく勉強法
<第6回>

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知識とは、持っているだけでは意味がない。
肝心なのはそれをどのように自分の人生に活用するかだ。
では知識をうまく活かすには、どんな力が必要なのか?

東京大学文学部を卒業後、長年TBSテレビで「さんまのスーパーからくりTV」や「中居正広の金スマ」「EXILE魂」「オトナの!」等のバラエティ番組を作ってこられた、バラエティプロデューサーの角田陽一郎さん。
角田さんは、日常で見聞きする情報をあらゆるヒト・モノ・コトと関連付け、構造化する『見立て力』が必要だと述べます。

机の上での勉強だけが、学びではない。
これからを生き抜くために必要な『見立て力』について、バラエティプロデューサーという視点からお話しいただきます!

■プロフィール
角田陽一郎(かくた・よういちろう) 

1970年、千葉県生まれ。 東京大学文学部西洋史学科卒業。 卒業論文のテーマは「独裁者ナポレオンの登場はフランス革命の一部なのか?」。
1994年、TBSテレビ入社。 「さんまのスーパーからくりTV」「中居正広の金曜日のスマたちへ」「オトナの!」 などの番組を担当した名ディレクターとして高い評価を受ける。また、テレビ制作だけでなく、映画監督やネット動画配信会社goomoの設立など新しいメディアビジネスをプロデュース。現在では、TBSテレビを退社し、独立。
著書に『13の未来地図 フレームなき時代の羅針盤』(ぴあ)、『成功の神はネガティブな狩人に降臨する~バラエティ的企画術~』(朝日新聞出版)『「好きなことだけやって生きていく」という提案』(アスコム)などがある。

■人生の見立て力(1)【淀対江戸】

三川がちょうど合流するあたりをさらにグーグルマップで見ていると、あるスポットを発見した。
それは淀城の跡。淀城ってあの豊臣秀吉が作った淀殿がいた城ではないか。
ちょうどこの京阪電車に乗っていた時はNHK大河ドラマで真田丸を放送している時で、ちょうどクライマックスの大坂の陣へ向かう直前であった。自分の思考もどこかその頃の時代に踏み込んでいたのだろう、だからグーグルマップで淀城跡というのを発見したのかもしれない。ちょっと興奮してしまった。
でもなんで淀城って名前なのだろうか?

気になった僕は続けてスマホでネット検索を続けてみた。
実はその辺りの地名が「淀」で、その土地で三川が合流し、水が淀むから淀と呼ばれるようになったのが由来だそうだ。そこから淀川という呼称が生まれ、さらにその場所に城が作られた。その城を作った殿様の側室・茶々は、その城の名が由来で淀殿と呼ばれたということだった。
ちなみに淀川は琵琶湖からこの地点で三川が合流するまでは宇治川と呼ばれているらしい。まさに三川が合流地点で合体して川が淀んでからが、淀川らしいのだ。

こんなことはその地方に住んでいる人には当たり前な地名かもしれないけれど、淀という名称は、ほとんどの日本人はまず先に織田信長や豊臣秀吉、徳川家康の戦国時代の逸話を歴史ドラマや小説等で知る。その中で信長の孫で秀吉の側室、さらに大坂の陣で徳川方の実質的な大将であった淀君(淀殿)の存在を知り、だいたいそこくらいまでで情報がストップしてしまう人が多い。さらに歴史が好きだと、淀城というものがあったりするのを事後的に追いかけて知ったりする。

つまり僕らが知っていることは原因と結果でいうと、先に結果を知っていることが多いのだ。ちなみに淀殿は淀君とも呼ばれるがどっちが正しいのだろうか?君とは通常男性につけることが多いから淀殿が正式であるらしく、つまり淀君というのは、のちに江戸時代に敵方のトップという印象を強めるため、あるいは創作物で事後的に使われたかもしれないらしい。その淀殿や淀君という呼称だって事後の結果でしかないわけだ。その結果だけを僕らは知識として後付けで知るだけだ。

つまりモノゴトがなぜそうなったという“結果”に比して、もともとそうであったという“原因”はそんなに表に出ない。
一方で結果は表に出る。そして地理で出てくる名称というのはその結果であったりする。
このように実は僕らは周りの環境をまさに結果だけで見て、情報としてだけ認識していることが多いのじゃないだろうか。

全てのことには結果がそうなった原因がそもそも存在する。その結果を生み出したプロセスを知ると、モノゴトの流れが理解できるようになる。モノゴトの流れとは自然現象という環境の中で、その環境に名前をつけた人間の思考と行動のプロセス。つまり、そのモノゴトの流れを把握することは、人間が環境という外部から影響を受けるとどうリアクションするか(してきたか)の集合体であるのだ。要するに地理を学ぶということは、「人間たちがその都度その瞬間にどういう思考と行動を起こしてきたか」というプロセスを学ぶツールでもあるということなのだ。

それをただ試験で使う地理的知識としてや会話で使うトリビアネタとして理解しているだけではもったいない(と僕は思う)。その思考と行動のプロセスを理解することは、今後の自分の人生で外部環境に影響を受けた時に取るであろう、思考と行動の動きがまさに予想できるかもしれないのだ。僕が『人生の見立て力』というは、そんな地理から学ぶことができる人生のための思考法でもあるのだ。

(次号へつづく)

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6.【連載】
現役東大生塾長・綱島将人による
「大学受験は戦略が全て!」
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このコーナーでは、学習塾STRUX塾長の綱島さんに、
効率的に受験勉強を乗り越えていくための具体的な戦略をお伝えいただきます!

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<前回までの復習>

・受験勉強では積み上げ式の勉強ではなく、逆算式で戦略をたてることが重要
・受験勉強を進める上で、やる気は後からついてくるもの

【「このままで合格できるのか?不安です」は悪いことなのか?】

今回は、受験勉強をしているときの不安とどのように向き合うべきなのか?についてお話したいと思います。毎週のように多くの高校生の受験相談に乗っているのですが、具体的な勉強法の相談よりも精神的な相談のほうが多いように感じます。とくに、受験本番が近づいていくと、精神的な内容がほとんどです。

「このままで合格できるのか?不安です」「来る日も、来る日も勉強で辛くなってきた」という相談を多く受けます。今日は、そんな悩みの一助になれればと思います。

まず、不安なことは悪いことではありません。受験生の中には、不安である自分のことが嫌いになってしまい、よけいに不安が募り受験勉強に集中できなくなってしまうケースがみられます。ですが、むしろ不安であることを肯定的に捉えてもらえるとうれしいです。

不安であるということは、それだけ真剣に受験勉強に向き合えているということです。僕自身も不安で、なにも手がつかなくなるときがあります。受験勉強はもちろん、自分で会社を作るときも、「結果がでなかったら、どうしよう」と不安になりました。不安は突如自分を襲います。なにかきっかけがあるわけではありません。そして、一度不安に取り憑かれると、なにもてにつかなくなり悪循環に陥ってしまいます。

この不安は、受験生や僕だけでなく、なにかを一生懸命に頑張っている人にはきっと訪れているものだろうと思います。だから、不安になったからって、それは悪いことではないのです。むしろ、正常なことなのです。

不安を肯定的に捉えたうえで、ぜひその不安を文字にしたり、ひとに話したりしてみてください。それだけでだいぶ楽になります。感情を言葉にすることで、一歩引いたところから今の自分を客観視できるようになります。

「不安ですよね。でも、その不安は受験が終わってみるまできっと消えない。結果が出てみるまで、消えない。不安と向き合ってもらえればと思います。不安は、いまの自分がちょっと背伸びして、新しいことに挑戦している証です。まだそれほど長くはいきてないですが、きっと人生のいたるところで不安とは向き合わないといけない。まぁ、その練習だと思って、一緒にがんばりましょう。」

最近、生徒から精神面の相談を受けることが多くなったので、今回は珍しくメンタル的な内容にしました。

☆次号へつづく

▼綱島将人さんが塾長をつとめる学習塾STRUX
https://strux.oner.jp/

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7.【Q&A】
三田紀房Q&Aコーナー

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作者である三田紀房が、メルマガ読者のみなさんから寄せられた質問に答えるコーナーです!

Q.三田先生が「仕事場の環境や、環境を整えるための投資が重要だ」とおっしゃっていましたが、考えるようになったきっかけはありますか?

生まれ育った環境が影響していると思います。 私の実家は洋服屋をやっていたのですが、商売では、店は大きくてきれいな方がいい。例えばグッチとかルイヴィトンとか、銀座の一等地に大きい店を構えている。 お客さんはその環境もひっくるめて、満足してお金を払って帰っていく。商品だけじゃない わけです。実際、通販とかもほとんどやらないでしょ。もう来て買ってくれってことです。
私の父は「店を出すときは広くなきゃダメだ」と言っていました。広い方が人が入ってきやすい。いろんな人が来るってことは、服を持ってくる人も増える。チャンスが増えるわけです。人を呼び込むためには、広さとかきれいさとか、満足感を提供しないといけない。 オフィスもでかければでかいほどいい。自由が利くし、やっぱり広い方が人間って気分いいと思うんですよ。 空間、環境は大事です。そこに思い切って投資しないと商売は成功しません。
だから、お客さんが来て楽しい環境であり続けなければならない。快適な空間を作り続けなくてはいけない。そのためには常にお金をかけて、少しずつ改善し続ける必要があります。 商売に「これでいい」という満足はありません。 実家で店を常に新しくしていくのを見ていたからこそ、環境と投資の大切さを感じるようになったのだと思います。

Q.『インベスターZ』に登場する「金を愛せ」という格言が強く印象に残りました。これは 三田先生自身の思いから生まれた言葉ですか?

「愛せ」っていう言葉自体、全てに通じると思うんですよね 漫画で成功したかったら漫画を愛さなくちゃいけない。野球で成功したい人はやっぱり野球が好きで、野球を永遠に愛し続ける。愛情って全ての成功の最大限のエネルギー。それがなきゃ何にも得られないと思う。 愛する、愛情を持つってのが、成功するためには絶対必要。
投資するにも、儲けようと思っちゃいけない。「資産を増やして家を買おう」とか、もうその時点で目が曇っちゃってる。欲が動機になるとあんまりうまくいかないんじゃないかな。やっぱり愛情だと思います。

Q.慢心せずに自分を高めていくには、何を心がければいいですか?

もっとうまくなりたいって心だと思います。一番わかりやすいのはイチローですよね。彼、いまだに野球うまくなりたいって言うじゃない。「これ以上もうやることあるの?」って我々は思うけど、彼自身は「もっと俺は成長するはずだ」と。
そこまでやれる人はそうそういない。もっとこうしたいっていう強い向上心があるかないかで違うと思います。


■作者・三田紀房への質問募集中!

『ドラゴン桜+』では、三田紀房への質問を募集しています!
メールの件名を 「メルマガ質問コーナー」 とし、
info+mita@corkagency.com 宛てに、質問内容をお送りください。

ご質問、お待ちしています!

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8.あとがき
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公式メルマガ『ドラゴン桜+』、Vol.023をお送りしました。

最後にお知らせです。


■タイムバンクのリワード追加!

時間を売買できるサービス「タイムバンク」に、ドラゴン桜編集チームが登場しています。
この時間をご購入いただくと、

・『ドラゴン桜2』の作中にキャラクターとして登場できる!
・毎週三田紀房と編集者で行っている編集会議の様子を視聴できる!
・東大生がオススメの参考書を選んでくれる!

詳しくはタイムバンクのアプリをチェックしてみてください!
https://timebank.jp/


最後までお読みいただきありがとうございます!
次回の配信は7月5日(木)を予定しています。

◆◇◆◇◆◇

発行元:
ドラゴン桜2編集チーム

ライター:
室谷明津子「はみだし者の18歳」
https://twitter.com/atsu_kom

山内宏泰「2020年、センター試験はどう変わる?」
https://twitter.com/reading_photo

角田陽一郎「最速で身につく勉強法」
https://twitter.com/kakuichi41

綱島将人「大学受験は戦略が全て!」
https://twitter.com/tsuna_oner

サポート:寺道亮信
https://twitter.com/michio_toryu

編集:岡本真帆(まほぴ)
https://twitter.com/mhpokmt


▼三田紀房公式サイト
https://mitanorifusa.com

▼Twitter更新中!
https://twitter.com/mita_norifusa

▼お問い合わせはこちら
info+mita@corkagency.com

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