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Wokeが暴走してクレオパトラ7世を黒人にしてしまう

 Wokeは政治的理由で歴史を捏造する。マルクス史観みたい。

 エジプトのファラオに黒人がいなかったか?――と言えばそうではなくエジプト第25王朝が今のスーダン当たりを根拠地としていたクシュ王国を母体とする黒人王朝とされている。こういった歴史を取り上げずにメジャーどころを捏造するのはK-ヒストリーにみられる特徴だがWoke界隈も負けず劣らず。



 エジプトの最後のファラオとされているクレオパトラ7世だが、この王朝は、プトレマイオス1世を始祖とする。プトレマイオス1世はマケドニア王アレクサンダー三世の直属の部下でギリシア系のマケドニア人である。古代ギリシア人が黒人であると言うエビデンスは皆無なので黒人であるはずもない。ちなみに金髪であるエビデンスもない。金髪の遺伝子はプレ=ノルマン人から発生したと考えられ、そこにやってきたゲルマン人は金髪幼女好きだからゲルマン人に広がったと考えられる。そうなると古代ギリシア人は黒髪である可能性が高い。ゲルマン人はスラブ人と混血してスラブ人が南下してマケドニアにすみついてマケドニア人を名乗っていたので、スラブ系マケドニア人には金髪がいるのだが、古代ギリシアにはいないとされる。この部分をごちゃ混ぜにしては行けない。ただし古代マケドニア人はギリシア系でもドーリア人とされているがはっきりとはして居ない。ギリシア人はマケドニアを蛮族として蔑んでいたもの。ドーリア人は鉄器を持って南下してきたとされているので、ヒッタイトの辺縁民族かそのものの可能性が高い。

 ただしファラオは太陽王の子を名乗っているので髪を金色に染めていてもおかしくはないけど。

 プトレマイオス朝の最初の国王はマケドニア人。問題はその後の家系図。

クレオパトラ7世の父親はプトレマイオス12世で、母親はクレオパトラ6世である。この二人は兄弟である。祖父はプトレマイオス9世で、祖母は不明らしい。曾祖父はプトレマイオス8世で曾祖母はクレオパトラ3世になる。この二人は叔父と姪の関係にある。

 プトレマイオス8世の父親はプトレマイオス1世で母親はクレオパトラ1世である。クレオパトラ3世の父親はプトレマイオス6世で母親はクレオパトラ2世である。この二人は兄弟で父親はプトレマイオス1世で母親はクレオパトラ1世。つまり不明の部分を除いて近親相姦で家系が続いている。

 しかし、プトレマイオス一族が血統を限りなく重視して居ることから不明の部分も親族か最悪ギリシア系と考えられる。銀貨などの遺跡から見つかった証拠もギリシア系であることを証明している。そうなると100%マケドニア人であり、黒人になるはずもない。

 クレオパトラ7世は最初弟のプトレマイオス13世と結婚していたが、ユリウス=カエサルとアントニウスとも子をなしている。ちなみにユリウス=カエサルはユリウス氏族の出身でトロイ人のアイネイアースの末裔を自称していた。アントニウスは平民出身なのでよく分からないが、ヘラクレスの末裔を自称していたらしい。



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