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気になるところに行ってみた~アジア教育友好協会AEFA出前授業~

2016年11月24日(木)、都心では11月に記録するのは54年ぶりという雪の舞う中、渋谷区立松濤中学校で行われた認定NPO法人アジア教育友好協会(AEFA)の「出前授業」を参観する機会をいただきました。

AEFA理事長を務める谷川洋さんがコンセプト・バンクのメンバーであることから交流の機会をいただいていて、九段下の事務所やイベントなど何度かお邪魔しています。

アジア教育友好協会AEFA(あえふぁ)とは

AEFAの基本活動 HPより抜粋

『私たちは、アジアの仲間として、主としてインドシナ半島の極貧地域に暮らす少数民族の子どもたちを対象に、健康で、希望を持って成長できる教育環境を作る活動を行っています。

具体的には、現地パートナーNGOの協力の下、小学校施設の建設を行い、当該教育環境を維持・改善するための地域住民参加を促すとともに、地域自立を支援・推進するための施策を実行します。

「受益者は子供たち」であり、日本の学校と現地の学校との交流を支援し、子どもたちが交流を通して、世界が広がり、生きること、生活することへの「気づき」や「人への想い」の素朴な感覚をもたらすための活動も行っています。』


※2016年2月AEFA事務所訪問レポート書いています。こちらから

コンセプト・バンクnote AEFA谷川洋さん

先日AEFAフォーラムに参加した折、同協会参与の宍戸仙助さん(元小学校の校長先生)とお話ししたなかで「出前授業、一度見に来ない?」とお声がけいただきました。翌日には早速メールで出前授業の予定表を送っていただきました。その出前授業は毎日のように予定が組まれている!

本当に地道な活動なんだ・・・。

で、あつかましくもすぐにお願いしました。

今回参観させていただいた出前授業の対象は渋谷区立松濤中学校3年生75名。渋谷駅から10分ほど歩くと松濤の閑静な住宅街。恵まれた環境にその学校はありました。

AEFA「出前授業」とは

AEFAの理念3層構造である「学校建設」「住民参加」「国際交流」の中の「国際交流」、アジアの子ども達と日本の子ども達をつなぐ取り組みのひとつです。アジアの子ども達の現状を、実際に何度も現地に足を運んでいるスタッフが、時には現地の生徒や先生を招聘して日本各地の学校で紹介しています。

「出前」という言葉がなんとなく懐かしい感じがして個人的に好き。他にも「おらが村の学校」など、AEFAにはある意味堅苦しさのない懐の広い雰囲気を感じます。

そして出前授業での宍戸さんの熱い語り。ご自身が撮った写真一枚一枚から現地ラオスの子ども達の生活の様子、輝く瞳が伝わってくる。時折ジョークを交えながらの語りに、教室は笑いに包まれたり、ハッとしてシーンとしたりと、身を乗り出して聞き入る生徒たち。特に中学3年という受験を控えたこの時期に、それぞれ思うことがあったのではないでしょうか。

私たちは恵まれた環境にいること、一方で世界には字が読めない書けない、勉強したくても学校に行くことができない、そんな子ども達がいること。でもその子ども達の輝く瞳。幸せっていったい何なんだろう。

世の中は情報であふれているけれど、知らないことが実は多い。知ること、そして経験すること、自分事として考えること、そこから自分ができる何かを考えること。生徒の皆さんも先生方も、そしてもちろん私自身も、それぞれに考えるきっかけとなる授業でした。全員が退室したあと片付けているとき、宍戸さんがうるっとしているのが印象的でした。

今回、貴重な機会をいただいた宍戸さん、AEFA谷川さんはじめスタッフの皆さま、本日はありがとうございました!

※AEFA Facebookページはこちら

Facebookアジア教育友好協会

雪もやんだ帰り道、紅葉も突然の寒さにきりっとしたようでした。

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