見出し画像

メンタル系エンターテインメント『檸檬牧場』第0回 ラジオを始めました 



メンタル系のラジオを始める

カウンセラーってどのような人なのか、わかりにくい。
だからカウンセリングを受けるのはちょっとためらう。

そのような声を以前から多く聞いていました。
しかしながら、それを改善しようとするカウンセラーはまだまだ少ないのが現状。

「身近に相談できるカウンセリング」の普及を目指す私としては、これはとても大きな課題でした。
課題が分かりつつも、それを放置しておくのもカウンセラーとしては良くない。
どうにかできないだろうかと、いろいろと取り組んできました。
(このnoteに文章を書くのも、「カウンセリングの普及」活動のひとつです)

そのようなとき、知人のザッパさんに相談したところ、
「Mi代表、それならラジオですよ! 今、音声メディアが来てますから」
Youtubeと比べて手軽に始めることができて、しかも「個性が良く伝わる」不思議なメディアがラジオ。 

そこで調べてみると、たしかにラジオ配信をしているメンタル系の専門家がたくさんいます。「こころの悩みの付き合い方」「発達障がいとは何か?」。メンタル系の話は需要がありそうです。

そこで私も「メンタルヘルスについて勉強するラジオを始めようか」と乗り気になったのですが、ザッパさんはひとこと「それでは個性がないですよ。ほかの人がしているので」と。「Mi代表は変な人なのですから、それをもっと前面に出した方が良いですよ」と助言。

たしかにカウンセラーが「メンタルヘルスの知識」を語ったとしても個性は伝わらない。つまりカウンセラー選びの基準には全くならない。それよりも普段、カウンセラーはどのようなことを考えているのか、何に関心があるのか、そういった「カウンセラーの個性」を伝える方が、クライエントにとってはカウンセラーを選ぶときの手掛かりになる。

そう思いました。

当然、「このカウンセラー面白いな!」と肯定的に受け取ってくれる人もいれば、「この人はちょっと気持ち悪い、合わないな」と思う人もいるでしょう。でもそれはクライエントがご自身で相性を判断してくれることであり、ある意味では有難いことかもしれません。文章だけでは判断できない部分を音声で補って下さるのですから。

利点も考えると、カウンセリングとは結局、カウンセラーとクライエントの言葉のやり取りが中心です。つまりラジオで音声を聞いていると、クライエントにとっては「ああ、あのカウンセラーはこのような話し方で、こんな内容を話すのだな」とイメージがしやすい。だからカウンセリングに行く前から、実際のセッションをイメージできる。そのような利点もあるでしょう。 

それがカウンセリングを受けるときのハードルを下げられるかもしれないと思いました。 

 

ラジオ収録と公開日

アシスタントのザッパさんは、なかなかの話し上手であり、聴き上手です。どちらかというと、内気で話すのが苦手というカウンセラーの典型例である私の話を上手く引き出して下さいます。

今回は収録日にまずは話すためのアイディアを出そうと雑談を始めたのですが、あっというまに数時間が過ぎました。たった15分の番組なのに話のネタ合わせが数時間。しかも、その内容はほとんど使われないという、場をかなり温めての収録でした。

それほど雑談をしていたのに本番は1回録り。事前打ち合わせは「今日はエイプリルフールなのでうそをテーマに話しましょう」(初回の内容)だけ。その場で思いついた話をしています。

でも聴いてみるとこのライブ感が面白い。手元のタイマーで15分間一気に話しました。(編集上、15分を超えますが)。

では公開日をどうして4月1日にしたかというと。4月が新年度の始まりなので、新しいことが始まるにはいい時期だという理由と、もう一つはメンタルヘルスに関する理由があります。

それは「月曜日はメンタル的に不調な人が多い」ということです。

日曜日の夜にテレビを見ながら次の日の仕事を考えると、メンタルが落ち込むことを「サザエさん症候群」といったりしますが。月曜日というのは1週間の仕事始まりであり、心身の負担も大きく、1日を長く感じる日です。

そんな週初めの疲れる1日を過ごした人に、ちょっとでも楽しんでもらって次の日からの活力にしてもらう。という応援もかねて毎週月曜夜19時放送ということに決めました。

メンタルヘルスの話題を身近に話せるような社会を目指す!というのも、私とザッパさんの大きな目標でもあります。

週1回ペースでゆっくりと放送を続けていきたいと思います。今後ともどうぞ応援をよろしくお願いいたします。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?