ミッチェル

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ヨガと書くことがライフワーク。 好きなのは本と映画と音楽と散歩とSnowMan。 2015〜2023までの過去ブログはコチラ→ http://mitchell-orange1002.hatenablog.com

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  • 日日是好日。

    エッセイと物語の間。 やって来ては過ぎて行く日々の出来事と想いの備忘録。 「どんなことがあっても、日々はそれぞれに愛おしい」

  • interest,favorite.

  • ブログ「転がる石の上機嫌」

    おもに本や映画や日々のこと。 ときどき、ヨガのこと。 読んでくれたあなたに、上機嫌で良いものを 届けることが出来ますように。

  • エッセイ

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「書く人」で ずっといようと決めた夜 新月の日に 願いを込めて

    • 成長Ⅱ

      4月。 最近またあちこちで地震が頻発している。 戦争のニュースもTVを見ているとちらほら。 世界よどうなっているのだ、と憂いたり嘆いたり憤ったりしていたら、またしても眉間のしわが深くなったような気がするので、いけない、何か楽しいことを考えるようにしなきゃ。 ぼんやりな頭を必死にくるくる動かして、日々の小確幸なニュースを少しだけ見つけ出して記すことにする。 ・・・・・ 1.ストロベリーキャンドル 昨年10月に種まきをしてからずっと成長を見守ってきた通称ストキャンがつい

      • 転がる石の上機嫌 #3

        ◎ 最近のヨガ近況.8 ◎ ・・・・・ こんにちは。 早いもので3月も今日で終わり。 いかがお過ごしでしょうか。 SNSを眺めていると、自分を含めペースダウンしている方がだいぶ多いなという印象。 出来るだけたっぷり眠って、リラックスして、心地良いと思える時間を多く取ってくださいね。 さて、不定期で投稿しているヨガ近況シリーズも 今回で末広がりの8回目となりました。 (過去回の記事はコチラ) noteに投稿するのはこれが初めてになります。 “ヨガと書くことがライフワーク”

        • 猫と菜園

          家によく来る野良猫がいる。 窓前をゆっくり横切るように進み、庭の小さな菜園の脇を通って隣家へと抜けて行くのが彼のお決まりのコースだ。 敏感なので少しの物音でも警戒するし、近付こうとするとサッと逃げてしまう。 でもその日の朝は違った。 庭に出てふと菜園に目をやると、彼が身じろぎもせずじっと佇んでいた。 いつもはこちらの姿を見た途端、あっという間に去って行くのに。 もしかしたら、やっと心を許したのかもしれない。 ちょっと嬉しくなって、おはよう、と声を掛けてみた。 逃げない。

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        「書く人」で ずっといようと決めた夜 新月の日に 願いを込めて

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        • 短編yoga小説【note版】
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          石。意思。意志。

          石、というものが子どもの頃から好きだった。 川原の石、庭の石、ジュエリーとしての石、 パワーストーン…etc. なぜなのか分からない…と書こうとしたけれど、多分そこには意味や物語があるように感じるからだと思う。 そして、簡単には壊れずにしっかりとしている所も好ましい。 強くて凛としている。 そこが格好良い。 以前、家の近所の世界遺産のすぐそばに、 突然パワーストーンの店が出現したことがあった。 予想どおり数年で閉じてしまったけれど、 わりと気に入ってよく通っていたし その

          石。意思。意志。

          転がる石の上機嫌 #2

          ◎2月 絵本 映画のこと◎ こんにちは。 春の盛りを思わせるような暖かすぎる日がやって来たかと思えば急に真冬に逆戻り、と例年以上に極端で気まぐれな天気に振り回されているような気がする近頃ですが体調など崩されてはいないでしょうか。 そういえば、バレンタインにチョコレートは 食べましたか? 私にとって2月14日は「大切な人に愛を告白する日」というよりも、今や「美味しいチョコレートを食べる至福の日」に変わりつつあります。 良いのか、悪いのか。 そして自分の誕生日という、ちょっと

          転がる石の上機嫌 #2

          Flash

          昨年末、母がテレビを見ながら 台所にいる私に向かって 「フラッシュが再放送してるよ」 と声を掛けてきた。 フラッシュ。 さて何のことだろう。 「何それ」 リビングのテレビはタイミング良く丁度CM中だ。 母が言うには話題になった人気作で、 私も見ていたものだとか。 フラッシュ。 …全然記憶に無いのだけど。 しばらく考えた末 「もしかしてダンスのやつ?すごい昔に流行った」 母はちがうちがうちがう、と力強く3度も首を振る。 内容をよく聞けば人生を何回もやり直す話で、 私の

          ストーブ

          「人間と同じように、物にも心が宿っている」 いつだったか、どこかでこんな言葉と出会った記憶がある。 思い出したきっかけは、家の洗面所に置いてある電気ストーブだ。 これはもともと父が山から拾ってきた古い物というのもあるのだけど、寒いからこそ使いたいのに寒すぎるとなぜか動いてくれない。 ピィーッピィーッと、かすかな甲高い抗議のような音を鳴らして一向に作動しない。 まるでこんな寒い日に働かせるな、とストライキを起こしてるみたいだ。 だから通常は一度暖かい別の部屋に移動させて

          転がる石の上機嫌 #1

          ◎カチャーシー◎ 「 踊るんだ。踊り続けるんだ。   音楽の続く限り 」 (村上春樹 『ダンス・ダンス・ダンス』より) ・・・・・ noteにお引っ越しをして最初のブログになります。 ほそぼそながらもずっと続けてきたことなのに、場所が変わるとなぜか気が引き締まるものですね。 今まで読んできてくれた方も、初めましての方も、どうぞよろしくお願いします。 ・・・・・ < 突然ですが、踊りはお好きでしょうか > 先日「琉神(りゅうじん)」という、 琉球の伝統舞踊と歌を披露

          転がる石の上機嫌 #1

          Flat

          2024年1月。 いつもの日常が思いがけないことで あっという間に一変してしまう光景は、 もう何度も見ているはずなのに、 やっぱり慣れないし、 やり切れないし、 言葉は無力だなとつくづく思う。 それでも時間は流れていくし、 人は変化していく。 必要以上のポジティブシンキングは しっくりこないけど、かといって しんどいことに引っ張られ過ぎるのも 良くないので、時間はかかっても なるべくフラットな目線で物事を 見つめてゆければ良いと思う。 そして、傷ついたり哀しみを負った

          成長

          10月に種まきをして育てているストロベリーキャンドル(通称:ストキャン)はすくすくと成長中。 あまりにも育ち過ぎるので 「これでは栄養が行き届かんやろ」と 1度お節介で間引いたらかえってぐったりしてしまい焦ったけれど、数日後には復活して 元気に可愛い葉っぱを風に揺らせている。 「ストキャン、おはよう」 「ストキャン、寒いけど元気出していこうな」 「ストキャン、気合いだ」 「ほーら、おなか空いたね。ごはんだよ」 と相変わらずぶつぶつと話しかけながら、 愛でたり水やりをして

          約束

          美人で気が利き心根も優しく、 社内の誰からも慕われていた同期のKは 当時かなり頭を悩ませていた。 結婚目前だった彼から プロポーズされたのと同時に、 過去に思いを寄せていた男性からも 突然告白をされたのだと言う。 それはまた結構な…と 半目になって話を聞けば、 プロポーズの彼はとにかく一途で思いやり深く、 対して昔好きだった彼は何もかもが Kの好みで近くにいると 磁力が発生するほど強く惹かれるのだとか。 想われる方を取るか。 想う方を取るか。 「ねぇ、どっちが良いと思

          何よりも、望むこと

          「自分たちに、支援はいらない。  望むのは、悪夢のようなこの狂気を  一刻も早く終わらせてほしい。  ただ、それだけ」 怒り、憎しみ、恐れ、悲しみ。 家も家族も一瞬の爆撃で失った男性の目には そんな感情が色濃く浮かんでいた。 数日前。 瓦礫の山を背に立ち尽くし、 カメラに向かって訴えかける異国の人の映像を ただ テレビの前で見ていた。 あらゆる国と場所に繋がっている 同じ空の下 今もどこかで爆音が上がり、 建物が破壊され、 失われなくてもいい命が失われ、 胸をつぶされる

          何よりも、望むこと

          ポケット

          11月某日 夜がだいぶ冷える季節になってきた。 もうそろそろコートの準備をしても良いかもしれない。 帰りの道すがら、そんなことを考えた。 コートといえば。 好きな人のコートのポケットの中で 好きな人と手をつなぎながら歩くのが好きだった。 理由はよくわからない。 そこには自分たち以外の誰も入れない、2人だけの温かで親密な世界があるような気がしていたせいかもしれない。 その人とは、落ち葉をサクサク踏みながら朝の通勤路をよく一緒に歩いたのを覚えている。 時には手を繋いでスキ

          小銭

          小さな原因で母親と喧嘩をして家出した若い男は、行くあても金も無く、無賃乗車をして山奥の小さな駅で降りた。 途方に暮れて山中を歩いていたら、ふと布製の袋が落ちているのを見つけた。 拾ってみると、やけにずっしりと重い。 確認すると中は大量の小銭でいっぱいだった。 男は山を下り、拾った小銭で食料と切符を買い、町に出て、ようやく何とか仕事にありついたのだとか。 「神はいるもんだーって、  あの時は心底そう感じたな」 数十年後。 男は当時を懐かしむような目をすると、うまそうに淹

          獄門島

          ハロウィンから数日が経った。 すっかり聖地化した渋谷も規制のせいか大きな問題は起きず、ゴミも少なく済んだとか。 それにしても。 世の中には仮装好きな人がたくさんいて驚く。 テレビのインタビューを見ていても、規制に反対なのではなく仮装で街を歩けないのが寂しいのだ、とコメントする人を結構見かけた。 多様性の時代だ。 ・・・ 中学の運動会の時に仮装をしたことが1度だけある。悪魔だ。 黒のベレー帽をかぶり、首や腕部分だけをくり抜いた筒状の黒い布を着て、絵の具で塗って切っただ